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第3章 叡智
第12話 鳴らない音色
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◆◇★◇◆◇◆◇
……?
クィントゥムは、自分の目を疑った。
どうして、こんなところに小屋が……?
ここは、狭いながらも人が行き来する道のはずだが……
恐る恐る近づいてみると、なんとなく見覚えのある小屋だとわかった。
小麦畑の近くに建てられた、収穫用の小屋である。
そうそう簡単に動かせるものではない。
と、いうことは……
小屋が動いた、ことになる、のか……?
そんな馬鹿な。
あたりを見回しても、同じような小屋は見当たらず、広大な小麦畑が広がるのみ。
ひとつひとつの小屋は、離れて建てられているようだ。
……いやいや、ありえない。
いくら先ほどの地震が竜の王イゾリータの起こしたものだとしても、毒気が生物以外に感染するわけが……
「……」
そのとき、クィントゥムの脳裏に昨日の出来事が蘇ってきた。
盗人のトックリは、広場の中央で村人たちに囲まれていた。
決してひとりではなかったはずなのに、孤独感につけ入るイゾリータに見つかり、毒気の餌食となった……
クリスタン神話によれば、竜の王イゾリータの毒気は『物理的に独りでいる生物』に感染するといわれている。
しかし、昨日のトックリは『独り』ではなかったし、目の前に現れた小屋も『生物』ではない。
いったい、何が起こっているのか。
クィントゥムは、怪しい小屋を前に「ふむ」と顎に指を添えた。
まずは、昨日のトックリの件……
クリスタン神話には書かれていなかったが、イゾリータの毒気は人の心を読み、精神的に孤独を感じている生物にも感染するのではないだろうか。
次に、目の前の小屋の件……
先ほどと同じように考えると、イゾリータの毒気が感染するのは、生物だけでなく物理的に独りでいる無機物も対象となるのかもしれない。
神話には何の記載もないから、これは証拠のない、まったくの推論に過ぎない。
しかし……
ない、とも言い切れない。
ありえないと、否定する証拠もないからだ。
「……この世界には、まだまだ知らないことがたくさんあるようだ」
もうすっかり暗記したと思っていたクリスタン神話だが、こうして新しい事実を知るというのもまた楽しいものだな。
そんなクィントゥムの呟きに、目の前の小屋が微かに反応した。
カタッと音を立てて、ほんの少し前進したように見える。
……このままでは、昨日と同じことが起こる。
クィントゥムは、咄嗟に愛用の杖を構えた。
叡智の剣では、攻撃魔法は使えない。
知識は人々を守るものであって、攻撃するものではないからだろう。
そのため、小屋を燃やしたり破壊したりすることはできない。
しかし、その代わり……
クィントゥムが思い浮かべた場所へ、飛ばすことならできる。
どこか、遠くへ……
クィントゥムは、歩いてきた小麦畑を鮮明に思い出し、杖を振るった。
しかし。
……
杖の先端で揺れる鈴は、ただ揺れるだけで、何の音もしなかった。
??
クィントゥムは思わず杖の先端を覗き込んだ。
鈴は、確かにそこにあった。
しかし、構造的に音も鳴るはずなのに、目に見えるだけで何も聴こえない。
いったい、何が起こっているんだ??
クィントゥムは、まじまじと杖を見つめた。
しかし、この謎の答えが書いてあるわけもない。
それよりも困ったことになった……
鈴が鳴らないと、魔法が使えないじゃないか!
クィントゥムは、何度も何度も杖を振るった。
しかし、鈴は鳴らず、魔法も発動しない。
そうこうしているうちに、目の前の小屋が不気味な唸り声をあげて、クィントゥム目がけて突進してきた。
くっ……
まずいことになった……!
茂みへ逃げ込んだクィントゥムを、小屋が追いかけてくる。
下敷きにされそうになりながら、クィントゥムは茂みの奥へと駆けていく。
この先がどこに続いているのかもわからない、けもの道である。
それでも逃げなければ、クィントゥムにこの先の未来はなかった。
……いったい、どうしたというのだろう。
きっと、何か原因があるはずだ。
何か、原因が……
「……」
朝日が眩しくなってきた細道を駆けていくクィントゥムの脳裏に、とある言葉が蘇ってきた。
『大量の知識を自慢して、仲間に褒められて……それで満足なんて、小さい人生だな』
昨日の地震が起こる前に、トックリが吐き捨てた言葉だ。
それが、頭の中をぐるぐると回り続けている。
「……」
未知の力で自走して追いかけてくる小屋に向かって杖をいくら振るおうと、何も起こらない。
焦るクィントゥムのこめかみに、冷や汗が浮く。
そして、ついに……
細道の茂みが途切れ、目の前に断崖が現れた。
太陽の向きから考えて、どうやら西の海、外海側へと出てしまったらしい。
危うく大海原へ飛び出す勢いだったクィントゥムは、迫り出した崖を背にして、追いかけてきた小屋へと向き直った。
ここで魔法が発動しなければ、私は海に突き飛ばされて……
せっかく叡智の剣に選んでもらったが、使命を果たす前に、すべて終わってしまうだろう。
「……」
じりじりと間合いを詰めてくる小屋に向かって、クィントゥムは大きく深呼吸をした。
落ち着け、落ち着け……
集中、集中……
だんだんと、息切れが治まってくる。
これなら大丈夫だ。
……と、思ったのだが。
『大量の知識を自慢して、仲間に褒められて……それで満足なんて、小さい人生だな』
またしてもトックリの言葉が脳裏を駆け巡っていき、集中が途切れてしまった。
鈴は鳴らず、魔法は発動しない。
「くそっ……っ!」
叡智の剣が、こんなにも持ち主の精神状態に影響されて、使えなくなってしまうものだとは……
まったく知らなかった。
もしかすると、クリスタン神話にはまだまだ知らない情報があるのではないか……?
だとしたら私は、もっと……
もっと知りたい……!
クィントゥムが杖から目線を上げた、そのとき。
間近に迫っていた小屋が、それまでよりも素早く動いたかと思うと、クィントゥムに体当たりを繰り出した。
避ける暇もなかった……
クィントゥムは、山際の影が揺れる西の海へと投げ出されてしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
その昔……
モンド大陸が、まだひとつの大きな国だった頃。
不思議な謎かけをする老人が国内を旅していた。
老人が出題する謎とは、
『それは、手に入れようと思えば簡単に手に入る。しかし、捨てようとしても簡単には捨てられない。手に入れても褒められるとは限らないし、貶されることもある。しかし、決して無駄になることはない。いつか必ず、役に立つ時が来る……それは、何か』
というようなものだった。
老人は、この謎とともに長らく旅を続けたが、残念ながら謎を解く者には出会えずにいた。
そろそろ体力の限界か……
次の街で出会えなければ、そのときは……
よし、次が最後のひとりだな。
老人は立ち寄った宿屋で、青年に声をかけた。
ぼんやりとして、何を考えているのかわからないような、無表情の青年である。
しかし、最後のひとりと決めてしまったので仕方がない。
老人の謎かけに、青年は眠そうな目をして考えていた。
しかし、たった数分考えただけで、青年は小さな声でこう答えた。
『それは、知識だ』
青年の答えに老人は目を見張った。
それはまさしく、老人が長年求めていた「正解」だったのだ。
そう、それは「知識」……
よくぞ当ててくれた。
これで私も、ようやくクリスタン神様の元へ戻ることができる。
老人は、青年に一振りの剣を託すと、光の粒となって天空へと溶けていった。
……これがクリスタン神話に書かれている、博識な青年ヘルベーヨ・マルティーノが伝説の剣の一振り、叡智の剣に選ばれるまでの少し変わったお話である。
つづく
……?
クィントゥムは、自分の目を疑った。
どうして、こんなところに小屋が……?
ここは、狭いながらも人が行き来する道のはずだが……
恐る恐る近づいてみると、なんとなく見覚えのある小屋だとわかった。
小麦畑の近くに建てられた、収穫用の小屋である。
そうそう簡単に動かせるものではない。
と、いうことは……
小屋が動いた、ことになる、のか……?
そんな馬鹿な。
あたりを見回しても、同じような小屋は見当たらず、広大な小麦畑が広がるのみ。
ひとつひとつの小屋は、離れて建てられているようだ。
……いやいや、ありえない。
いくら先ほどの地震が竜の王イゾリータの起こしたものだとしても、毒気が生物以外に感染するわけが……
「……」
そのとき、クィントゥムの脳裏に昨日の出来事が蘇ってきた。
盗人のトックリは、広場の中央で村人たちに囲まれていた。
決してひとりではなかったはずなのに、孤独感につけ入るイゾリータに見つかり、毒気の餌食となった……
クリスタン神話によれば、竜の王イゾリータの毒気は『物理的に独りでいる生物』に感染するといわれている。
しかし、昨日のトックリは『独り』ではなかったし、目の前に現れた小屋も『生物』ではない。
いったい、何が起こっているのか。
クィントゥムは、怪しい小屋を前に「ふむ」と顎に指を添えた。
まずは、昨日のトックリの件……
クリスタン神話には書かれていなかったが、イゾリータの毒気は人の心を読み、精神的に孤独を感じている生物にも感染するのではないだろうか。
次に、目の前の小屋の件……
先ほどと同じように考えると、イゾリータの毒気が感染するのは、生物だけでなく物理的に独りでいる無機物も対象となるのかもしれない。
神話には何の記載もないから、これは証拠のない、まったくの推論に過ぎない。
しかし……
ない、とも言い切れない。
ありえないと、否定する証拠もないからだ。
「……この世界には、まだまだ知らないことがたくさんあるようだ」
もうすっかり暗記したと思っていたクリスタン神話だが、こうして新しい事実を知るというのもまた楽しいものだな。
そんなクィントゥムの呟きに、目の前の小屋が微かに反応した。
カタッと音を立てて、ほんの少し前進したように見える。
……このままでは、昨日と同じことが起こる。
クィントゥムは、咄嗟に愛用の杖を構えた。
叡智の剣では、攻撃魔法は使えない。
知識は人々を守るものであって、攻撃するものではないからだろう。
そのため、小屋を燃やしたり破壊したりすることはできない。
しかし、その代わり……
クィントゥムが思い浮かべた場所へ、飛ばすことならできる。
どこか、遠くへ……
クィントゥムは、歩いてきた小麦畑を鮮明に思い出し、杖を振るった。
しかし。
……
杖の先端で揺れる鈴は、ただ揺れるだけで、何の音もしなかった。
??
クィントゥムは思わず杖の先端を覗き込んだ。
鈴は、確かにそこにあった。
しかし、構造的に音も鳴るはずなのに、目に見えるだけで何も聴こえない。
いったい、何が起こっているんだ??
クィントゥムは、まじまじと杖を見つめた。
しかし、この謎の答えが書いてあるわけもない。
それよりも困ったことになった……
鈴が鳴らないと、魔法が使えないじゃないか!
クィントゥムは、何度も何度も杖を振るった。
しかし、鈴は鳴らず、魔法も発動しない。
そうこうしているうちに、目の前の小屋が不気味な唸り声をあげて、クィントゥム目がけて突進してきた。
くっ……
まずいことになった……!
茂みへ逃げ込んだクィントゥムを、小屋が追いかけてくる。
下敷きにされそうになりながら、クィントゥムは茂みの奥へと駆けていく。
この先がどこに続いているのかもわからない、けもの道である。
それでも逃げなければ、クィントゥムにこの先の未来はなかった。
……いったい、どうしたというのだろう。
きっと、何か原因があるはずだ。
何か、原因が……
「……」
朝日が眩しくなってきた細道を駆けていくクィントゥムの脳裏に、とある言葉が蘇ってきた。
『大量の知識を自慢して、仲間に褒められて……それで満足なんて、小さい人生だな』
昨日の地震が起こる前に、トックリが吐き捨てた言葉だ。
それが、頭の中をぐるぐると回り続けている。
「……」
未知の力で自走して追いかけてくる小屋に向かって杖をいくら振るおうと、何も起こらない。
焦るクィントゥムのこめかみに、冷や汗が浮く。
そして、ついに……
細道の茂みが途切れ、目の前に断崖が現れた。
太陽の向きから考えて、どうやら西の海、外海側へと出てしまったらしい。
危うく大海原へ飛び出す勢いだったクィントゥムは、迫り出した崖を背にして、追いかけてきた小屋へと向き直った。
ここで魔法が発動しなければ、私は海に突き飛ばされて……
せっかく叡智の剣に選んでもらったが、使命を果たす前に、すべて終わってしまうだろう。
「……」
じりじりと間合いを詰めてくる小屋に向かって、クィントゥムは大きく深呼吸をした。
落ち着け、落ち着け……
集中、集中……
だんだんと、息切れが治まってくる。
これなら大丈夫だ。
……と、思ったのだが。
『大量の知識を自慢して、仲間に褒められて……それで満足なんて、小さい人生だな』
またしてもトックリの言葉が脳裏を駆け巡っていき、集中が途切れてしまった。
鈴は鳴らず、魔法は発動しない。
「くそっ……っ!」
叡智の剣が、こんなにも持ち主の精神状態に影響されて、使えなくなってしまうものだとは……
まったく知らなかった。
もしかすると、クリスタン神話にはまだまだ知らない情報があるのではないか……?
だとしたら私は、もっと……
もっと知りたい……!
クィントゥムが杖から目線を上げた、そのとき。
間近に迫っていた小屋が、それまでよりも素早く動いたかと思うと、クィントゥムに体当たりを繰り出した。
避ける暇もなかった……
クィントゥムは、山際の影が揺れる西の海へと投げ出されてしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
その昔……
モンド大陸が、まだひとつの大きな国だった頃。
不思議な謎かけをする老人が国内を旅していた。
老人が出題する謎とは、
『それは、手に入れようと思えば簡単に手に入る。しかし、捨てようとしても簡単には捨てられない。手に入れても褒められるとは限らないし、貶されることもある。しかし、決して無駄になることはない。いつか必ず、役に立つ時が来る……それは、何か』
というようなものだった。
老人は、この謎とともに長らく旅を続けたが、残念ながら謎を解く者には出会えずにいた。
そろそろ体力の限界か……
次の街で出会えなければ、そのときは……
よし、次が最後のひとりだな。
老人は立ち寄った宿屋で、青年に声をかけた。
ぼんやりとして、何を考えているのかわからないような、無表情の青年である。
しかし、最後のひとりと決めてしまったので仕方がない。
老人の謎かけに、青年は眠そうな目をして考えていた。
しかし、たった数分考えただけで、青年は小さな声でこう答えた。
『それは、知識だ』
青年の答えに老人は目を見張った。
それはまさしく、老人が長年求めていた「正解」だったのだ。
そう、それは「知識」……
よくぞ当ててくれた。
これで私も、ようやくクリスタン神様の元へ戻ることができる。
老人は、青年に一振りの剣を託すと、光の粒となって天空へと溶けていった。
……これがクリスタン神話に書かれている、博識な青年ヘルベーヨ・マルティーノが伝説の剣の一振り、叡智の剣に選ばれるまでの少し変わったお話である。
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