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第6章 希望
第7話 冒険の裏側で
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★◇◆◇◆◇◆◇
ん……?
なんだろう……
ターメリックと仲間たちも、クワトロにつられて上を向いた。
雲ひとつない青空が、西のほうから橙色に染まり始めている。
特に変わったものは見えなかったが、ただひとりレードル姫だけは「あら」と声を漏らした。
何か見つけたらしい。
「あれは……鳩? こっちへ飛んできているみたい」
「あ、それです! よかったぁ、暗くなる前に帰ってきてくれて」
クワトロは、ほっと胸を撫で下ろしていた。
鳩……?
ターメリックは、レードル姫が「あそこ」と指さす場所をじっと見つめてみた。
すると、青と橙色が溶け合う空の中に小さな黒い点が見えた。
それは次第に羽を広げた鳥の形になり、ターメリックたちの頭上を小さく旋回したかと思うと、こちらに向かってゆっくりと下降を始めた。
小さな白い鳩である。
クワトロの肩にとまった白い鳩は、見慣れないターメリックたちに驚いているのか「くるくる」と喉の奥で鳴いていた。
クワトロは「よしよし」と鳩の喉元を撫でた。
「この子はボクの伝書鳩です。名前はビブリア。お使いを頼んでたんですけど、どうにも先方からの返事に時間がかかってしまったみたいで、遅くならないか心配していたんです。だってほら、鳥は『鳥目』ですから」
ビブリアと呼ばれた白い鳩の足首には、細長い紙が結わえてあった。
これが「先方からの返事」らしく、何重にも折り重ねられた紙が紐状になっているようだった。
クワトロは紙をほどくと、破れないよう丁寧に開いて読み始めた。
文字が細すぎるため、近くで見ていたターメリックにすら何と書いてあるのかわからないほどだ。
だれからの、何の手紙なんだろう。
気になるけど、ぼくたちには関係ない商談の話だろうし、あまり首を突っ込むのはやめておこう。
……聞いてもわからないから、ってわけじゃないからね!
ターメリックが言い訳じみた言葉を心の中で並べている間にも、
「……」
クワトロは黙々と手紙を読み進めていた。
しかし、その顔は次第に曇っていった。
そばに控える精霊メールとテルトレーモが心配そうに顔を見合せていると、クワトロは大きなため息とともに空を仰いだ。
「交渉失敗、か……これからのこと、旦那様と話し合わないとなぁ。まあでも、まずは晩ご飯だね。テルトレーモ、この手紙を旦那様に届けておいて」
晴れない顔のクワトロから手紙を受け取ったテルトレーモは「承知」と返事をして、小さな地響きとともに地中へと消えた。
大海原の精霊メールが、残されたクワトロの肩を後ろから優しく抱いている。
「……深刻な問題が発生したようだね」
何が起こったのかわからない仲間たちを代表して、クィントゥムが尋ねた。
すると、クワトロは深刻な顔で頷いて、重たい口を開いた。
「マスカーチ公国とスパイス帝国との武器にまつわる交渉が決裂してしまったんです……この国が征服されるのも、時間の問題かもしれません」
★◇◆◇◆◇◆◇
それは、ターメリックがクリスタニアへ飛ばされた日から続く、マスカーチ公国とスパイス帝国の静かなる戦いだった。
マスカーチ公国は、正確にいうとヌフ=ブラゾン王国の「属国」という立ち位置で、国として他国と交渉することは許されていない。
そのため、政治的な問題はヌフ=ブラゾン王国に一任されている。
スパイス帝国のカイエン皇帝が今は亡きクレソンを宰相としてヌフ=ブラゾン王国へ送り込んだのは、マスカーチ公国の武器商人たちに直接命令を下すためでもあったのだ。
ターメリックたちは、晩餐の席へと案内される道中、クワトロからマスカーチ公国とスパイス帝国との関係を聞かせてもらった。
マスカーチ公国の武器商人たちが、スパイス帝国への武器輸出を拒否し続けていること。
それを、マスカーチ公国の代表としてクワトロが交渉を任されていること。
そして現在……
スパイス帝国の代表から、武器輸出の件でマスカーチ公国へと攻め込む準備が整ったとの手紙が届いたこと。
知らなかった……
ぼくが仲間を集めている間に、スパイス帝国はそんなことをしていたんだ。
父さん……
まだ、無事でいてよね。
ターメリックは、人知れず拳を握りしめていた。
たどり着いた先は、大きな食堂だった。
大きな丸いテーブルと、そこに並べられた数々の手料理たち。
前菜にスープ、焼きたてのパン、芳ばしい香りの肉料理。
それらが11人分用意されている。
わぁ~! すご~い!
……すごいすごい!
元々語彙力のないターメリックは、語彙力欠乏症で息絶えだえになりながらテーブルを見回した。
と、そこですでにひとり、席に着いている人物がいることに気がついた。
手紙を熱心に読んでいるらしく、ターメリックのいる場所からでは顔が見えない。
その手紙を持つ手はゴツゴツとしていて、ひと目で男性のものとわかった。
茶色の髪はくせっ毛らしく、四方八方に跳ねていて忙しない。
そして着ている着物は、そちらに詳しくないターメリックでもわかるほど上等なものだ。
あれ、もしかしてあの手紙って……
ターメリックが気がついたときにはもう、その人物は口を開いていた。
「一時はどうなることかと思ったよ。ヌフ=ブラゾン王国のグリシーヌ国王陛下が、親友であるユキヒラ国王が治めるパン王国へ宣戦布告なさろうとするなんて……未遂で済んで何よりだ」
手紙をテーブルに置くと、彼は「ふぅ」とため息をついた。
視線は手紙に向けられたままだが、その真剣な表情はノウェムのそれとよく似ている。
年齢は30代後半くらいなので、おそらく彼が……
「旦那様、その手紙にも書いてありますが、すべてはスパイス帝国の計画だったみたいですよ。計画が失敗したから、早急にこのマスカーチ公国を征服して、武器を自由に使いたいのかと」
「ああ、ジェロニモの言う通りだ。しかしなぁ、せっかくこちらがヌフ=ブラゾン王国に従うと申し出たというのに……って、ジェロニモ! いるならいると教えてくれればいいのに」
「ありゃ。てっきり気づいていらっしゃると思ってましたよ」
クワトロに声をかけられて、旦那様と呼ばれた男性は目を丸くしつつ、すっくと立ち上がった。
座っているときはわからなかったが、意外と背が高く、ターメリックたちの中でも長身のクィントゥムが見上げるほどである。
「君たちのことは、妻のアガタから聞いているよ。私は、ベント・ピケノ=オエスシィ。世間的にはピケノ=オエスシィ家第18代当主という堅苦しい肩書きがついているけれど、あまり気にしないでいいよ。弟のアゴスティーノがお世話になってます」
ベントと名乗ったノウェムの兄は、さりげなく一同を見回し、クィントゥムに右手を差し出した。
おそらく弟の仲間たちのリーダーと握手をかわそうとしたのだと、クィントゥムにはすぐにわかったらしい。
自分は軽く会釈して、ターメリックの背中をずいっと前に押し出した。
その勢いでターメリックはベントと握手したものの、心の準備もなく上手な挨拶ができるわけもなかった。
……いや、準備していても無理だっただろう。
「あ、初めまして! ターメリック・ジュストです! えっと……真実の剣に選ばれちゃったので、一応ぼくがリーダーなんですけど、リーダーらしいことなんて何もできなくて……あ、ノウェム君にはお世話になりっぱなしです!」
「そうかそうか君がリーダーか、大変申し訳ない。確かに言われてみると、リーダーが良く似合いそうな感じがするね」
「……?」
ベントの言葉に、ターメリックは首を傾げるばかりだった。
リーダーが良く似合う……?
つづく
ん……?
なんだろう……
ターメリックと仲間たちも、クワトロにつられて上を向いた。
雲ひとつない青空が、西のほうから橙色に染まり始めている。
特に変わったものは見えなかったが、ただひとりレードル姫だけは「あら」と声を漏らした。
何か見つけたらしい。
「あれは……鳩? こっちへ飛んできているみたい」
「あ、それです! よかったぁ、暗くなる前に帰ってきてくれて」
クワトロは、ほっと胸を撫で下ろしていた。
鳩……?
ターメリックは、レードル姫が「あそこ」と指さす場所をじっと見つめてみた。
すると、青と橙色が溶け合う空の中に小さな黒い点が見えた。
それは次第に羽を広げた鳥の形になり、ターメリックたちの頭上を小さく旋回したかと思うと、こちらに向かってゆっくりと下降を始めた。
小さな白い鳩である。
クワトロの肩にとまった白い鳩は、見慣れないターメリックたちに驚いているのか「くるくる」と喉の奥で鳴いていた。
クワトロは「よしよし」と鳩の喉元を撫でた。
「この子はボクの伝書鳩です。名前はビブリア。お使いを頼んでたんですけど、どうにも先方からの返事に時間がかかってしまったみたいで、遅くならないか心配していたんです。だってほら、鳥は『鳥目』ですから」
ビブリアと呼ばれた白い鳩の足首には、細長い紙が結わえてあった。
これが「先方からの返事」らしく、何重にも折り重ねられた紙が紐状になっているようだった。
クワトロは紙をほどくと、破れないよう丁寧に開いて読み始めた。
文字が細すぎるため、近くで見ていたターメリックにすら何と書いてあるのかわからないほどだ。
だれからの、何の手紙なんだろう。
気になるけど、ぼくたちには関係ない商談の話だろうし、あまり首を突っ込むのはやめておこう。
……聞いてもわからないから、ってわけじゃないからね!
ターメリックが言い訳じみた言葉を心の中で並べている間にも、
「……」
クワトロは黙々と手紙を読み進めていた。
しかし、その顔は次第に曇っていった。
そばに控える精霊メールとテルトレーモが心配そうに顔を見合せていると、クワトロは大きなため息とともに空を仰いだ。
「交渉失敗、か……これからのこと、旦那様と話し合わないとなぁ。まあでも、まずは晩ご飯だね。テルトレーモ、この手紙を旦那様に届けておいて」
晴れない顔のクワトロから手紙を受け取ったテルトレーモは「承知」と返事をして、小さな地響きとともに地中へと消えた。
大海原の精霊メールが、残されたクワトロの肩を後ろから優しく抱いている。
「……深刻な問題が発生したようだね」
何が起こったのかわからない仲間たちを代表して、クィントゥムが尋ねた。
すると、クワトロは深刻な顔で頷いて、重たい口を開いた。
「マスカーチ公国とスパイス帝国との武器にまつわる交渉が決裂してしまったんです……この国が征服されるのも、時間の問題かもしれません」
★◇◆◇◆◇◆◇
それは、ターメリックがクリスタニアへ飛ばされた日から続く、マスカーチ公国とスパイス帝国の静かなる戦いだった。
マスカーチ公国は、正確にいうとヌフ=ブラゾン王国の「属国」という立ち位置で、国として他国と交渉することは許されていない。
そのため、政治的な問題はヌフ=ブラゾン王国に一任されている。
スパイス帝国のカイエン皇帝が今は亡きクレソンを宰相としてヌフ=ブラゾン王国へ送り込んだのは、マスカーチ公国の武器商人たちに直接命令を下すためでもあったのだ。
ターメリックたちは、晩餐の席へと案内される道中、クワトロからマスカーチ公国とスパイス帝国との関係を聞かせてもらった。
マスカーチ公国の武器商人たちが、スパイス帝国への武器輸出を拒否し続けていること。
それを、マスカーチ公国の代表としてクワトロが交渉を任されていること。
そして現在……
スパイス帝国の代表から、武器輸出の件でマスカーチ公国へと攻め込む準備が整ったとの手紙が届いたこと。
知らなかった……
ぼくが仲間を集めている間に、スパイス帝国はそんなことをしていたんだ。
父さん……
まだ、無事でいてよね。
ターメリックは、人知れず拳を握りしめていた。
たどり着いた先は、大きな食堂だった。
大きな丸いテーブルと、そこに並べられた数々の手料理たち。
前菜にスープ、焼きたてのパン、芳ばしい香りの肉料理。
それらが11人分用意されている。
わぁ~! すご~い!
……すごいすごい!
元々語彙力のないターメリックは、語彙力欠乏症で息絶えだえになりながらテーブルを見回した。
と、そこですでにひとり、席に着いている人物がいることに気がついた。
手紙を熱心に読んでいるらしく、ターメリックのいる場所からでは顔が見えない。
その手紙を持つ手はゴツゴツとしていて、ひと目で男性のものとわかった。
茶色の髪はくせっ毛らしく、四方八方に跳ねていて忙しない。
そして着ている着物は、そちらに詳しくないターメリックでもわかるほど上等なものだ。
あれ、もしかしてあの手紙って……
ターメリックが気がついたときにはもう、その人物は口を開いていた。
「一時はどうなることかと思ったよ。ヌフ=ブラゾン王国のグリシーヌ国王陛下が、親友であるユキヒラ国王が治めるパン王国へ宣戦布告なさろうとするなんて……未遂で済んで何よりだ」
手紙をテーブルに置くと、彼は「ふぅ」とため息をついた。
視線は手紙に向けられたままだが、その真剣な表情はノウェムのそれとよく似ている。
年齢は30代後半くらいなので、おそらく彼が……
「旦那様、その手紙にも書いてありますが、すべてはスパイス帝国の計画だったみたいですよ。計画が失敗したから、早急にこのマスカーチ公国を征服して、武器を自由に使いたいのかと」
「ああ、ジェロニモの言う通りだ。しかしなぁ、せっかくこちらがヌフ=ブラゾン王国に従うと申し出たというのに……って、ジェロニモ! いるならいると教えてくれればいいのに」
「ありゃ。てっきり気づいていらっしゃると思ってましたよ」
クワトロに声をかけられて、旦那様と呼ばれた男性は目を丸くしつつ、すっくと立ち上がった。
座っているときはわからなかったが、意外と背が高く、ターメリックたちの中でも長身のクィントゥムが見上げるほどである。
「君たちのことは、妻のアガタから聞いているよ。私は、ベント・ピケノ=オエスシィ。世間的にはピケノ=オエスシィ家第18代当主という堅苦しい肩書きがついているけれど、あまり気にしないでいいよ。弟のアゴスティーノがお世話になってます」
ベントと名乗ったノウェムの兄は、さりげなく一同を見回し、クィントゥムに右手を差し出した。
おそらく弟の仲間たちのリーダーと握手をかわそうとしたのだと、クィントゥムにはすぐにわかったらしい。
自分は軽く会釈して、ターメリックの背中をずいっと前に押し出した。
その勢いでターメリックはベントと握手したものの、心の準備もなく上手な挨拶ができるわけもなかった。
……いや、準備していても無理だっただろう。
「あ、初めまして! ターメリック・ジュストです! えっと……真実の剣に選ばれちゃったので、一応ぼくがリーダーなんですけど、リーダーらしいことなんて何もできなくて……あ、ノウェム君にはお世話になりっぱなしです!」
「そうかそうか君がリーダーか、大変申し訳ない。確かに言われてみると、リーダーが良く似合いそうな感じがするね」
「……?」
ベントの言葉に、ターメリックは首を傾げるばかりだった。
リーダーが良く似合う……?
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