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浦島太郎とかぐや姫3030 その11 ラストシーンは永遠に
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こうして、無事に流星群から地球を守った舟とリーパと太郎は元の浜辺にゆっくりと着陸しました。
太郎の、無事を願っていたかぐや子と大勢の人々がそれを待っていました。
舟の上部ドアがゆっくり開き太郎が姿を現しました。
その姿をみてかぐや子はとても驚きました。
太郎はすっかり老人に変わっていました。
頭は白髪で真っ白、顔はシワだらけで頬は痩せこけています。
まるでおとぎ話の浦島太郎が老人に変わったシーンを思わせました。
「どうしたの、あなた太郎さんでしょ」とかぐや子は心配してききました。
「俺の名は太郎というのか・・・」と老人になってしまった太郎はつぶやきました。
その声もすっかり老人になっています。
「彼はこの世界で使える自分のおとぎエネルギーを全て使い果たして老人化して若い頃の記憶も自分の名前も過去の全て記憶も無くしてしまったのです」とリーパは説明しました。
そんな、老人の太郎をかぐや子は涙ぐんで抱きしめました。
「それでもいいわ、私はあなたを愛してるから」とかぐや子は言いました。
「ところで君は誰なんだ?」と太郎は言いました。
「えっ・・・私の事も忘れてしまったの?」
『残念ながら、全て忘れています。記憶をいつ取り戻すかはわかりません。彼は全エネルギーを使い果たしてしまったのです」とリーパは言いました。
「それでもいいわ私あなたを愛してるから・・・」
とかぐや子はつぶやきました。
そして、太郎はかぐやこのに支えられる様に歩き出します。
歩きながら、太郎は右手で自分の老人顔に手をかけゆっくりと動かしました。
するとどうでしょう!太郎の老人顔はもとの太郎の顔に戻っていくではありませんか!
かぐや子は驚きました。
「驚いただろ、実は芝居に使う老人の仮面をかぶっていたんだ、君を驚かせようと思ってさ・・・浦島太郎のおとぎ話の浦島太郎のラストシーンをちょっとアレンジしてしてみたんだ。どうだった、僕の演技?」と太郎は笑いながら言いました。
それを聞いてかぐや子はなおいっそう涙を流しました。
でもその表情は喜びに変わっていきます。
「意地悪ねっ」と言ってかぐや子は太郎の腕をつねりました。
そして、二人は腕を組んでまた歩いていきます。
こうして太郎は真実の愛を見つけたような気がしてきました。
これで『浦島太郎とかぐや姫3030』の愛の物語りは終わりますが、どうだったでしょう?。
作者としては浦島太郎とかぐや姫に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
そしてこの話しを最後まで読んでくれたあなたにも・・・。
FIN
太郎の、無事を願っていたかぐや子と大勢の人々がそれを待っていました。
舟の上部ドアがゆっくり開き太郎が姿を現しました。
その姿をみてかぐや子はとても驚きました。
太郎はすっかり老人に変わっていました。
頭は白髪で真っ白、顔はシワだらけで頬は痩せこけています。
まるでおとぎ話の浦島太郎が老人に変わったシーンを思わせました。
「どうしたの、あなた太郎さんでしょ」とかぐや子は心配してききました。
「俺の名は太郎というのか・・・」と老人になってしまった太郎はつぶやきました。
その声もすっかり老人になっています。
「彼はこの世界で使える自分のおとぎエネルギーを全て使い果たして老人化して若い頃の記憶も自分の名前も過去の全て記憶も無くしてしまったのです」とリーパは説明しました。
そんな、老人の太郎をかぐや子は涙ぐんで抱きしめました。
「それでもいいわ、私はあなたを愛してるから」とかぐや子は言いました。
「ところで君は誰なんだ?」と太郎は言いました。
「えっ・・・私の事も忘れてしまったの?」
『残念ながら、全て忘れています。記憶をいつ取り戻すかはわかりません。彼は全エネルギーを使い果たしてしまったのです」とリーパは言いました。
「それでもいいわ私あなたを愛してるから・・・」
とかぐや子はつぶやきました。
そして、太郎はかぐやこのに支えられる様に歩き出します。
歩きながら、太郎は右手で自分の老人顔に手をかけゆっくりと動かしました。
するとどうでしょう!太郎の老人顔はもとの太郎の顔に戻っていくではありませんか!
かぐや子は驚きました。
「驚いただろ、実は芝居に使う老人の仮面をかぶっていたんだ、君を驚かせようと思ってさ・・・浦島太郎のおとぎ話の浦島太郎のラストシーンをちょっとアレンジしてしてみたんだ。どうだった、僕の演技?」と太郎は笑いながら言いました。
それを聞いてかぐや子はなおいっそう涙を流しました。
でもその表情は喜びに変わっていきます。
「意地悪ねっ」と言ってかぐや子は太郎の腕をつねりました。
そして、二人は腕を組んでまた歩いていきます。
こうして太郎は真実の愛を見つけたような気がしてきました。
これで『浦島太郎とかぐや姫3030』の愛の物語りは終わりますが、どうだったでしょう?。
作者としては浦島太郎とかぐや姫に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
そしてこの話しを最後まで読んでくれたあなたにも・・・。
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