顔を焼かれ妹に荒野に捨てられた公爵令嬢、その身を偽り皇太子の護衛として王国へと帰還する

高井繭来

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【14話】

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 厨房に行って使用の許可を取ります。
 皇太子様の命だと言うとにこやかにスペースをかしてくれました。
 怖がられていますね皇太子様。
 なんせ『冷酷なる青の皇太子(笑)』ですからね。
 あ、(笑)は私の個人的な感想です。
 普通の人は後ろに(笑)はつけません。

 あの子供みたいな方が冷酷…冷酷、ねぇ。
 吹き出しそうです。
 あ、笑ってはいけないと思ったら逆に笑いのツボが刺激されて…。
 体が笑いを我慢するのでプルプル震えます。

 遠くからシェフたちが憐れみの視線を送ってきます。
 いや、別に皇太子様に命令されて嫌で作っている訳じゃないですから。
 皇太子様に恐怖して震えている訳じゃないので。
 ただちょっと笑いのツボにこう、きたものなんで。
 
 落ち着きましょう。
 
 はい、ひっひっふっ~。
 深呼吸をして少し落ち着きました。

 正装の袖を捲って手を洗い材料を用意します。

 ☆パンケーキ☆
 材料(2人前)
  卵黄 2個分
  (A)薄力粉 30g
  (A)ベーキングパウダー 1g
  サラダ油 大さじ1
  牛乳 大さじ1
  卵白 2個分
  グラニュー糖 30g
  無塩バター 10g
  チャービル 適量
  粉糖 適量
  有塩バター (トッピング用) 20g
  はちみつ 大さじ1

 作り方
  1.ボウルに卵黄、サラダ油、牛乳を加え、都度泡立て器でよく混ぜ合わせる。
  2.(A)を振るい入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
  3.別のボウルに卵白を入れハンドミキサーで泡立てる。ある程度泡立ってきたらグラニュー糖を数回に分けて入れ、ツノが立つまでしっかりと泡立てる。
  4.3の1/3を2に入れ泡立て器で混ぜ合わせる。残りの3をいれゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
  5.中火に熱したフライパンに無塩バターをひき、キッチンペーパーで伸ばす。
  6.4の1/3量を3つ、おたまですくいフライパンに入れる。ボウルに残った生地を上にのせ高さを出す。
  7.焼き色がついたら裏返し、蓋をして弱火で3分ほど蒸し焼きにし、焼き色がついたら火から下ろす。
  8.チャービルを添えたお皿に盛り付け、粉糖を振り、はちみつをかけ、有塩バターをのせたら完成。

 うん、我ながら良い出来です。
 マロン様の指導のお陰ですね。

 そしてロイヤルミルクティー。

 そもそも「ミルクティー」と「ロイヤルミルクティー」の違いとは何なのか?

『ミルクティー』は、やや濃い目にいれた熱い紅茶に少量の牛乳を加えて作ります。
 一方『ロイヤルミルクティー』は、熱湯と牛乳と一緒に茶葉を鍋で蒸らして作ります。前者はマイルドでありながら紅茶のキレのある風味が味わえ、後者はコクのあるリッチな味になります。

 ミルクティーは紅茶の華やかな香りがスッと鼻に抜け、コクがありながらもキレのある飲み口。グラニュー糖を少量加えると、ぐっと飲みごたえが出ます。

 ロイヤルミルクティーは、牛乳のコクと甘味の中に、茶葉の深い香りとうまみの存在感が際立っています。
 ミルクティーと同様に好みでグラニュー糖を加えたり、又、シナモンやスライスジンジャーなどのスパイスを加えて煮出すと、本格的なチャイになります。

 今回はチャイではなくノーマルなロイヤルミルクティーを。

 【材料】(ティーカップ2杯分)
  くみたての水道水…160ml
  茶葉…約6g
  牛乳…160ml

 【作り方】

  ①くみたての水道水を片手鍋で加熱し、沸騰したら火を止める
  ②茶葉を加えて蒸らす
  ①に茶葉を加え、蓋をして1~2分蒸らす。「牛乳を入れる前に茶葉を熱湯に入れることで、しっかりと茶葉を開かせ、より茶葉の味香りが引き立つミルクティーになる」
  ③牛乳を加えて弱火にかけ、小さな泡が出てきたら火を止めて蒸らす②に牛乳を加え、蓋をせずに弱火にかける。軽くかき混ぜながら、沸騰直前に火を止め、蓋をして5分ほど蒸らす。「ここでしっかり蒸らすことで、コクのある香り豊かなミルクティーになりる
  ④こしながらポットに移し、ポットからカップに注ぐ

 完成です。
 良く甘い食べ物にこんな甘い飲み物をお供に選択するものですね。
 甘党にもほどがあります。
 糖尿にならないよう食事にも管理を気を付けるようにしましょう。
 あと痛風も。
 皇太子が糖尿の通風持ちでは格好がつきませんからね。

 もうシャワーも済ませているでしょう。
 私はワゴンに力作を並べると皇太子さまの部屋へと向かうのでした。
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