車輪の神 ジョン・ドゥ 〜愛とロマンは地球Bを救う?〜

Peppe

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序章 こんなおじさんいかがですか

まだまだめっちゃ聞くよ

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???

?月 ?日

 ーー シュボッ ーー

「‥‥…………………………マハーーーーーーーー……」

 ーー 第三種警戒発令! 第三種警戒発令! ーー

「……艦長、この警報切れないの?」
「安全の為に必要な装置なので、解除はできません。」
「そりゃそうだよねぇ、しゃーなしだね。よし、考えまとめるから少々お待ちを。」
「ごゆっくりどうぞ。」

 えー、なんだっけ?
地球に酷似した『異なる星』とやらで、バイクと車に乗って好きな事をして欲しいと。
その理由が『幸せな未来』とかいうフワフワした物を目指してるから。
自動車バイク用品は持ち込み自由で、召喚もできる……COOOLじゃないか。
ほいで、生活必需品や嗜好品も持ち込んでいいけど、制限がかかってる。
制限の範囲がよくわからんな、タブレットありならなんでもよくないか? 後で聞こう。
メシ持ち込みOKなら命の危機はないのかな?
……ありゃ? 酷似した星ってどんな生活してんだ? 魔王的なのはいないんだよな。
というか、そもそもこの建物? 艦? はなんなんだ?
……あー、タバコ終わっちゃう……うし、色々聞いていきますかね!

「ふー、お待たせー。」
「考えはまとまりましたか?」
「えぇ、まぁザックリと。またちょこちょこ質問させてもらうよ。」
「是非どうぞ。」
「ではでは……えーっと、そもそもこの施設って何?」
「詳細は教えられませんが、大気圏外にある物です。」

 はらー、やっぱり宇宙なんだ。
……自覚も感動もないぞ、折角なんだから景色見せてくれよ……
ってか、詳細は教えられない物ってなんだ? ちょいちょいハッキリしない物言いなんだよな。

「……艦長の宇宙基地みたいなイメージで問題ないかな?」
「大きくはズレていないと思います。」
「じゃあ『基地』って呼ぶよ。 えーっと、『異なる星』に持ち込んじゃいけない物って何?」
「生活に必要のない物ですね。」

 広いなー、もっとわかりやすい何か言い方ないのかね。
武器は生活に必要ないわな。……武器だとナイフはどうなんだ? あれは道具?

「……ナイフは持っていけない?」
「食糧の調達や調理に必要な物なので大丈夫ですよ。ナイフを持って行くのなら包丁は持って行けません。」
「なるほど、刀はダメだよね?」
「『攻撃したり、威嚇する為だけに存在する物』は全て持っていけません。『異なる星』で入手する事は可能です。」

 またごちゃごちゃとした言い回しを……
攻撃と威嚇……ボウガンやらスタンガンやらもダメって事だよな。

「あとは……えーっとなんだぁ、あぁ、向こうってどんな状態なの? 危険?」
「現在の地球と比べた場合、安全と言えるでしょう。」

 ほう、いいじゃない! 平和な世界で幸せな未来!
最近流行りの『スローライフもの』ね。

「なるほど、実際どんな生活してるの向こうの人は?」
「そうですね、江戸時代以前頃の文明をイメージしていただければいいのですが、前任者たちが持ち込んだ文化もありますし、地球と全く同じ発展を遂げた訳ではないので、説明が難しいですね。」

 ややこい、非常にややこくなってきたぞ。
刀はあるけど銃はギリあるかないかぐらいって事か?
……でも安全なんだよな?
ほいで、ちょこちょこ現代っ子が持っていった便利ツールがあると。
テーマパークみたいだねぇ、面白そうだねぇ。

「まぁ、なんとなくわかったよ。ちなみに前任者って何を広めたの?」
「あまりに多岐に渡るので説明すると長くなるのですが、あきらさんの前にお願いした方は、料理とそれに必要な道具や食材、衛生についての知識などを広めました。」
「わぉ! じゃあすごいゲテモノ食ったりしてる訳じゃないんだね。あとはぁ……どうやって生活したらいいの? お金とか。」
「生活の糧は自由に決めていただいて結構です。持ち込んだ物を用いて収入を得る事も可能です。ただし、持ち込んだ物自体を売る事は禁止しています。」
「車でタクシー営業するのはいいけど、車自体を売るのはダメ?」
「その認識で間違いありません。」

 ダービーを売る訳ないし、別に大金が欲しいでもないし、全然OKだな。
あと聞かなきゃない事、聞かなきゃない事……

「……向こうでやっちゃいけない事って何?」
「一部を除き、地球の物を人に与える事は禁止です。」
「ふむ、与えていい一部の物って何?」
「飲料や食料、医薬品などの、『形』が残らない物であれば、人に与える事は可能です。」

 ……なるほど、衣類とか道具系はダメな訳ね。

「……あれ、ダメなのそんだけ? あとはどんな悪さしようがいいの?」
「そうですね。……あきらさんは悪さがしたいのですか?」
「いや全くだけど、ユルいなーと思って。」
「基本的に私の発言に強制力はないので、例えば、あきらさんが向こうで人を殺そうとしたとしても、それを止めたり、やめるよう説得したりは出来ないのです。」

 悪さはして欲しくないけど、悪さを止める事は出来ないって訳か……
そりゃ人畜無害な凡人を選びたいわな……

「まぁ、向こうに行ったら、お好きにどうぞな訳ね。」
「その通りです。『異なる星』に行って以降は、指示に従って転送する事と、観測する事しか私には出来ません。」

 はいはい、なるほど、ルールが見えてきましたな。
えーと、えーと……

「ねぇ、なんで所々情報を隠すの?」
「『安全の為』が一番の理由ですね。私の言動によって、あきらさんや異なる星に、危険や不利益が起こる可能性を極力低くする為です。物に制限をかける事も、『異なる星』の人間に物を与えていけないのも、同じ理由です。」

 どういう事なんだろう?
情報が少ない方が危ないし、不利益なんじゃないのか?
……でも散々安全について言ってるからなー、なんかしらの理由があるんだろうな。

「……よくわからないけど、安全の為なんだよね……あ、じゃあ危険が迫れば勝手に基地に戻されるの?」
「いいえ、私の判断で勝手に連れ戻す事は出来ません。ですので、事前に出来るだけ危険のないようにしているのです。」
「向こうに行ってからは、艦長は全てにノータッチなんだね。あとは……あぁ、向こうでの病気の予防とかって、どうすりゃいい?」
「予防接種や健康状態のチェックの為に、少なくとも3ヶ月に一度はこの施設に戻っていただいて、1週間程ここで生活してもらいます。」
「あ、向こうに行きっぱなしじゃないのね? 生活ってどうやって?」
「この施設にあきらさんの居住スペースを作ります。施設内なら家具や家電を持ち込んでいただく事も可能です。」
「なんとまぁ! 本当に基地みたいな感じになるんだね。」
「はい、向こうに転送する物もここに保管する事になるので、まさしく『基地』と言えますね。」

 マジか? このロマン空間にオレのハニー達が格納されるのか。
ヤバい、もう決定しちゃおうかな。
安全管理は徹底されてて、基地があって、好きなように乗り物乗ってりゃいいんだもんな。
……こんな話信用していいのかもわからんけど、なんだか艦長は信じていい気がするんだよな……
教えたくない事もあるみたいだけど、ウソつくんじゃなくて、言えないってハッキリ言うし。
……このまま地球で暮らしててもドンドン生きにくくなりそうだしねぇ……
面白い事起きねぇかな? って、いつも思ってたしな……渡りに船、ってやつか……
……あぁ! あれだけ聞いとくか。

「艦長!」
「はい、あきらさん。」
「ダービーの召喚方法って指パッチンでもいいの?」
「『指で音を鳴らす』をキーに設定すれば可能ですよ。」
「すっげぇー……じゃあオレ行くよ! 『異なる星』の未来のために頑張る!」
「それは素晴らしい! ありがとうございます。」

 ……あ、ヤベェ、ロマンチック過ぎて口が勝手に動いたぞ……
いや、仕方ないわな、『指パッチン召喚』の魅力に抗える男の子なんかいないだろう。
……まぁいいか、楽しそうだし、艦長喜んでるし、行こう、行くぞ!
地球にいたって、通報案件おじさんになるだけだしな!
向こうの方がロマンがいっぱい転がってそうだ!

「まぁ、出来るだけ頑張ってみるから、艦長よろしくね!」
「はい、期待しています。」

 ふふ、こんだけ綺麗な人にそんな事言われちゃあ頑張らにゃなりませんな……

「ほいで、これから何したらいいの?」
「向こうに行く準備をしていただいて、完了次第、転送させていただきます。」

 準備……会社やめて、車買ってだから……

「……少なくとも、2~3ヶ月かかっちゃうよ。」
「はい、問題ありません。ちなみに、なるべく現金を残しておく事をオススメしますよ。」
「なんで? 向こうじゃ使えないでしょ?」
「追加の物資を発注する時に必要です。」
「あら、物資ってお金で買う感じ? 不思議パワーでポンポン出すんじゃなくて?」
「不思議パワーで出来る事は、あくまで転送と監視だけです。ですので、物資を補充するには地球の商品を購入して、地球から基地に転送し、『異なる星』に持ち込む、という手順が必要です。」
「……異星間ネット通販?」
「適切な表現だと思います。」
「じゃあ、地球のお金が尽きたらどーすんのさ?」
「『異なる星』の物資を地球で売却する形になります。当然、地球に持ち込んで問題のない物に限られますが。」
「うーん、なんだか面倒なんだねー。」
「『異なる星』の金銭を私に預けてくれれば、私がやりくりしますよ。あきらさんは注文したい物を私に伝えてくれるだけで結構です。」

 ……要は向こうで頑張って稼いだ後は、お金の管理やら物資の補充は艦長にぶん投げちゃうって事ね……

「まぁ、艦長を配送業者だと思えばいい訳だ。」
「その通りです。」

 よしよし、聞きたい事はあらかた聞けたわな。
その辺のオッチョコ主人公みたいに「聞いてないよ~!」なんてマネはゴメンだからな。
これで安心して『異なる星』……呼びづらいな。

「艦長、『異なる星』以外の呼び方にしてもいい?」
「どうぞ、お好きな呼び方にしてください。」

 何にしよう……『アナザーアース』『リヴァーステラ』……こっち系は趣味じゃないし……
わかりやすい名前はないかね、単純、シンプル、シンポー……

「……艦長、『地球B』ってのはどうだろう?」
「……本当にその名前でよろしいのですか?」

 あら? 笑顔で「素晴らしい呼び方です。」パターンじゃないんかね?

「ダメかな?……なんか宇宙法とかに引っかかる?」
「いえ、そういった事はありませんが、『地球B』にしてしまうと、『乳首』と聞き間違える恐れがありますよ。」
「んぶぅっ!」

 真面目なツラして何言ってんのよ艦長……
天然さんか?

「……いいじゃない『地球B』、適当に決めたけど、艦長のおかげで気に入ったよ。」
「ふふふ、お力になれて光栄です。」
「よっしゃ、じゃあ一丁気合い入れて準備しますかね。」
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