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第2巻ー第1章 平和な異世界

第1話 魔王滅びたラミアたちの世界

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「今日も平和だな」
 マコトは空を見て言った。
「ほんと、そうね」
 隣にはラミアがいる。マコトの太ももに手を乗せている。
「スースー」
 反対側ではミアがかわいい寝顔で寝息を立て、ミーナが頭を撫でている。
 どこにいるかと言うと、マコトたちの屋敷だ。アジュラー討伐後、ラミアのお父さんが用意してくれたのだ。

「平和になったのぉ」
 ウンディーネがからくりマシンと来た。
「まったくですな。これもマコトさんのおかげです」
 ありがとうございますとからくりマシンがお礼を言う。
「そんなことないさ。みんなのおかげでもあるよ。俺一人じゃ倒せなかっただろう」
「いいえ。マコトさんは立派です。あの攻撃を受けても、私たちを守ってくれましたし」
 クリスとマリアンナだ。
「わたしにふさわしい旦那さんね♡」

「相変わらずね、巨乳女・・・
「なんですって?」
 またバチバチ火花を散らす。
「やめろよ」
 いつものように止めようとするが、むにゅうと二人のおっぱいを揉んでしまう。
「ぁん♡だから、大胆なのよ」
「わたしはいつでも……」
 ラミアは照れ、マリアンナは脱ごうとする。

「お兄ちゃん、これからどうするの?」
 妹キャラの一人ミズナシが後ろに座る。
「そうだな。倒すべき相手はいなくなったし」
「裏の世界にも光がもたらされました」
 そこに来たのは、神属性のサミエル・サメエルとライティアだ。
「神官になられては?」
 サミエルが提案する。
「それは良いですね。世界樹を復活させたマコトさんなら大賛成ですよ」
 いつの間にかイミューも来ていた。

「考えたこともないな」
 マコトの周りにはハーレムみたいな女性陣が集合していた。
「のんびりしたいわね」
 ラミアが言った。
「どこか景色がいいところがあればな」
「それならまた天界に来られてはいかがですか? 装置も直りましたし」
「それは良いかもな」

「ふぁ」
 ミアが目を覚ました。
「マコトのエッチ♡」
「いきなりなんだ?」
「夢で私のおっぱい吸ってた」
「どんな夢見てんだよ。ミアのほうがエッチだろ」
「む~」
 ミアが膨れる。立ち上がって、マコトの隣に座る。そして、
「マコト、お仕置き」
 と、マコトの顔を自分の胸に埋もれさせる。

「あふ。だから、息かけないで」
「この光景も見慣れたわね」
 ラミアが呆れる。
「毎度だからな」
 ミーナも苦笑いする。ミアはミズナシたちと妹の座を賭けいつも戦っている。三人ともかわいいので、マコトは何も言わないが、三人は不服のようだ。

「お兄ちゃんも何か言ってよ」
「妹は私」
「私だって」
 ミズナシの言葉にミアとリリアが抗戦する。
「三人共でいいだろ」
「「「む~」」」
 三人にむくれられる。

「あの、私たちは妹にはなれませんか?」
 神属性の妹であるサミエルがおずおず聞いて来た。
「とっくになってるよ」
「ずるい!」
 ミアたちが迫る。
「おっぱい大きいからって!」
「やめろって」

 こうして、平和な日々が始まろうとしている。
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