11 / 11
浦島太郎とかぐや姫3030 その11 ラストシーンは永遠に
しおりを挟む
こうして、無事に流星群から地球を守った舟とリーパと太郎は元の浜辺にゆっくりと着陸しました。
太郎の、無事を願っていたかぐや子と大勢の人々がそれを待っていました。
舟の上部ドアがゆっくり開き太郎が姿を現しました。
その姿をみてかぐや子はとても驚きました。
太郎はすっかり老人に変わっていました。
頭は白髪で真っ白、顔はシワだらけで頬は痩せこけています。
まるでおとぎ話の浦島太郎が老人に変わったシーンを思わせました。
「どうしたの、あなた太郎さんでしょ」とかぐや子は心配してききました。
「俺の名は太郎というのか・・・」と老人になってしまった太郎はつぶやきました。
その声もすっかり老人になっています。
「彼はこの世界で使える自分のおとぎエネルギーを全て使い果たして老人化して若い頃の記憶も自分の名前も過去の全て記憶も無くしてしまったのです」とリーパは説明しました。
そんな、老人の太郎をかぐや子は涙ぐんで抱きしめました。
「それでもいいわ、私はあなたを愛してるから」とかぐや子は言いました。
「ところで君は誰なんだ?」と太郎は言いました。
「えっ・・・私の事も忘れてしまったの?」
『残念ながら、全て忘れています。記憶をいつ取り戻すかはわかりません。彼は全エネルギーを使い果たしてしまったのです」とリーパは言いました。
「それでもいいわ私あなたを愛してるから・・・」
とかぐや子はつぶやきました。
そして、太郎はかぐやこのに支えられる様に歩き出します。
歩きながら、太郎は右手で自分の老人顔に手をかけゆっくりと動かしました。
するとどうでしょう!太郎の老人顔はもとの太郎の顔に戻っていくではありませんか!
かぐや子は驚きました。
「驚いただろ、実は芝居に使う老人の仮面をかぶっていたんだ、君を驚かせようと思ってさ・・・浦島太郎のおとぎ話の浦島太郎のラストシーンをちょっとアレンジしてしてみたんだ。どうだった、僕の演技?」と太郎は笑いながら言いました。
それを聞いてかぐや子はなおいっそう涙を流しました。
でもその表情は喜びに変わっていきます。
「意地悪ねっ」と言ってかぐや子は太郎の腕をつねりました。
そして、二人は腕を組んでまた歩いていきます。
こうして太郎は真実の愛を見つけたような気がしてきました。
これで『浦島太郎とかぐや姫3030』の愛の物語りは終わりますが、どうだったでしょう?。
作者としては浦島太郎とかぐや姫に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
そしてこの話しを最後まで読んでくれたあなたにも・・・。
FIN
太郎の、無事を願っていたかぐや子と大勢の人々がそれを待っていました。
舟の上部ドアがゆっくり開き太郎が姿を現しました。
その姿をみてかぐや子はとても驚きました。
太郎はすっかり老人に変わっていました。
頭は白髪で真っ白、顔はシワだらけで頬は痩せこけています。
まるでおとぎ話の浦島太郎が老人に変わったシーンを思わせました。
「どうしたの、あなた太郎さんでしょ」とかぐや子は心配してききました。
「俺の名は太郎というのか・・・」と老人になってしまった太郎はつぶやきました。
その声もすっかり老人になっています。
「彼はこの世界で使える自分のおとぎエネルギーを全て使い果たして老人化して若い頃の記憶も自分の名前も過去の全て記憶も無くしてしまったのです」とリーパは説明しました。
そんな、老人の太郎をかぐや子は涙ぐんで抱きしめました。
「それでもいいわ、私はあなたを愛してるから」とかぐや子は言いました。
「ところで君は誰なんだ?」と太郎は言いました。
「えっ・・・私の事も忘れてしまったの?」
『残念ながら、全て忘れています。記憶をいつ取り戻すかはわかりません。彼は全エネルギーを使い果たしてしまったのです」とリーパは言いました。
「それでもいいわ私あなたを愛してるから・・・」
とかぐや子はつぶやきました。
そして、太郎はかぐやこのに支えられる様に歩き出します。
歩きながら、太郎は右手で自分の老人顔に手をかけゆっくりと動かしました。
するとどうでしょう!太郎の老人顔はもとの太郎の顔に戻っていくではありませんか!
かぐや子は驚きました。
「驚いただろ、実は芝居に使う老人の仮面をかぶっていたんだ、君を驚かせようと思ってさ・・・浦島太郎のおとぎ話の浦島太郎のラストシーンをちょっとアレンジしてしてみたんだ。どうだった、僕の演技?」と太郎は笑いながら言いました。
それを聞いてかぐや子はなおいっそう涙を流しました。
でもその表情は喜びに変わっていきます。
「意地悪ねっ」と言ってかぐや子は太郎の腕をつねりました。
そして、二人は腕を組んでまた歩いていきます。
こうして太郎は真実の愛を見つけたような気がしてきました。
これで『浦島太郎とかぐや姫3030』の愛の物語りは終わりますが、どうだったでしょう?。
作者としては浦島太郎とかぐや姫に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
そしてこの話しを最後まで読んでくれたあなたにも・・・。
FIN
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる