バスケ部員のラブストーリー

小説好き和正

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第1章

伝わらない気持ち

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「まさる、今日はしっかりな」
「ああ」
試合が始まった。
まさるはパスを回しながら、攻めていく。
「へい、パス」
仲間の田所にパスをする。


「へい、まさる」
「おう!」
まさるはスリーポイントを狙うが、外れてしまう。
「まさる、落ち着け」
「すまん」
まさるは気を取り直して、ボールを追う。
見事なブロックで相手からボールを取り、攻めていく。


「まさる、パス」
「サンキュー」
一気に攻め込んで、シュートを決める。
「よっしゃ、まず一本」
前半を8―16で終える。


「勝たないと予選は難しいからな」
「分かってる」
後半が始まる。
「田所、パス」
「任せろ」
まさるのチームが次々とシュートを決め、残り10分で14―28と大量リードした。


「まさる、パス」
「おう!」
昨日、失敗したスリーポイントをうまく決め、相手はタイムアウトになる。
「今日は調子良いな」
「ああ」


そして、試合が終わり、18―32で圧勝。
「まさる!」
「今日もお出迎えか?」
「みなみ」
「今日は勝ったのね」
「ああ」
みなみも練習していたのか、汗をかいて体操着から下着が透けて見えている。
「まさる、どこ見てるんだよ?」
「あっ」
「えっ、恥ずかしい」
みなみが体を隠す。
「今日、一緒に帰れる?」
「帰れるよ」


「じゃあ、帰りましょう」
「うん」
「最近、まさる頑張ってるね」
「全国に行きたいからね」
「あまり無理しないでね」
「ありがとう」


「まさるも女の子の体に興味あるの?」
「えっ? そりゃあ、あるよ」
「私はまさるに私以外の女の子の体見て欲しくないの。今日、まさるの家に行って良い?」
「もちろんだよ」
「良かった。話したいことがあるの」


二人は支度を整えて、学校を出る。
「着替えて来るね」
「うん」
しばらく待ってると、みなみが歩いてくる。
「待っててくれたの?」
「うん」

「それで話って?」
「昨日、途中で終わったでしょ? まさるの気持ちを聞く前に」
「うん」
「今日、聞きたいなと思って」
「俺もそのつもりだよ」
「じゃあ、聞かせて」


「俺は・・・ずっとみなみのことが・・・好きだった」
「まさる! 私も!」
「俺たち両思いだったんだね」
「そうね」
すると、みなみに電話がかかってくる。
「お母さんだ。帰るね」
「うん、また明日」
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