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第10章 新緑の森
第71話 時間が止まった時計の世界
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「入ってみよう」
マコトたちは旅の扉に入った。
「ここは……」
「お兄ちゃん、怖いよ」
リリアが袖を掴む。
「まるで、時間が止まったようですね」
サミエルがびっくりする。
「止まったようじゃなくて、止まってるんだろうな」
「どうすれば、元に戻るの?」
ミアが聞く。
「操ってるやつがいるはずだ。時間を止めるな」
「そいつを倒せばいいのか?」
ウンディーネが聞く。
「と、思うけどな」
「でも、そいつはどこにいるの?」
ラミアが聞く。
「どこかにダンジョンがあるはず」
「探してみようよ」
サメエルが袖を引っ張る。というより、胸を押し付けている。
「マコト?」
ラミアが睨む。
「なにもしてないだろう」
「嘘。サメエルの胸、見たいとか思ったんでしょ?」
「脱ぎましょうか?」
「いや、殺される」
「とりあえず、中を探しましょう」
マコトたちは中をぐるぐる探すが、なにも見つからなかった。
「おかしいな」
「民家の中は?」
ミズナシが聞く。
「なるほどな。探してみよう」
民家の中を探してみると、光っている時計があった。
「ビンゴだな」
「入ってみよう」
マコトたちは時計の中に入った。
「まるで、回路だな」
「入り組んでる」
「どう進んだら良いか分からないわね」
ラミアがキョロキョロする。
「あっち」
ミアが指差す。
「それは分かるが、どういけば良いんだ?」
「お兄ちゃん、こっち」
リリアが指差す。どうやら正解のようだ。
「偉いぞ」
「エヘヘ」
リリアがはにかむ。
「むー」
ミアが膨れる。自分のポジションを取られて悔しいのだ。
「ミアも偉いぞ」
ミアの頭を撫でる。
「エヘヘ」
「マコトはミアたちに甘いんじゃないの?」
ラミアが文句を言う。
「ラミアも撫でてほしいのか?」
「違うわよ! バカ!」
「素直になったらどうじゃ?」
ウンディーネが笑う。
「燃やすわよ?」
「冗談だ」
マコトたちはリリアが指差した方へ歩き出した。
「変な道ね」
「時計の中だからな」
しばらく進むと、階段があった。
「下に下りるみたいね」
「行ってみよう」
階段を下りると、大きい時計が動いていた。
「あれがボスか」
「倒しましょう」
「これはお客人。一緒に踊ろうではないか」
カントリークロックが現れた。
カントリークロックは針を動かした。周りの動きが速くなった。
「どうなってるの?」
動きが違うので、攻撃が出来ない。
「お困りのようですな?」
「どうしたら……」
しかし、カントリークロックは攻撃をしてこない。
「ゆっくり動かなければ良いんじゃないか?」
「そうか」
マコトたちは速く動いた。
「これは、私が……」
カントリークロックの針が壊れた。
「許さないですよ!」
「〝大業火・炎爆〟!」
ラミアがすかさず魔法を唱える。
「なっ。こんな簡単にやられるなんて」
カントリークロックは砕け散った。
マコトたちは旅の扉に入った。
「ここは……」
「お兄ちゃん、怖いよ」
リリアが袖を掴む。
「まるで、時間が止まったようですね」
サミエルがびっくりする。
「止まったようじゃなくて、止まってるんだろうな」
「どうすれば、元に戻るの?」
ミアが聞く。
「操ってるやつがいるはずだ。時間を止めるな」
「そいつを倒せばいいのか?」
ウンディーネが聞く。
「と、思うけどな」
「でも、そいつはどこにいるの?」
ラミアが聞く。
「どこかにダンジョンがあるはず」
「探してみようよ」
サメエルが袖を引っ張る。というより、胸を押し付けている。
「マコト?」
ラミアが睨む。
「なにもしてないだろう」
「嘘。サメエルの胸、見たいとか思ったんでしょ?」
「脱ぎましょうか?」
「いや、殺される」
「とりあえず、中を探しましょう」
マコトたちは中をぐるぐる探すが、なにも見つからなかった。
「おかしいな」
「民家の中は?」
ミズナシが聞く。
「なるほどな。探してみよう」
民家の中を探してみると、光っている時計があった。
「ビンゴだな」
「入ってみよう」
マコトたちは時計の中に入った。
「まるで、回路だな」
「入り組んでる」
「どう進んだら良いか分からないわね」
ラミアがキョロキョロする。
「あっち」
ミアが指差す。
「それは分かるが、どういけば良いんだ?」
「お兄ちゃん、こっち」
リリアが指差す。どうやら正解のようだ。
「偉いぞ」
「エヘヘ」
リリアがはにかむ。
「むー」
ミアが膨れる。自分のポジションを取られて悔しいのだ。
「ミアも偉いぞ」
ミアの頭を撫でる。
「エヘヘ」
「マコトはミアたちに甘いんじゃないの?」
ラミアが文句を言う。
「ラミアも撫でてほしいのか?」
「違うわよ! バカ!」
「素直になったらどうじゃ?」
ウンディーネが笑う。
「燃やすわよ?」
「冗談だ」
マコトたちはリリアが指差した方へ歩き出した。
「変な道ね」
「時計の中だからな」
しばらく進むと、階段があった。
「下に下りるみたいね」
「行ってみよう」
階段を下りると、大きい時計が動いていた。
「あれがボスか」
「倒しましょう」
「これはお客人。一緒に踊ろうではないか」
カントリークロックが現れた。
カントリークロックは針を動かした。周りの動きが速くなった。
「どうなってるの?」
動きが違うので、攻撃が出来ない。
「お困りのようですな?」
「どうしたら……」
しかし、カントリークロックは攻撃をしてこない。
「ゆっくり動かなければ良いんじゃないか?」
「そうか」
マコトたちは速く動いた。
「これは、私が……」
カントリークロックの針が壊れた。
「許さないですよ!」
「〝大業火・炎爆〟!」
ラミアがすかさず魔法を唱える。
「なっ。こんな簡単にやられるなんて」
カントリークロックは砕け散った。
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