17 / 19
茶人の親たち
しおりを挟む
津田宗柏 堺 1522年
「2歳だそうだ」
「2歳だそうですね」
「抱っこって言ってた」
「抱っこって言ってましたね」
「噂には聞いていましたが、なかなかね、目にするまではね」
「驚きましたね」
「面を上げたら赤子が上座にって、なかなか無いですからね」
「なかなかないですよね」
「可愛いから余計にね、言葉の強さとの差があり過ぎて」
「話しを聞き逃しそうになりますよね」
「今年産まれるうちの子も殿下くらいに……なりませんね」
「何てったって、神憑りですからね」
「結城屋さん、空気読めなかったですね」
「あの圧でしたのにね、3代目は身上を潰しますね」
「しかしね、1万貫もよく貯めましたね」
「ちょ、何で全額うちが出す体で話してるんですか。 割り勘ですよ、割り勘」
「1人当たり340貫ですね」
「そうなりますね。 でも会合衆で9千貫で、残りを小店に出して貰う感じですかね」
「お茶、良いですね」
「ホッとしますね」
「殿下が起きられた様ですね」
「お茶でもお出しして、いい感じでお話しをしたいですね」
~・~
「2歳ですよね」
「2歳ですね」
「抱っこって言ってましたね」
「言ってましたね」
「白身魚がお好きな様ですね」
「店の者を使いに出しませんと、もし、誰か使いに行って来ておくれ」
「お金の匂いがプンプンしましたね」
「婿に欲しいくらいですね」
「まだいろいろ出て来そうでしたよね」
「雰囲気有りましたね」
「天王寺屋さんが、あの時に即答で1万貫出すと言ってくれて良かったですよ」
「良かったですよね」
「あの年で、親王様で、持ちつ持たれつをご理解いただいてるって」
「尊いですよね」
「尊いですね」
「離乳食って何ですかね」
「用意させませんとね」
~・~
「離乳食でしたね」
「食べてましたね」
「殿下と話しながら食べてると、つい酒を注ぎそうになりますね」
「なってましたね、2回」
「抱っこって言ってましたね」
「言ってましたね」
「お茶って良いですね」
「やっぱりお茶ですね」
「2歳だそうだ」
「2歳だそうですね」
「抱っこって言ってた」
「抱っこって言ってましたね」
「噂には聞いていましたが、なかなかね、目にするまではね」
「驚きましたね」
「面を上げたら赤子が上座にって、なかなか無いですからね」
「なかなかないですよね」
「可愛いから余計にね、言葉の強さとの差があり過ぎて」
「話しを聞き逃しそうになりますよね」
「今年産まれるうちの子も殿下くらいに……なりませんね」
「何てったって、神憑りですからね」
「結城屋さん、空気読めなかったですね」
「あの圧でしたのにね、3代目は身上を潰しますね」
「しかしね、1万貫もよく貯めましたね」
「ちょ、何で全額うちが出す体で話してるんですか。 割り勘ですよ、割り勘」
「1人当たり340貫ですね」
「そうなりますね。 でも会合衆で9千貫で、残りを小店に出して貰う感じですかね」
「お茶、良いですね」
「ホッとしますね」
「殿下が起きられた様ですね」
「お茶でもお出しして、いい感じでお話しをしたいですね」
~・~
「2歳ですよね」
「2歳ですね」
「抱っこって言ってましたね」
「言ってましたね」
「白身魚がお好きな様ですね」
「店の者を使いに出しませんと、もし、誰か使いに行って来ておくれ」
「お金の匂いがプンプンしましたね」
「婿に欲しいくらいですね」
「まだいろいろ出て来そうでしたよね」
「雰囲気有りましたね」
「天王寺屋さんが、あの時に即答で1万貫出すと言ってくれて良かったですよ」
「良かったですよね」
「あの年で、親王様で、持ちつ持たれつをご理解いただいてるって」
「尊いですよね」
「尊いですね」
「離乳食って何ですかね」
「用意させませんとね」
~・~
「離乳食でしたね」
「食べてましたね」
「殿下と話しながら食べてると、つい酒を注ぎそうになりますね」
「なってましたね、2回」
「抱っこって言ってましたね」
「言ってましたね」
「お茶って良いですね」
「やっぱりお茶ですね」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる