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プロローグ
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暗闇の町の外れで屈強な男達が、縄で縛られ猿轡をされた容姿端麗な女子供を馬車に積み込んでいた。
「早くしろ!警備隊が来るぞ!」
「この女が最後だ!」
「へへへ、今日は良い品が手に入った。これは高値が付くぞぉ」
最後の1人はメイド服だった。
女性らしい柔らかそうな体に縄が食い込んでいて、露出が無いが逆に淫靡に見えた。
顔立ちは平民メイドだろうに目鼻立ちがはっきりとした美しい造り。
逃げる手段がないだろうに、それでも気の強そうな眦がキッと男たちを睨んでいた。
「いいねぇ、気の強い女はそそられるぜぇ。売るのが勿体ないくらいだ。味見くらいしても良いよなぁ?」
男の1人がメイドの顎を掴み顔を己の方へ向けさせた。
少し潤んだ瞳が男を強く睨みつける。
その眼差しに男は舌なめずりをした。
「今回はお貴族様の依頼だ!一切手を出すなよ。処女なら定価の5倍の値段で売れるんだからな!!」
「でもよ~この女こんな色っぽい体して本当に処女か?貫通済みなら1度くらい味見してもバレねぇだろぉ?」
「それは大丈夫だ。今回の依頼主は相当の潔癖でな。他人と性行為の経験が有るか無いかを調べる魔道具まで用意誰たんだ。間違いなく今日の獲物は処女ばかりだ。味見は許さねぇ」
「ちっ、勿体ない。だが10倍で売れるならその金で別の女買った方がお手頃だな。良かったなぁ姉ちゃん、えら~いお貴族様のマラで今まで守ってきた膜を破って貰えるってよぉ」
「~~~~~~っ!!」
メイドがじたじたと体を動かす。担いでいる男の腕から逃れようとするが、屈強な男は成人女性1人担いでも力が有り余っているらしくビクともしなかった。
「10倍の値で売るにはその女は安すぎるぞ。こちらへ返して貰おうか」
暗闇の中、鼓膜を震わせるような甘い中性的な声が路地裏に響いた。
「誰だっ!?」
「ん~っんん~~~~っ!!!」
メイドの顔に喜色が浮かぶ。
ジタバタとさらに体を揺らした。
「遅くなって済まなかったなモーヴ、今解放するからな」
「何だお前はっ!!!」
男達が腰に差した獲物を抜く。
3流日の品であろうことが分かる粗末な武器だ。
だがその刃が吸ってきた血の数は騎士たちの太刀より遥かに多い。
「私か?私は主婦だ!!」
黒い外套フードがまくれ、ソコから現れたのは濃すぎて黒にも見えるほどの紅の色をした髪と瞳を持つ絶世の美貌だった。
「早くしろ!警備隊が来るぞ!」
「この女が最後だ!」
「へへへ、今日は良い品が手に入った。これは高値が付くぞぉ」
最後の1人はメイド服だった。
女性らしい柔らかそうな体に縄が食い込んでいて、露出が無いが逆に淫靡に見えた。
顔立ちは平民メイドだろうに目鼻立ちがはっきりとした美しい造り。
逃げる手段がないだろうに、それでも気の強そうな眦がキッと男たちを睨んでいた。
「いいねぇ、気の強い女はそそられるぜぇ。売るのが勿体ないくらいだ。味見くらいしても良いよなぁ?」
男の1人がメイドの顎を掴み顔を己の方へ向けさせた。
少し潤んだ瞳が男を強く睨みつける。
その眼差しに男は舌なめずりをした。
「今回はお貴族様の依頼だ!一切手を出すなよ。処女なら定価の5倍の値段で売れるんだからな!!」
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「それは大丈夫だ。今回の依頼主は相当の潔癖でな。他人と性行為の経験が有るか無いかを調べる魔道具まで用意誰たんだ。間違いなく今日の獲物は処女ばかりだ。味見は許さねぇ」
「ちっ、勿体ない。だが10倍で売れるならその金で別の女買った方がお手頃だな。良かったなぁ姉ちゃん、えら~いお貴族様のマラで今まで守ってきた膜を破って貰えるってよぉ」
「~~~~~~っ!!」
メイドがじたじたと体を動かす。担いでいる男の腕から逃れようとするが、屈強な男は成人女性1人担いでも力が有り余っているらしくビクともしなかった。
「10倍の値で売るにはその女は安すぎるぞ。こちらへ返して貰おうか」
暗闇の中、鼓膜を震わせるような甘い中性的な声が路地裏に響いた。
「誰だっ!?」
「ん~っんん~~~~っ!!!」
メイドの顔に喜色が浮かぶ。
ジタバタとさらに体を揺らした。
「遅くなって済まなかったなモーヴ、今解放するからな」
「何だお前はっ!!!」
男達が腰に差した獲物を抜く。
3流日の品であろうことが分かる粗末な武器だ。
だがその刃が吸ってきた血の数は騎士たちの太刀より遥かに多い。
「私か?私は主婦だ!!」
黒い外套フードがまくれ、ソコから現れたのは濃すぎて黒にも見えるほどの紅の色をした髪と瞳を持つ絶世の美貌だった。
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