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第1巻ー第1章 初めての冒険

第6話 街の過去の記憶

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「とりあえず、光に入ってみよう」
「うん」

 マコトたちは光の中に入った。すると、景色は白黒だが、街の姿があった。
「ここは・・・滅ぼされる前の街?」
「そうみたいね」とラミアが言った。
 街の人が話しているので、近くに行ってみる。

『魔王の手下が来るんだってよ』
『ここももう、終わりかな』
「私たちが来る少し前ね」とラミアが言った。

『何とかならねえかな』
「見て、私たちよ」
『おや、旅の方、いかがしましたかな?」
「このあとは覚えてるな」

 そのあと、過去のマコトたちは神殿へ行った。

『聞きましたか? 神殿へ行くみたいですぜ』
『ああ。その前に滅ぼすのだ』

「何、この声?」とラミアが聞いた。
「手下だ」

『あの人たちのために目印を』
 街の人は地面に何か書いた。
「奥の家の近くね」

『へへへ。さあ、一人残らず殺せ―』
 そこから、魔物の群れが街を焼き尽くしていく。そこで記憶は終わった。

【街 現在】

「確か、この辺に。あった!」
 目印を見つけた。家の床を調べろと書いてあった。
「何かあるのね」とラミアが言った。
「行ってみよう」
 マコトたちは、家の中の床を調べ始めた。

「あった。これだ」
 マコトは階段を見つけた。
「地下があったのね」とラミアが言った。
「降りてみよう」

 地下に降りると、地下通路があった。
「こんな場所が」

 しかし、何かの宝物庫の前に魔物がいた。
『この宝は渡さんぞ。けけー』
 メタルガーディアンが現れた。

 メタルガーディアン 攻撃68 守備113 魔力244 魔法耐性500 体力47
「かなり強いな」
「魔法耐性が尋常じゃない」とラミアが言った。
「物理攻撃で行くぞ」

「くらえ!」
 マコトの攻撃。しかし、ダメージを与えられない。
「そこまで守備強くないのに」
「行くわよ!」
 ラミアの攻撃。会心! メタルガーディアンに少しダメージを与えた。

 メタルガーディアンは竜巻を起こした。しかし、マコトたちには効いていない。
「くらえ!」
 マコトの攻撃。会心! メタルガーディアンにダメージを与える。

 メタルガーディアンの魔法耐性が普通に戻る。500⇒177
「それでも強い」
「やらないとわからないわ」
 ラミアは魔法を唱えた。メタルガーディアンに大幅にダメージを与えた。

「私も」
 ミーナが魔法を唱える。メタルガーディアンに大幅にダメージを与えた。
 メタルガーディアンを倒した。
 マコトたちは800経験値を手に入れた。
「入ろう」

 マコトたちの体力が回復し、宝箱のカギが開いた。
「開けてみよう」
 マコトたちは、宝箱を開けた。世界地図、王の兜、鋼の鎧、魔法使いのローブ、魔よけの鎧、銀のナイフ、はやぶさの剣、水鏡の盾、光の玉を手に入れた。

「これはきっと、街で売っていたものだろう」
「こんな貴重なものが」
 マコトたちはそれぞれ装備した。

・王の兜
効果なし

・鋼の鎧
炎・氷ダメージ軽減。

・魔法使いのローブ
呪文ダメージ軽減、消費魔力ー1%(初期値)

・魔よけの鎧
闇属性の呪文ダメージ半減、たまに反射

・銀のナイフ
ゾンビ系に効果大

・はやぶさの剣
二回攻撃

・水鏡の盾
炎ダメージ軽減、炎呪文ダメージ軽減

ーーー
・マコト
+鋼の鎧 守備+8
+はやぶさの剣 攻撃-3 技能:2回攻撃

・ミア
+水鏡の盾 守備+15

・ラミア
+魔法使いのローブ 守備+5 技能:魔法ダメージ軽減

・ミーナ
+魔よけの鎧 守備+7 技能:闇属性の魔法無効化
+銀のナイフ 攻撃+4

「光の玉は何なんだろう」
※光の玉は貴重アイテムで、この後で使います。

「先に道があるよ」
 ミアが指を差す。
「行ってみよう」
 マコトたちは宝物庫から出て、まっすぐ、道を進んだ。すると、何かをはめ込むくぼみがあった。
「もしかしたら」

 マコトは光の玉をくぼみにはめ込んだ。すると、玉が光りだし、辺りの邪悪な空気が消え、視界が明るくなった。そして、はめ込んだところの壁が動き、先に進めるようになった。
「次の場所に進めるのね!」
 ラミアが嬉しそうにする。
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