ちっちゃい悪役令息は婚約者から逃げられない

めっちゃ抹茶

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閑話 リュカの気持ち。

逃げ場など何処にもないのだと悟った俺は
、おとなしく魔力を流し、部屋に閉じこもった。


さて、俺は乙女ゲームの世界に悪役令息リュカとして転生した。
というよりは前世を思い出した、と言う方が正しいのか。ぼんやりとだが昔の記憶がある。リュカがリュカだった頃の。

リュカには幼い頃から婚約者がいる。
それはセフィアス第一王子。

伴侶探し中の今、婚約者の存在は効力を持たない。相性の良さが全てだ。
たとえ、どれだけ好きで愛していようともこの学園に入ってしまえば好きな人が伴侶になるなど夢のまた夢。


記憶を辿れば、
王子と会える日を心待ちにして、精一杯着飾って。王子に笑ってほしくて一生懸命頑張ってる小さいヒュカがいる。

………リュカは王子のこと好きだったみてーだな。ひたすら、ただただ一途に。
残念だったな、今は俺だからあいつのことは好きでもなんでもない。
だから相手があいつじゃなくても全く問題ない。

顔は攻略キャラで一番好きだったけど。
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