La luce el,ombra(ラ・ルーチェ・エ・ロンブラ)

もっちり豆腐

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1章 旅立ち〜出会い編

炎を纏いし少年

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レム「シエル!あそこ!!」

レムが指差した方向。そこには、炎を纏った赤髪の少年が魔物三匹を相手に戦っていた。

魔物「ガルルルルッ!!」
???「ちぃ…ちょっとまずったかな…。」

流石に3対1だ。手傷も負っているようで
じわりじわりと少年は追い詰められている。

レム「あの子…。」
シエル「まずいな。あのままじゃ、力負けする…。」
レム「助けましょう。シエル。」
シエル「そうだね。」

俺たちは少年と魔物の間に割って入った。

シエル「聖なる力よ! 煌めけ! フォトン!!」
魔物 「キャウ!!キャウキャウン!」

霊術マギナで一匹を倒した。
急に横から割りこんできた俺たちに少年は驚いている。

???「!?あんたたち…だれ!!」
レム「驚かせてすみません!大丈夫ですか??」
シエル「助太刀するよ!!」
???「ふ、ふん!勝手にしなよ!!」

レムは少年に近づき、詠唱をはじめた。

レム「生命の光を ヒール! 」
???「!?き、傷が!!」

そうしてる間にも魔物はじわりじわりと近づいてくる。仲間を一匹やられたことで、より警戒をしている。

シエル「よそ見してる暇はないみたい!一気に行くよ!」
???「わかってる!!」
レム「サポートは任せてください!」

即座に陣形を整え、魔物と向き合う。

???「僕は左をやる!あんたは右ね!」
シエル「了解!」
???「もう手加減はなしだかんね!!」

そう言って少年は身体を炎で包み詠唱を始める。

???「燃えよ、我が手に焼け付く霊素マナ!さぁて、丸焼きにしちゃうよ!インフェルノ!!」

少年の身体を包んでいた炎が、球体になり、魔物に向かい放たれる。

魔物「ギャウウウン…」

一匹は力尽きたみたいだ。あと一匹。

シエル「こっちも終わらせる!」

剣を逆手持ちに切り替え、魔物へ向かい走り寄る。

シエル「月閃牙げっせんが!!!」

魔物の眼前で飛び上がり、回転しながら落下する。

魔物「ギャウウウ…ギャウッ…」

魔物たちをなんとか倒すことができたようだ。

シエル「ふぅ。流石に三体は大変だね…。」
レム「そうですわね…。あなたは大丈夫ですか??」
???「うん。大丈夫…。ってか!!」

少年が俺の方にづけづけと駆け寄ってくる。

???「あんたらが来なくても大丈夫だったし!!」

強がっているのか、照れているのかなんだか可愛らしかった。

シエル「ごめん。余計なことしちゃったかな…?」
???「ふっ、ふん!まぁ一応お礼はしてあげるよ。あ、ありがとう。」
レム「ふふふ。どういたしましてですわ。ところでお名前は?私は、レムと申します。」
???「ノアだよ。ノア・ブライトウェル!」
シエル「ノアか。いい名前だね。俺はシエル。よろしく!」
レム「ノア、よろしくですわ。」
ノア「よろしくー!」

ノアは頭の後ろで腕を組みニカッと笑った。

シエル「さて、レム。アプロルに向かおうか。」
レム「そうですわね。…ノアはいかがなさるのですか?」
ノア「んー…。」

ノアは少し考えて

ノア「僕も一緒に行くよ。アプロルに向かうってことは魔族デモニオのことを知ってるって事だよね。」

ノアも魔族デモニオのことを知っているらしい。

シエル「あぁ。俺たちはアプロルの人達を助けに行くんだ。」
ノア「やっぱりね。うん。ついていくよ!僕も魔族デモニオのことを聞いてきたからね。」
レム「だそうですわシエル。頼もしい仲間が増えましたわね!」

レムが嬉しそうにこちらを見る。

シエル「そうだな! ノア。改めてよろしく!」
ノア「うん!!よろしく!!」

ノアは無邪気に笑いながらVサインをした。
こうして俺たちは3人でアプロルに向かうことになった。
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