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第1章雑貨屋編
第1話:始まり
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目が覚めると同時に違和感を覚えた。
自分は朝なかなか起きれない人間なので大量の目覚まし時計を枕の周りに置いているのだ。
なのにその音が一切ない。
そこから頭が覚醒していくと同時に汗と焦燥感が一気に溢れてきた。
電池切れか故障かは不明だが結果として自分はいつもの時間に起きれていない、すなわち・・・
「寝坊!遅刻!会議!やばい!」
そしてベッドから飛び起きると同時に更なる違和感に気づいた。
「俺の部屋じゃ・・・ない?」
石の壁に木の扉、開け放たれた窓も木の板でできている。家具類もクローゼットと机、椅子があるが全部木でできている。材質が木であることは不思議ではないが何故か違和感を感じる。この部屋の感じ、なんかどっかで見たことあるような・・・あ、あれだ世界の不思議を発見する番組で見たんだ。確か中世ヨーロッパとかそんな感じだった。でもなんで俺はこんなところに・・・?必死に思い出そうとするが自分の部屋で眠ったことまでしか思い出せない。
「待て、一旦落ち着こうきっと記憶が混濁してるんだ。まず俺は誰だ?桂木創太(かつらぎそうた)23才会社員おわぁ!?」
焦る気持ちを抑えようとぶつぶつつぶやいていた俺は突然の出来事に叫び声をあげた。頭の中に何かの情報が流れ込んできたのだ。
名前:桂木創太
年齢 :23
職業:会社員
HP:100/100
MP:998999/1000000
筋力:25
体力:18
敏捷:22
知力:864
スキル:創造
物質辞書
過程省略
称号:異世界からの漂流者
趣味:ゲーム、漫画
・・・
・・・
なんだこれ?名前と年齢から考えると俺のことか?職業まではわかるがHPやMP、挙句の果てにスキルって・・・ゲームじゃあるまいし。それに称号・・・異世界からの漂流者?どういうことだ?そのあとも続々と情報が流れてくる。
流れてきた情報に困惑していると声をかけられた。
「あー・・・大丈夫か?カツラギソウタ?」
声のした方向を向くと女性がいた。
肩まで伸ばした赤い髪とキリッとした赤い瞳、身体には銀色の金属製の鎧を纏っている。赤髪に赤い瞳、だけでも現代日本ではまずお目にかからない要素(最近はカラコン等も流行っているとはいえ)だが鎧なんてコスプレ会場か美術館、もしくは洋風レストランくらいでしか見られないんじゃないか。しかしそんな鎧でさえどうでもよくなってしまいそうな特徴が他にもある。それはドラゴンのような角と羽と尻尾である。こちらもコスプレ会場に行けば見れそうではあるが問題なのはそのリアルさである。硬そうな鱗の1枚1枚は作り物には一切見えない。本物なんて見たことないけどね。
じーっと見ていると彼女は心配そうに声をかけてきた。
「聞こえているか?どこか痛むのか?」
その声にはっとした俺は慌てて返答する。
「すいません。ぼーっとしてただけです。えっと・・・どちらさまでしょうか?」
「私はステラという。Sランク冒険者だ。」
と彼女は胸を張ってそう言った。冒険者・・・?探検家みたいなもんかな?そこはもうこの際置いとこう。さっきから情報が多すぎる。
一番大事なところからいこう。ここがどこなのかということだ。
「すいません。ここはどこでしょうか?」
「ここはドラゴニカ王国の南東に位置する町、ロットにある私の別荘の一室だ。」
ん?聞き間違いかな?家で寝て覚めたら外国でしたなんてあるわけないし。
「よく聞こえませんでした。もう一度お願いします。」
「ドラゴニカ王国の南東に位置する町、ロットにある私の別荘の一室だ。」
聞き間違いじゃなかった・・・
「ん?冒険者が別荘を持っていてはおかしいか?Sランクともなれば稼ぎ的におかしくはないと思うんだが。」
俺の反応を見た彼女は不思議そうに言う。
いや俺が気になったのはその部分ではないんだが。ドラゴニカ王国ってどこだ?
さっきは頭が処理を拒否したが現代にそんな国は無いだろう。百歩譲ってあったとしてもその国では日本語はきっと通じない。っていうか通じてたまるか、そんな国ならとっくの昔に日本で有名になってるわ。これだけペラペラ通じてるのだからここは日本のどこかだろう。
仕方ない、別の方向から攻めてみよう。誘導尋問みたいで心苦しいが俺も生活が懸かってるんだ、四の五の言ってられない。寝て起きたらよくわからない場所でコスプレイヤーに保護されましたなんて話が会社に通じるとは思えないし。
「どうして俺はここに?」
「この町に来る途中で倒れていたところを保護したんだ。何があったか覚えてないのか?」
倒れてた?ということは夢遊病か何かで徘徊してしまっていた?それとも誘拐?いやさすがにそれはないか。俺を誘拐するメリットがあるようには思えない。隠れた需要?考えたくもないな。
「いやちょっとわからないです。」
俺は素直に答えた。
「記憶喪失ってやつか?いやそれにしては名前は覚えているようだしな・・・」
そりゃ記憶喪失じゃないしな。まぁ厳密には眠ってから今までの間に何かがあって、そのことを忘れている可能性もあるんだが・・・っていうか名前を呼ばれたのは気のせいじゃなかったのか。俺のつぶやきは彼女にしっかり聞かれていたようだ。ちょっと恥ずかしい。
しかしこれでは埒が明かない、こうなれば強行突破だ。正直目の前の彼女に本気で取り押さえられたら逃げられる自信は無いが・・・一応保護してくれたみたいだし、手荒な真似はされないだろう。
「お世話になりました。用事があるので帰ります。このお礼は今すぐは無理ですが必ず致します。」
そうそう、何があったかはわからないが助けてくれたんだ。いつかお礼はしないとな。俺はそう言ってベッドから降りた。
「おいちょっとまて、二日も眠ったままだったんだ急に動かない方がいい」
二日!?会議どころの話じゃないじゃないか、早く会社に連絡しないと。失踪なんてことになったら大事だぞ。親にも連絡がいくだろうからあとで連絡しよう。
彼女の制止にも応じず、俺は部屋の外へ出た。
部屋の外は長い廊下だった。相当大きい別荘なのだろう、Sランク冒険者って儲かってるんだな・・・そんなことを考えながら廊下を走る。途中で執事服を着た男性とすれ違うが気にしない。執事なのにヤギの角なのかとか突っ込まないぞ。
突き当りを曲がると広間に出た。そこで大きな両開きの扉を発見した。恐らくこれが外への扉だろう。
・・・内心、嫌な予感はしていた。コスプレにしては完成度の高いドラゴンのような角と翼に尻尾。赤い髪も瞳もきれいな色だった。どう見ても作り物には見えなかった。それに頭に流れ込んできた情報の一部である称号、「異世界からの漂流者」・・・だから俺は一縷の望みを賭けて慌てて外に出た。
「うそだろ・・・」
外に出ると信じられない光景が広がっていた。
動物の耳や尻尾が生えた人たちが普通に歩いている。中にはまんま犬や猫みたいな動物が二足歩行しているようなのもいる。一応頬もつねってみた。痛い。夢ではない。
俺はどうやら異世界に迷い込んでしまったらしい。
そう悟った矢先、俺は意識を失った。
自分は朝なかなか起きれない人間なので大量の目覚まし時計を枕の周りに置いているのだ。
なのにその音が一切ない。
そこから頭が覚醒していくと同時に汗と焦燥感が一気に溢れてきた。
電池切れか故障かは不明だが結果として自分はいつもの時間に起きれていない、すなわち・・・
「寝坊!遅刻!会議!やばい!」
そしてベッドから飛び起きると同時に更なる違和感に気づいた。
「俺の部屋じゃ・・・ない?」
石の壁に木の扉、開け放たれた窓も木の板でできている。家具類もクローゼットと机、椅子があるが全部木でできている。材質が木であることは不思議ではないが何故か違和感を感じる。この部屋の感じ、なんかどっかで見たことあるような・・・あ、あれだ世界の不思議を発見する番組で見たんだ。確か中世ヨーロッパとかそんな感じだった。でもなんで俺はこんなところに・・・?必死に思い出そうとするが自分の部屋で眠ったことまでしか思い出せない。
「待て、一旦落ち着こうきっと記憶が混濁してるんだ。まず俺は誰だ?桂木創太(かつらぎそうた)23才会社員おわぁ!?」
焦る気持ちを抑えようとぶつぶつつぶやいていた俺は突然の出来事に叫び声をあげた。頭の中に何かの情報が流れ込んできたのだ。
名前:桂木創太
年齢 :23
職業:会社員
HP:100/100
MP:998999/1000000
筋力:25
体力:18
敏捷:22
知力:864
スキル:創造
物質辞書
過程省略
称号:異世界からの漂流者
趣味:ゲーム、漫画
・・・
・・・
なんだこれ?名前と年齢から考えると俺のことか?職業まではわかるがHPやMP、挙句の果てにスキルって・・・ゲームじゃあるまいし。それに称号・・・異世界からの漂流者?どういうことだ?そのあとも続々と情報が流れてくる。
流れてきた情報に困惑していると声をかけられた。
「あー・・・大丈夫か?カツラギソウタ?」
声のした方向を向くと女性がいた。
肩まで伸ばした赤い髪とキリッとした赤い瞳、身体には銀色の金属製の鎧を纏っている。赤髪に赤い瞳、だけでも現代日本ではまずお目にかからない要素(最近はカラコン等も流行っているとはいえ)だが鎧なんてコスプレ会場か美術館、もしくは洋風レストランくらいでしか見られないんじゃないか。しかしそんな鎧でさえどうでもよくなってしまいそうな特徴が他にもある。それはドラゴンのような角と羽と尻尾である。こちらもコスプレ会場に行けば見れそうではあるが問題なのはそのリアルさである。硬そうな鱗の1枚1枚は作り物には一切見えない。本物なんて見たことないけどね。
じーっと見ていると彼女は心配そうに声をかけてきた。
「聞こえているか?どこか痛むのか?」
その声にはっとした俺は慌てて返答する。
「すいません。ぼーっとしてただけです。えっと・・・どちらさまでしょうか?」
「私はステラという。Sランク冒険者だ。」
と彼女は胸を張ってそう言った。冒険者・・・?探検家みたいなもんかな?そこはもうこの際置いとこう。さっきから情報が多すぎる。
一番大事なところからいこう。ここがどこなのかということだ。
「すいません。ここはどこでしょうか?」
「ここはドラゴニカ王国の南東に位置する町、ロットにある私の別荘の一室だ。」
ん?聞き間違いかな?家で寝て覚めたら外国でしたなんてあるわけないし。
「よく聞こえませんでした。もう一度お願いします。」
「ドラゴニカ王国の南東に位置する町、ロットにある私の別荘の一室だ。」
聞き間違いじゃなかった・・・
「ん?冒険者が別荘を持っていてはおかしいか?Sランクともなれば稼ぎ的におかしくはないと思うんだが。」
俺の反応を見た彼女は不思議そうに言う。
いや俺が気になったのはその部分ではないんだが。ドラゴニカ王国ってどこだ?
さっきは頭が処理を拒否したが現代にそんな国は無いだろう。百歩譲ってあったとしてもその国では日本語はきっと通じない。っていうか通じてたまるか、そんな国ならとっくの昔に日本で有名になってるわ。これだけペラペラ通じてるのだからここは日本のどこかだろう。
仕方ない、別の方向から攻めてみよう。誘導尋問みたいで心苦しいが俺も生活が懸かってるんだ、四の五の言ってられない。寝て起きたらよくわからない場所でコスプレイヤーに保護されましたなんて話が会社に通じるとは思えないし。
「どうして俺はここに?」
「この町に来る途中で倒れていたところを保護したんだ。何があったか覚えてないのか?」
倒れてた?ということは夢遊病か何かで徘徊してしまっていた?それとも誘拐?いやさすがにそれはないか。俺を誘拐するメリットがあるようには思えない。隠れた需要?考えたくもないな。
「いやちょっとわからないです。」
俺は素直に答えた。
「記憶喪失ってやつか?いやそれにしては名前は覚えているようだしな・・・」
そりゃ記憶喪失じゃないしな。まぁ厳密には眠ってから今までの間に何かがあって、そのことを忘れている可能性もあるんだが・・・っていうか名前を呼ばれたのは気のせいじゃなかったのか。俺のつぶやきは彼女にしっかり聞かれていたようだ。ちょっと恥ずかしい。
しかしこれでは埒が明かない、こうなれば強行突破だ。正直目の前の彼女に本気で取り押さえられたら逃げられる自信は無いが・・・一応保護してくれたみたいだし、手荒な真似はされないだろう。
「お世話になりました。用事があるので帰ります。このお礼は今すぐは無理ですが必ず致します。」
そうそう、何があったかはわからないが助けてくれたんだ。いつかお礼はしないとな。俺はそう言ってベッドから降りた。
「おいちょっとまて、二日も眠ったままだったんだ急に動かない方がいい」
二日!?会議どころの話じゃないじゃないか、早く会社に連絡しないと。失踪なんてことになったら大事だぞ。親にも連絡がいくだろうからあとで連絡しよう。
彼女の制止にも応じず、俺は部屋の外へ出た。
部屋の外は長い廊下だった。相当大きい別荘なのだろう、Sランク冒険者って儲かってるんだな・・・そんなことを考えながら廊下を走る。途中で執事服を着た男性とすれ違うが気にしない。執事なのにヤギの角なのかとか突っ込まないぞ。
突き当りを曲がると広間に出た。そこで大きな両開きの扉を発見した。恐らくこれが外への扉だろう。
・・・内心、嫌な予感はしていた。コスプレにしては完成度の高いドラゴンのような角と翼に尻尾。赤い髪も瞳もきれいな色だった。どう見ても作り物には見えなかった。それに頭に流れ込んできた情報の一部である称号、「異世界からの漂流者」・・・だから俺は一縷の望みを賭けて慌てて外に出た。
「うそだろ・・・」
外に出ると信じられない光景が広がっていた。
動物の耳や尻尾が生えた人たちが普通に歩いている。中にはまんま犬や猫みたいな動物が二足歩行しているようなのもいる。一応頬もつねってみた。痛い。夢ではない。
俺はどうやら異世界に迷い込んでしまったらしい。
そう悟った矢先、俺は意識を失った。
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