La luce el,ombra(ラ・ルーチェ・エ・ロンブラ)

もっちり豆腐

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1章 旅立ち〜出会い編

一時的な休息

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俺たちは、ノアという新たな仲間を加え、アプロルの森を抜けた。アプロルまでは、あと少しだ。
歩きながら、アプロルの森で戦った三びきの魔物の話をしていた。

レム「それにしても、先程は本当に危ないところでしたわね…。ノア?」

ノアはやれやれといった感じに

ノア「そーんなことないね!僕だけでも余裕でぶっ飛ばせたよ!」
レム「そうでしたか??」

レムは片腕を抑えながらノアの真似をし始めた。

レム「「ちぃ…。ちょっとまずったかな…。」でしたかしら?」
ノア「うわぁああああ! そんなこと言ってない!言ってないからなぁああ!」

ノアは顔を真っ赤にしながらアプロルの方へ走って行ってしまった。

レム「うふふ、走って行ってしまいました。」
シエル「レムって案外Sなんだね?」

レムは少し意地悪な笑みを浮かべて

レム「ノアみたいな子はいじりがいがありますから…。」
シエル「あっはは…」

この時、レムだけは敵に回したくないと本気で思った。

シエル「と、とりあえずノアを追いかけようか…きっとアプロルについてるはずだし。」
レム「そうですわね!急ぎましょうか。」

ノアを追いかけて、目的のアプロルに着くことができた。ノアは街の入り口のあたりで街を見渡していた。

シエル「やっと追いついた!ノア!!」
ノア「シエル!!」

俺の声に気づき振り返るノア。そして遅れてレムがたどり着いた。

レム「ノアは…足が速いのですね…。」
ノア「げっ!レム!!」

先ほどのレムの仕打ちをおもいだしたのだろう。
ノアは俺の後ろに隠れた。

シエル「ノア、魔族デモニオは見てないかい?」

アプロルに着いたんだ。本題の魔族デモニオを探さないと。

ノア「あれ?そいえばまだ魔族デモニオは見てないな。」
レム「もう去った後なのでしょうか…?」
シエル「んー…。来てないのか、去ってったのか…。」

どちらにせよ魔族デモニオは今ここにはいないということみたいだ。

シエル「とりあえず、一息つけそうだね。宿にでも行こうか。」
ノア「さんせーい!」
レム「私も賛成ですわ。」

満場一致で、宿に行くことが決まった。
流石に歩き疲れていたのかもしれない。

シエル「じゃあ決まりだね。」

俺たちは、宿で部屋を借りて休むことにした。
魔族デモニオが来るかもしれないなんてそんな雰囲気を一切感じさせないほど、穏やかなアプロル。
俺は知らないうちに眠りについていた。

???「光の子…わ…しは…セ…。わた…の…ちか…を受け…ぎし…わ…しの…もと…。」

シエル「うぅ…。またか…。」

またあの夢だ。一体だれなんだろう。
ノアは不思議そうに話かけてきた。

ノア「シエルどったの??なんか悪いもんでも食べたの?ぼーっとして…。」
シエル「あぁ…いや夢を見てね…。」

レムも俺とノアの方に近づいてきた。

レム「夢ですか??」
シエル「うん。昔からよく見るんだ。綺麗な女性が誰かを読んでる夢…。」

ノアはなにかを思いついたようでニヤニヤしながら

ノア「ほえぇー!シエルって意外とエッチなんだね♡」
シエル「えっ?なんで!?」
ノア「綺麗な女性の夢を見るんでしょ~?あはは、そんな顔しててもなんだねぇ♡」

ノアの言いたいことがやっとわかった。
わかってしまったら、顔が熱くなるのを感じた。

シエル「いや!!多分そういう夢じゃないよ!」

ノアは焦る俺を見て追い討ちをかけるように

ノア「どーかなー??笑」
シエル「違うってば!!」
ノア「へぇー?笑」

困ってレムに助けてと目線を送った。
レムは理解してくれたようで助け舟をくれた。

レム「ノア、あまりからかいすぎないのですよ??」
ノア「はいはーい!」

ノアは一通り弄り楽しんだようだ。素直に引いてくれた。その時いきなり外から爆発音と悲鳴が聞こえてきた。

レム「!?外からですわ!」
シエル「魔族デモニオか!?」
ノア「とりあえず急ごうよ!!」

ノアの言う通り外に急いだ。そこで見たのは悲惨な街の様子だった。


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