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第2章 光
第5話 偽りの気持ち
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★◇◆◇◆◇◆◇
小屋へ向かう道中、ノウェムはターメリックとクランに話し続けていた。
商人の子どもなので、物心ついたときから商売について色々と学んできたこと。
あるとき、今までの人生が、すべて父をはじめとする家族の言葉通りに生きてきただけだということに、ふと気がついたこと。
……などなど。
「そんなこと考えてたら、いても立っても居られなくなっちまって……オレは、すぐに荷づくりを始めていたんだ。そして、その日のうちに荷台ひとつで旅に出た」
「へぇ……家族には、何て言って出てきたの?」
「え? 特に何も言ってないし、家には何ヶ月も帰っていないけど……まぁ、緊急の連絡もないし、大丈夫じゃないかな」
「そ、そうなんだ……」
なんか、とっても自由なんだなぁ。
ターメリックには、思い立ったらすぐに家を出られる環境が羨ましかった。
ぼくなんて、なんでも父さんの意見に従ってばっかりだもんなぁ。
ここへ来たのだって、半分くらいは父さんに言われたからだし……
いやいや、ぼくのことは置いておいて。
ターメリックは、ノウェムの話を聞きながら、マスカーチ公国の商人たちの姿を想像した。
何も言わずに旅に出たノウェム君を、自由にさせてくれている家族だもんね……
きっと、優しい人たちばかりで、ノウェム君のことを遠くから見守ってくれているんだろうなぁ。
……なんて、心温まることを考えていたターメリックだったが、この穏やかな想像は荷台をひと目見たカメリアによって壊されてしまうのだった。
「大型船と小豆のエンブレム……! これは、マスカーチ公国の豪商、ピケノ=オエスシィ家のものじゃないか!」
お昼時になり、クランとターメリックを呼びに小屋から出てきたらしいカメリアは、マスカーチ公国商人の荷台に目を丸くしていた。
ぴ……
ぴけ、の……おえ、し……?
ダメだ、頭の中ですら発音できない!
変なことで音を上げるターメリックの前では、カメリアがノウェムを「ふむふむ」と観察していた。
「君は、ピケノ=オエスシィ家当主の息子さんかな?」
「当主はオレの兄さんだよ。最近、親父が仕事を譲ったんだ。オレとは年の離れた兄さんで、もう奥さんもいるよ」
「ああ、そういえばクリスタン神様からのお告げで聞いた気がするな。いやぁ、すまんすまん。すっかり忘れていたよ」
「なんだよぉ、神の使いが聞いて呆れるなぁ!」
カメリアとノウェムは、初対面とは思えないほど打ち解けた会話を交わしている。
その様子を、クランが遠巻きに眺めていた。
ターメリックには、楽しげなふたりに駆け寄ることを我慢しているように見えた。
ああ、そうか……
別れが辛いのが嫌だから、仲良くならないように、最初から避けているんだ。
自分の心を守るためには、仕方のないことかもしれない。
でも、クラン君……
ぼくは、そのほうが寂しくて辛いことだと思うけどなぁ。
「おっと、つい立ち話になってしまったね。少し早いけど、みんなでお昼ご飯にしよう」
ノウェムと話し込んでいたカメリアが、ふと気がついたように後ろに佇むターメリックとクランに声をかけた。
すると……
今まで石のように気配を消していたクランが突然、疾風のように駆け出して小屋の中へと入っていった。
???
な、なんだ?
今の言葉のどこに、駆け出す要素があったんだ?
ターメリックが驚きながら後ろ姿を見送っていると、同じくクランを見ていたカメリアの「あ~」という声が聞こえてきた。
「クランはねぇ、食べ物のことになると、今までの不機嫌な様子はどこへやら、ほんの少しだけ元気になったり優しくなったりするんだよ。料理をしている間は、何も考えなくていいから……なんて、よく言っているんだ」
「へぇ……」
そういえば……
ターメリックは、昨日の午後に出してもらった手作りクッキーを思い出した。
『焼きたてクッキー、よかったら食べて』
あのとき、乱暴なようでいて優しい声をかけてくれたのは、だれあろうクランだった。
あった……
クラン君と仲良くなるための、取っ掛り……!
食べ物の話をすればいいんだ!
ターメリックの頭の中で、立ち込めていた霧が晴れていくような気がした。
そして、ふと何か思い出しそうになったものの……
そんなターメリックやカメリアの事情を知らないノウェムが、
「お昼ご飯! やっほぅ!」
と、大袈裟に小躍りしたせいで、思い出しそうになった何かは、またどこかへ行ってしまった。
まあ、いいか。
今じゃなきゃダメってわけじゃないし。
……お腹も空いたし。
ターメリックは、弾むような足取りのノウェムを案内するカメリアの後に続いて、小屋へと入っていった。
★◇◆◇◆◇◆◇
「ピケノ=オエスシィ家のノウェム君、といったね……お店のほうは、手伝わなくてもいいのかな?」
「昔は、手伝ってたんだけど……でも、自分が本当にやりたいことを突き詰めていくうちに、旅に出たくなって、そのまま家を出てきたんだ」
「ふむ……となると、ターメリック君の家出少年説もハズレではなかったかな」
「え、そうですか?」
居間のテーブルを囲み、ロールパンを頬張りながら、ターメリックたちはノウェムの話に耳を傾けていた。
「実は、昔から親父と馬が合わなくて、家に居づらかったんだ。それで、荷台を引いて各国を巡る旅に出た。で、ここまで来たんだ」
「馬が合わない……」
「どうにも考え方が真逆っていうか、分かり合えないっていうか……仲良くなんて無理!」
そう言うと、ノウェムは苦々しげにコンソメスープを飲み干した。
ノウェム君、すごいな……
ぼくなんて、父さんと意見が食い違うことばかりだったけど、家を出ようなんて考えたこともないや。
ターメリックは、ロールパンを食べ終えてコンソメスープをすすった。
クランが急いで作ったというスープは、野菜の甘みに軽い塩味が優しい味を引き立てていた。
クランはというと、先ほど駆け出した元気はどこへやら、黙々とロールパンをちぎって食べている。
ターメリックには、なんだかイライラしているようにも見えた。
それでもカメリアは気にすることなく、ノウェムにしみじみと語りかけた。
「クリスタニアは、旅人たちの休憩所だ。来る者は拒まず、去る者は追わず。ノウェム君も、好きなだけ暮らしてくれて構わないよ。もちろん、すぐに旅立ってもいい。あ、スープおかわりいるかな?」
「やったぁ! いただきます!」
ノウェムがお椀を差し出すと、カメリアはいそいそと台所へと向かい、たっぷりとおかわりを注いだお椀を持って帰ってきた。
カメリアによると、クランの手料理は義父であるムロン直伝のものだという。
ターメリックがスープをすする隣で、お椀を受け取ったノウェムもしみじみと味わっている。
「こういうの食べるの、久しぶりだなぁ。今までずっと野宿だったし、オレは料理とかできないから……美味しくて、何杯でも食えそう!」
「それは何より……よかったね、クラン。手料理が褒められて」
「この人に褒められても嬉しくないけど」
クランはロールパンを食べながら、刺々しくぼそっと呟いた。
そのまま何も言わずに黙ってしまったので、そのまま気まずい沈黙が続く。
しかし、クランの事情を知らないノウェムは、
「旅ってほんとに楽しくてさぁ」
と、刺々しい呟きを気にすることなく話を続けた。
「いろんな国を旅してきて、いろんな人に出会えて楽しかったなぁ。出会いがあれば別れがあるわけだけど、オレは別れが悲しいなんて思ったことはないんだ」
その言葉に、ロールパンをちぎっていたクランの手が止まった。
つづく
小屋へ向かう道中、ノウェムはターメリックとクランに話し続けていた。
商人の子どもなので、物心ついたときから商売について色々と学んできたこと。
あるとき、今までの人生が、すべて父をはじめとする家族の言葉通りに生きてきただけだということに、ふと気がついたこと。
……などなど。
「そんなこと考えてたら、いても立っても居られなくなっちまって……オレは、すぐに荷づくりを始めていたんだ。そして、その日のうちに荷台ひとつで旅に出た」
「へぇ……家族には、何て言って出てきたの?」
「え? 特に何も言ってないし、家には何ヶ月も帰っていないけど……まぁ、緊急の連絡もないし、大丈夫じゃないかな」
「そ、そうなんだ……」
なんか、とっても自由なんだなぁ。
ターメリックには、思い立ったらすぐに家を出られる環境が羨ましかった。
ぼくなんて、なんでも父さんの意見に従ってばっかりだもんなぁ。
ここへ来たのだって、半分くらいは父さんに言われたからだし……
いやいや、ぼくのことは置いておいて。
ターメリックは、ノウェムの話を聞きながら、マスカーチ公国の商人たちの姿を想像した。
何も言わずに旅に出たノウェム君を、自由にさせてくれている家族だもんね……
きっと、優しい人たちばかりで、ノウェム君のことを遠くから見守ってくれているんだろうなぁ。
……なんて、心温まることを考えていたターメリックだったが、この穏やかな想像は荷台をひと目見たカメリアによって壊されてしまうのだった。
「大型船と小豆のエンブレム……! これは、マスカーチ公国の豪商、ピケノ=オエスシィ家のものじゃないか!」
お昼時になり、クランとターメリックを呼びに小屋から出てきたらしいカメリアは、マスカーチ公国商人の荷台に目を丸くしていた。
ぴ……
ぴけ、の……おえ、し……?
ダメだ、頭の中ですら発音できない!
変なことで音を上げるターメリックの前では、カメリアがノウェムを「ふむふむ」と観察していた。
「君は、ピケノ=オエスシィ家当主の息子さんかな?」
「当主はオレの兄さんだよ。最近、親父が仕事を譲ったんだ。オレとは年の離れた兄さんで、もう奥さんもいるよ」
「ああ、そういえばクリスタン神様からのお告げで聞いた気がするな。いやぁ、すまんすまん。すっかり忘れていたよ」
「なんだよぉ、神の使いが聞いて呆れるなぁ!」
カメリアとノウェムは、初対面とは思えないほど打ち解けた会話を交わしている。
その様子を、クランが遠巻きに眺めていた。
ターメリックには、楽しげなふたりに駆け寄ることを我慢しているように見えた。
ああ、そうか……
別れが辛いのが嫌だから、仲良くならないように、最初から避けているんだ。
自分の心を守るためには、仕方のないことかもしれない。
でも、クラン君……
ぼくは、そのほうが寂しくて辛いことだと思うけどなぁ。
「おっと、つい立ち話になってしまったね。少し早いけど、みんなでお昼ご飯にしよう」
ノウェムと話し込んでいたカメリアが、ふと気がついたように後ろに佇むターメリックとクランに声をかけた。
すると……
今まで石のように気配を消していたクランが突然、疾風のように駆け出して小屋の中へと入っていった。
???
な、なんだ?
今の言葉のどこに、駆け出す要素があったんだ?
ターメリックが驚きながら後ろ姿を見送っていると、同じくクランを見ていたカメリアの「あ~」という声が聞こえてきた。
「クランはねぇ、食べ物のことになると、今までの不機嫌な様子はどこへやら、ほんの少しだけ元気になったり優しくなったりするんだよ。料理をしている間は、何も考えなくていいから……なんて、よく言っているんだ」
「へぇ……」
そういえば……
ターメリックは、昨日の午後に出してもらった手作りクッキーを思い出した。
『焼きたてクッキー、よかったら食べて』
あのとき、乱暴なようでいて優しい声をかけてくれたのは、だれあろうクランだった。
あった……
クラン君と仲良くなるための、取っ掛り……!
食べ物の話をすればいいんだ!
ターメリックの頭の中で、立ち込めていた霧が晴れていくような気がした。
そして、ふと何か思い出しそうになったものの……
そんなターメリックやカメリアの事情を知らないノウェムが、
「お昼ご飯! やっほぅ!」
と、大袈裟に小躍りしたせいで、思い出しそうになった何かは、またどこかへ行ってしまった。
まあ、いいか。
今じゃなきゃダメってわけじゃないし。
……お腹も空いたし。
ターメリックは、弾むような足取りのノウェムを案内するカメリアの後に続いて、小屋へと入っていった。
★◇◆◇◆◇◆◇
「ピケノ=オエスシィ家のノウェム君、といったね……お店のほうは、手伝わなくてもいいのかな?」
「昔は、手伝ってたんだけど……でも、自分が本当にやりたいことを突き詰めていくうちに、旅に出たくなって、そのまま家を出てきたんだ」
「ふむ……となると、ターメリック君の家出少年説もハズレではなかったかな」
「え、そうですか?」
居間のテーブルを囲み、ロールパンを頬張りながら、ターメリックたちはノウェムの話に耳を傾けていた。
「実は、昔から親父と馬が合わなくて、家に居づらかったんだ。それで、荷台を引いて各国を巡る旅に出た。で、ここまで来たんだ」
「馬が合わない……」
「どうにも考え方が真逆っていうか、分かり合えないっていうか……仲良くなんて無理!」
そう言うと、ノウェムは苦々しげにコンソメスープを飲み干した。
ノウェム君、すごいな……
ぼくなんて、父さんと意見が食い違うことばかりだったけど、家を出ようなんて考えたこともないや。
ターメリックは、ロールパンを食べ終えてコンソメスープをすすった。
クランが急いで作ったというスープは、野菜の甘みに軽い塩味が優しい味を引き立てていた。
クランはというと、先ほど駆け出した元気はどこへやら、黙々とロールパンをちぎって食べている。
ターメリックには、なんだかイライラしているようにも見えた。
それでもカメリアは気にすることなく、ノウェムにしみじみと語りかけた。
「クリスタニアは、旅人たちの休憩所だ。来る者は拒まず、去る者は追わず。ノウェム君も、好きなだけ暮らしてくれて構わないよ。もちろん、すぐに旅立ってもいい。あ、スープおかわりいるかな?」
「やったぁ! いただきます!」
ノウェムがお椀を差し出すと、カメリアはいそいそと台所へと向かい、たっぷりとおかわりを注いだお椀を持って帰ってきた。
カメリアによると、クランの手料理は義父であるムロン直伝のものだという。
ターメリックがスープをすする隣で、お椀を受け取ったノウェムもしみじみと味わっている。
「こういうの食べるの、久しぶりだなぁ。今までずっと野宿だったし、オレは料理とかできないから……美味しくて、何杯でも食えそう!」
「それは何より……よかったね、クラン。手料理が褒められて」
「この人に褒められても嬉しくないけど」
クランはロールパンを食べながら、刺々しくぼそっと呟いた。
そのまま何も言わずに黙ってしまったので、そのまま気まずい沈黙が続く。
しかし、クランの事情を知らないノウェムは、
「旅ってほんとに楽しくてさぁ」
と、刺々しい呟きを気にすることなく話を続けた。
「いろんな国を旅してきて、いろんな人に出会えて楽しかったなぁ。出会いがあれば別れがあるわけだけど、オレは別れが悲しいなんて思ったことはないんだ」
その言葉に、ロールパンをちぎっていたクランの手が止まった。
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