恋人青春歌、フラれ男に鎮魂歌

狐月賢太郎

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さらば初恋!中年のおっさんの黒歴史!

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恋人青春歌、フラれ男に鎮魂歌

俺が初めて恋、否、その時は恋なんて感情が分からない幼稚園児だった頃、本当に特別な感情を持った女子がいた。
名前は佐々木陽子さん。
俺なんかが軽々しく口に出す事すら禁忌に思えていた程高潔で綺麗な人。
容姿端麗、勤勉で小学校時代成績はトップクラス、成績底辺族だった俺など相手にされないだろう。
唯一の強みと言えば俺は校内、学校外の近くの商店街の人達から、ワタケンの名で通っていた。
老け顔で小5には身長が170を超えていた。
何よりドンっと太っていたからこそだろう。
要は印象深かった、と言う事。
それがあってか何気なく、妬まれている、嫌われていると薄々分かったのが堀江かおりのグループと佐々木京子のグループ。
それにつるんで俺を嫌っていた男子も何人か。
なのであんまりお関わり合いにならない程度に距離を取る。
ケンカが苦手なので。
中学に上がり、親が離婚、中2で転校する事となった。

新宿から寝台特急列車さくらに乗る。
名残雪であろうか、空からは別れを惜しむ雪なのか、新たな地で上手くやれる様にと応援してくれている雪なのか、ぽつ、ぽつりと雪が舞い落ちる。
さよなら、愛おしき人。
もう・・・二度と会えないと思うと涙があふれだす。
雪の冷たさなど忘れてしまう程、それは熱かった。
俺にもっと度胸があれば。
もっとカッコよくなれば。
後悔の念は溢れ続ける。
初恋。
逃してはならぬ、駄目で元々で告白した方がいい、とはどこかの深夜番組の胡散臭い占い師の言葉。
胡散臭くていい。
今はその言葉にすがりたい。
列車に乗り十分程だろうか?
列車が動き出す。
もうこの土地に来る事も無い。
新宿駅から出た列車に乗っている事すら思いもよらぬであろう。
それでいい。
俺は人生をひょうひょうと生きると決めた。

あれから十年。
俺は高校を中退して、かつてからの夢、小説家を目指していた。
バイトなどで食いつなぎ、念願のパソコン、と言ってもウインドウズ98で必死に小説を打つ。
まあ、家にこもっていれば当然ネタが切れて来る。
新聞、ニュースに新しいキャラ作りにアニメを見て思いついたら一直線でパソコンに向かいひた走る。
それでもネタが詰まる時。
外に出る。
町全体でやるイベントなどにはよく顔を出す。
そんなこんなで取り合えず商店街で毎年やっている恋龍祭。
昼から夜まで。

その日は朝こそ曇っていたが、夕方にはすっかり晴れて覗く薄月が見えた。
提灯並んで的屋も並ぶ。
踊れや踊れ、踊らにゃあ損損。
俺は半被姿の男達、浴衣姿の女達を遠目に見ていた。

だが・・・。

その踊る女性達にまぎれ、忘れようとしていた人が、否、ただの他人の空似かもしれないがいた。
佐々木陽子さんその人が。
俺は持っていたたこ焼きを地面に落とし茫然と、神は時にこういう事に残酷過ぎる事をする。
だったら俺の取る道は一つ。

逃げる。

幸い向こうは気が付いて無かった。
だったら逃げるの一手。
情けない。
男気ない。
何と言われ様と、神の悪戯に腹を立て、叫びたくなるが、発狂者と間違えられるのも癪なのでそこまではやらないがともかく、残酷である。
俺は決めた。
この町を出ようと。
あの埼玉のベッドタウンから出たかのように。

続く?
あとがき
妄想、ありえない、が多いですがそこはご勘弁。
酔っ払って書いているので何を書いているか全く分かりません。
支離滅裂ですねぇ・・・。
でも、初恋の人、佐々木陽子さんは・・・何も言わなくていいか。
続きを書くかはこれまた不明。
そもそも、自分はこう言う物語は途轍もなく苦手でありまするよ、特攻隊長殿。
主な主戦場は角川文庫。
まあ、毎回撃墜されるのですが。
しかもその度、ペンネームを変え
・迷子隊大佐
・狐月舞孤
・狐月賢太郎
と、少なくとも2,3回ゴロゴロ。
まあ、人気が・・・出来ればアルファポリスさんのアーカイブスの隅に埃を被って保管される程度に、黒歴史としてひっそりと、です。
人気・・・出なければいいなぁ。
さて、本編より長い後書きは前代未聞!
〆!
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