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第7話(大歓迎じゃん…)
しおりを挟む皆川玲奈side
あ、なんか見えてきたかも……?
真っ白い景色の中にぽつんと黒い点が浮かんでいる。
「ねぇ、おとーさん。あの点が村?」
『そうだな。』
「わぁ異世界って感じですごいワクワクするっ!(っ ॑꒳ ॑c)」
村のかなり手前で止まる。
ズしゃっ!
勿論、かなりのスピードで走っていたから雪を空中にばっと巻きこみながら。
止まってからフゥと息ついてゆっくり村へと歩み出す。
「?」
村を囲う塀みたいな外壁からなんか人が覗いている。
「~・・・ーーー!!」
「も……あ…ーー!!」
フェンリルの耳でも聞こえない……。
近くまで来たとは言っても村が鮮明に見えるくらいだから仕方ないかー。
いや、それより大事なことは村が騒がしいことだ。
「お、おとーさんよ。まさかだけど……。めちゃくちゃ認めたくないけど私魔物魔獣認定うけちゃってない?」
『大丈夫だ。これは久しぶりにフェンリルがきたせいだろう。』
「久しぶり?なんで?」
『村は騒がしいからな。多分結界を張っておいて魔獣やらが襲わないようにしていたのだがここ何百年来ていなかったから、伝説にもなっていたのが来たから若干慌てているのだろう。』
「oh(´・ω・`)...(村ごめん)」
『いいタイミングだったな。結界がそろそろ壊れるから張り直しがいるところだったのだ。レイナが張り直してくれるか?』
「いいヨ。やり方教えてくれたらだけどネ~。」
『なら頼んだ。やり方くらいなら教えてやれる。』
「そりゃありがたい。あ、着いた……。けど門閉まってんなぁ( ´・ω・`)」
『少し待ってたら開くだろう。』
ギギッイッ!
外壁とは違い木の門が上に結構やばい音を立てながら上に上がっていく。
「あ、開いt……!」
おう。
開いた先に広がった光景に息を呑む。
皆ひざまづいたり拝んだりしてる……。
おとーさんの言う通りこりゃ大歓迎じゃん…。
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