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本編で語られなかったイチャラブ事情
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本日の予定。
ガフティラベル帝国からオグリに乗ってカカン迄ひとっ飛び。
ルインは猫大になってルーシュの方に乗っかっている。
荷物は鞄が1つ。
騎士をしていた時荷物を少しでも減らして旅をする技術が身についているせいで、ルーシュは無駄に軽装で旅が出来るスキルがある。
女の子の荷物と言うのは化粧品だけでも小さなポーチから魔法のように大量のメイク道具を出してくると言うのに、ルーシュの鞄の中にはその魔法のポーチは含まれていない。
無駄に非常食とか入ってある。
お腹が空いたから途中でこのマフィン食べましょ♡
家を出る前に作って来たんです、一緒に食べたいなって思って♡
みたいなやつでは無い。
ガチの携帯食だ。
鞄の中身は干し肉と干し米と乾燥野菜にドライフルーツが入っている。
お前は何処にクエストに行く気のなのかと問いただしてみたい。
だがアンドュとルーシュの2人では突っ込みが存在しなかった。
ボケとボケを掛け合わせたら天然しか生まれない。
平和な世界がそこにはある。
もう世界中の人間突っ込み属性捨てて天然ボケになれば良いんじゃね?
戦争なんて起きないよ?
何て何処かの全能神が考えた事があるとかないとか。
争いが起きない代わり人類の進化も無くなりそうなのでその案は却下である。
閑話休題
オグリに先にルーシュが乗り込む。
後ろにアンドュアイス。
大きな体ですっぽり覆われて、ルーシュの心臓は大運動会だ。
背中越しに体温が伝わってくる。
心地良いけど心臓に悪い。
しかも何かいい匂いするし?
女を魅了するフェロモンでも出ているのであろうか?
ルーシュはこのアンドュアイスの匂いが大好きで大の苦手である。
何故って頭が馬鹿になりそうだから。
人間発情している時はIQが下がるものなのである。
ルーシュもそれを自覚している。
だからあまり近寄りすぎないようにしているのだが、アンドュアイスのパーソナルスペースがルーシュに対しては0であるので、どんなにルーシュが距離をとってもいつの間にかすっぽり抱きかかえられていることが殆どだ。
本気で嫌なら抵抗すればいい。
ルーシュとて王国の聖騎士団に勤めていたのだ。
剣の腕は大陸でも10本の指には入るだろう。
それでアンドュアイスに勝つことは出来ないが、抗うならそれ程の実力があれば充分である。
魔術も扱えるし、本当に困っているなら何とでもしようがあるのだルーシュは。
ソレをしない理由。
惚れた弱みだ。
好きになった方が負け、と言うのは本当の事らしい。
アンドュアイスの一動に神経をこわばらせてしまう。
嫌な訳ではない。
ただひたすら恥ずかしいのだ。
「ルーシュ、しっかりオグリ鬣にしがみ付いていてね。一応風よけの結界張るけどかなり上空まで明るしスピード出すから」
「ひゃいぃ」
耳元で囁かれて変な声が出た。
無駄に声が良い。
顔も体も能力も血筋も頭も良いとか、神様はこの男にどれだけ与えれば気が済むのだ、とルーシュは心友の前の神様に恨み言をぶつけた。
もうその神様は心友に倒されて、お陰で心友が神様になっちゃった訳なのであるが。
人生何があるか分からない。
まさか神様とマブダチになる日が来ようとは。
だがそれ以上に自分が女として恋をするとは。
ルーシュ的にはそちらの方が驚きである。
自分がこんなに乙女だなんて知らなかった。
アンドュアイス限定で、ルーシュの思考は乙女になってしまう。
今考えている事は背中に汗をかきませんように!
汗臭くなりませんように!
である。
密着は嬉しいが心臓に悪いしメンタルにも悪い。
男の群れに居たころには汗臭かろうが気にもしなかったのに、女は恋をすることで変わるものである。
「じゃぁ行くよルーシュ、オグリよろしく」
『了解なの!』
アンドュアイスの逞しい腕がルーシュの腰に回された。
バランスを保つためだけの意味合いだが、ルーシュにとってはそうはならない。
抱きしめられた状態でカカン迄向かうのか!?
て言うか腕が逞しくて長い。
綺麗な筋肉のつき方をしているのが服越しでも分かる。
いやいや、そんなこと考えてたら益々背中の汗が酷くなる。
『ご主人殿、氷属性の魔術で体温を下げたら良いのではないか?』
(その手があったか!!)
そんな事も思いつかない程ルーシュはテンパっていたらしい。
ルーシュは火・水・風・土の4代属性以外に木と氷の属性も持っている。
体を冷やすなんてお手の物である。
『サンキュールイン!』
念話で使い魔にお礼を言う。
そしてすぐさま氷の術式で身体の体温を冷やした。
そのために「ルーシュの身体冷たくて気持ちイイね~♬」なんてアンドュアイスに言われて更に密着されることになるのだが、温かい目で皆この不憫な少女を見守ってやって欲しい。
ガフティラベル帝国からオグリに乗ってカカン迄ひとっ飛び。
ルインは猫大になってルーシュの方に乗っかっている。
荷物は鞄が1つ。
騎士をしていた時荷物を少しでも減らして旅をする技術が身についているせいで、ルーシュは無駄に軽装で旅が出来るスキルがある。
女の子の荷物と言うのは化粧品だけでも小さなポーチから魔法のように大量のメイク道具を出してくると言うのに、ルーシュの鞄の中にはその魔法のポーチは含まれていない。
無駄に非常食とか入ってある。
お腹が空いたから途中でこのマフィン食べましょ♡
家を出る前に作って来たんです、一緒に食べたいなって思って♡
みたいなやつでは無い。
ガチの携帯食だ。
鞄の中身は干し肉と干し米と乾燥野菜にドライフルーツが入っている。
お前は何処にクエストに行く気のなのかと問いただしてみたい。
だがアンドュとルーシュの2人では突っ込みが存在しなかった。
ボケとボケを掛け合わせたら天然しか生まれない。
平和な世界がそこにはある。
もう世界中の人間突っ込み属性捨てて天然ボケになれば良いんじゃね?
戦争なんて起きないよ?
何て何処かの全能神が考えた事があるとかないとか。
争いが起きない代わり人類の進化も無くなりそうなのでその案は却下である。
閑話休題
オグリに先にルーシュが乗り込む。
後ろにアンドュアイス。
大きな体ですっぽり覆われて、ルーシュの心臓は大運動会だ。
背中越しに体温が伝わってくる。
心地良いけど心臓に悪い。
しかも何かいい匂いするし?
女を魅了するフェロモンでも出ているのであろうか?
ルーシュはこのアンドュアイスの匂いが大好きで大の苦手である。
何故って頭が馬鹿になりそうだから。
人間発情している時はIQが下がるものなのである。
ルーシュもそれを自覚している。
だからあまり近寄りすぎないようにしているのだが、アンドュアイスのパーソナルスペースがルーシュに対しては0であるので、どんなにルーシュが距離をとってもいつの間にかすっぽり抱きかかえられていることが殆どだ。
本気で嫌なら抵抗すればいい。
ルーシュとて王国の聖騎士団に勤めていたのだ。
剣の腕は大陸でも10本の指には入るだろう。
それでアンドュアイスに勝つことは出来ないが、抗うならそれ程の実力があれば充分である。
魔術も扱えるし、本当に困っているなら何とでもしようがあるのだルーシュは。
ソレをしない理由。
惚れた弱みだ。
好きになった方が負け、と言うのは本当の事らしい。
アンドュアイスの一動に神経をこわばらせてしまう。
嫌な訳ではない。
ただひたすら恥ずかしいのだ。
「ルーシュ、しっかりオグリ鬣にしがみ付いていてね。一応風よけの結界張るけどかなり上空まで明るしスピード出すから」
「ひゃいぃ」
耳元で囁かれて変な声が出た。
無駄に声が良い。
顔も体も能力も血筋も頭も良いとか、神様はこの男にどれだけ与えれば気が済むのだ、とルーシュは心友の前の神様に恨み言をぶつけた。
もうその神様は心友に倒されて、お陰で心友が神様になっちゃった訳なのであるが。
人生何があるか分からない。
まさか神様とマブダチになる日が来ようとは。
だがそれ以上に自分が女として恋をするとは。
ルーシュ的にはそちらの方が驚きである。
自分がこんなに乙女だなんて知らなかった。
アンドュアイス限定で、ルーシュの思考は乙女になってしまう。
今考えている事は背中に汗をかきませんように!
汗臭くなりませんように!
である。
密着は嬉しいが心臓に悪いしメンタルにも悪い。
男の群れに居たころには汗臭かろうが気にもしなかったのに、女は恋をすることで変わるものである。
「じゃぁ行くよルーシュ、オグリよろしく」
『了解なの!』
アンドュアイスの逞しい腕がルーシュの腰に回された。
バランスを保つためだけの意味合いだが、ルーシュにとってはそうはならない。
抱きしめられた状態でカカン迄向かうのか!?
て言うか腕が逞しくて長い。
綺麗な筋肉のつき方をしているのが服越しでも分かる。
いやいや、そんなこと考えてたら益々背中の汗が酷くなる。
『ご主人殿、氷属性の魔術で体温を下げたら良いのではないか?』
(その手があったか!!)
そんな事も思いつかない程ルーシュはテンパっていたらしい。
ルーシュは火・水・風・土の4代属性以外に木と氷の属性も持っている。
体を冷やすなんてお手の物である。
『サンキュールイン!』
念話で使い魔にお礼を言う。
そしてすぐさま氷の術式で身体の体温を冷やした。
そのために「ルーシュの身体冷たくて気持ちイイね~♬」なんてアンドュアイスに言われて更に密着されることになるのだが、温かい目で皆この不憫な少女を見守ってやって欲しい。
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