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第17章 世界樹再建とイミューとの甘い時間

第104話 ライティアと閉ざされた闇へ

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 マコトはライティアと閉ざされた闇へ戻った。
「ふぅ」
「これで良いでしょう」

「マコト!」
「マコトさん!」
 ラミアとマリアンナが駆け寄る。

「ナニしてたの?」
「そうなのね?」
「いきなり何だ?」
 二人の意味不明な質問に聞き返すマコト。

「あなたはもしや……」
「久しぶりね、イミュー」
「知ってるの?」
 ライティアとイミューのやり取りに、質問するクリス。

「この方は光を司る女神のライティア様です」
「女神?」
「私たちは神に仕える立場ですが、ライティア様は我々に光を授ける神様なのです」
「なるほどな」

「それで、マコトさん。ナニしてたんですか?」
 サミエルにも同じことを聞かれる。
「なんで同じ質問なんだ?」

「こんなにキレイなお方といたんですから、エッチしたんでしょう? 私の体があるのに……」
 サミエルが「うぅ……」と声を出して、マコトを上目遣いで見ながら、つついてくる。

「サミエル、マコトは私のものよ」
 ラミアが今更な事を言う。
「ラミアよ、それは今更と言うものじゃ。みんなとまぐわったのだから」
 ウンディーネが指摘する。
「うぅ、マコトのエッチ!」
 ラミアがマコトのお腹をポカポカ叩く。

「マコトさん、伴侶の私がいるのに、たくさんの女性と関係持つのはどうかと思うわ」
 マリアンナも今更な事を言う。
「マリアンナよ、今は関係無くなっておるぞ」
 またウンディーネが指摘する。
「マコトさんのバカ」
 マリアンナがマコトのお腹をつついてくる。かわいい奥さんである。


「それはそうと、どうやってここから出るんだ?」
「出られません」
「「「えっ?」」」
 マコト・クリス・マリアンナの三人がびっくりする。

「冗談だろう? ここはアジュラーが作った世界とは聞いているが、倒したし……」
「アジュラーが死んだとお思いですか?」
「どう言うことだ?」

「アジュラーの実体はなくなりました。マコトさんのお陰で。ですが、霊体はまだこの世界にあります。それを封じるのが私の役目でしたが、光の世界に閉じ込められ、今や霊体は実体を取り戻しつつあります」
「なんだって?」
「心配ありません。霊体は私が抑えることが出来ます。実体もあなた方が倒したときより強くはありません」
「なら、良いか」

「でも、どうやってそこまで?」
「この闇の世界にいます。イミュー、扉を開くことは出来ますか?」
「もちろんです! 〝開扉〟」
 闇の空間に扉が出現する。
「行きましょう。そして、今度こそ光をもたらすのです!」
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