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第二章 探索! 物語の世界!
第7話 こんなパワーが僕に
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『マジック』!? つまり魔法か!?
そんなこと言ったって魔法なんてどうやって唱えたらいいんだ!!
僕が困惑している間に、ひとつ目の巨大なモンスターが、棍棒を振りかぶってこちらに走ってくる。
もう振り下ろせば棍棒が僕たちに届く距離まで来ている!
僕は目を閉じて、「どうにかなれー!!」と念じた……。
すると……僕の防衛本能が実体化したのか、僕たちとモンスターの間の空間に力場が発生し、三メートルはある巨体を吹き飛ばしたのだ。
「グアアアアアア!!」
まるで紙のようにモンスターは宙を舞って地面に落ち、すぐさま立ち上がって逃げていく……
「「や……やったーー!!」」
「ライトかっこいい!!」
リードが僕に抱きついてきた。
僕は自分の手を見て、思わず言ってしまった。
「僕に……こんな力が……」
「すごいですよ! あんな大きいモンスターをやっつけたんですよ!!」
いつもよりリードの声が近くに感じるので彼女の方を見たら、めちゃめちゃ顔が近くにあった。
「「あ……」」
流石にお互いに恥ずかしくなってしまい、リードは僕から離れた。
そして顔を真っ赤にしながら、リードは僕に向き直る。
「これが、ファンタジーの世界なんです! 誰もが英雄になれる可能性があるんです!」
* * * * *
僕たちが、村から見えた大きな街に着いた頃には日が傾き始めていた。
夕日までもが、なんだか僕の知ってる夕日と少し違う気がした。
街には、大きなお城がある。村から見えていた建物は、石造のお城だったんだ。そして人が多い。
筋骨隆々の大男が、鉄製の甲冑を見に纏い、自分の背丈ほどの大剣をぶら下げて歩いている。
すれ違うのが、少し恐ろしい。
通りに目をやれば、黒いローブを身に纏っている青白い老人と、日本のニンジャのような装いをした男が会話をしている。
城の門の近くでは、騎士らしい鎖帷子の大男達が並んで立っている。さながら仮装大会だ。
もう夕方だと言うのに、人が多く集まっている建物がある。
構えてある看板の文字は……なんだか見たこともない文字で読めない。ただ……不思議な事に言葉は聞き取れた。
「レストーク村まで薬草を届けてくれ!」
「レストーク村に現れたサイクロプスの討伐! 報酬ははずむよ!」
「デムジン山に生えている薬草を取ってきておくれ! 怪鳥に気をつけるんだよ!」
「シェイクスピア喜劇の結末は!? 村に戻って探せ!」
「オーグランドの洞窟に現れるワニのせいで、隣の国にいけない! 誰かやっつけてくれ!」
ものすごい活気だ。どうやら仕事を斡旋しているように見える。
「あれはギルドですね」
リードが教えてくれた。
「みんな、より強い武器や防具を手に入れて、名を上げるためにギルドで仕事を請け負って冒険に出るんです!
生活のためじゃなくて、自身の名誉のためです! 格好よくないですか!? そうだ! ライトも受けてみませんか!?」
「僕があ?」
「だってさっき、あんなすごい魔法が使えたんですよ!?
……『宇宙船を追放された元宇宙飛行士の俺、貧乏庶民に転生して美少女と一緒に成り上がる』」
「やめてよ『元』なんて……あと追放された訳じゃないよ」
「ほら! あの人たちもミッションに挑もうとしてますよ」
リードが指刺したのは、ギルドのそばに置いてある巨大な掲示板。そこで何やら口論をしている二人組の男だ。
二人でパーティーを組んでいるのだろうか……。
「だから! このミッションを受けて名をあげないと! 宿賃が払えないだろ!」
「でもこれ、危険ですよデウの兄貴」
「危険でも名を上げるには! これを受けるしかないぞ! キヨ!!」
「デウの兄貴は文字が読めないんですかい!?
いいですかこう書いてあります。
……今日のイチオシ討伐ミッション。特Aクラス最恐モンスター、『切り裂き人面獣』が降臨。
報酬は、レアアイテム『風神の剣』『雷神の盾』『偶然に鎧』……何か最後のやつ変じゃないですか!?」
「いいんだよ! このミッションをクリアして、レアアイテムが手に入ったら俺たちはもう、この地区の英雄だぞ!」
男たちの様子を見ているリードの目の中に、星が輝いている。
僕は気になり始めてしまったが……すぐに考え直した。
「なあ、リード。……言ってなかったけど、僕には任務がある」
「え!? もうミッション受けてたんですか!?」
「違うよ。現実の話だ。そもそも僕は、人類が地球の代わりに生活できる場所を求めて宇宙にやってきたんだ。
巨大隕石が地球に衝突する話、君も知ってるだろう?」
「え?……ああ、はい」
「僕は本当は火星に行くつもりだったんだけど、手違いでこんな場所に来てしまったんだ。
僕は、隕石が落ちる前に、人類が暮らせる世界を見つけないといけない。そこでー……この世界はどうだろう? ってちょっと思ったんだ」
「『この世界』ですか?」
「ああ。地球からこの世界にやって来られるのは、僕と君が証明した。そして、見たところ地球とそんなに生活環境は変わらないと思う。人類の移住先としてはひとまず合格点だと思う」
「みんなが異世界ファンタジーの世界で生活すると言う事ですか!? いい! すごくいいです!」
リードが飛び跳ねている。
「……と僕も思ったんだが……やっぱり懸念点がある。ここにはどうやら、『力だけが全て』みたいな風潮が働いているよな。
僕等なんか、のっけから大きなモンスターと遭遇してしまった。ここには、そう言うのがたくさんいらっしゃるんだろう。
地球には色々な人がいる。体の不自由な方もいる。そう言う人たちがこの世界で暮らすのは難儀なのではないだろうか……」
「そうですかー?」
リードがしょげてしまった。
「ただ、希望は見えた。なあ、まだ確か、『他の世界』があるよな?」
「ええ。あと五個あります」
「一通り、世界を見てみたいんだ。人類が生きていくのに適した世界を見つけたい」
僕が言うと、リードは宙を仰いで考えた。そして、嬉しそうにこっちを見て……
「『冒険』って事ですね!?」
「……冒険。そうだ。その通り。
君もよければ手伝って欲しい。君は、物語の世界に詳しいようだし」
「わかりました! 私に任せてください!! じゃあ、名残惜しいですけどひとまずこの世界を出ないとですね」
「ああ。ひとまず次の世界に行こう」
僕たちは、ギルドを離れて、街からでた。
息を吸って集中し、僕は唱えた。
「『跳べ!』」
…… ……僕の声はやまびこのように周りに響く。
そして、跳べない。
「……あれ?」
僕はもう一度集中して、唱えてみた。
「『跳べ!』」
やはり何も起きない。それどころか辺りから物音が聞こえる。
……モンスターがやってくるのではないだろうか?
「マジックポイントが切れたんですかね……」
え、アレが使えるのは一度だけだったのか!?
このままじゃあ、冒険どころかこの世界から出ることができない!!
と、嫌な足音が響く。巨大な何かの気配を感じる。
……それも、一匹や二匹じゃない。
どうやら歓迎できない事態のようだ。
気がつくと僕たちの周りを、
先ほどの、棍棒を持った巨大なひとつ目モンスターが大勢で表れて僕たちを囲んでいる!!
「マズイ……どうしよう……!?」
モンスター達が、ゆっくりとこちらに近づいてくる……
「ライトさん……」
隣でリードが神妙な声を出す。
「どうやら覚悟を決めるしかないようです。敢えてこの世界で『アレ』をやりましょう」
敢えて『アレ』とはなんだ『アレ』とは!
僕は物語の世界の勝手がわからなさすぎて混乱してしまう。
そうしているうちに、もうモンスター達が目で確認できる距離までやってきた!
それぞれに殺意の高い棍棒を持って、群れで僕たちを狩ろうとしている!
僕はどうしたらいいんだ!!
* * * * *
すると、リードがこんなことを言った。
「ライトさんが、『物語の世界の入り口でした最初の仕事、漢字二文字』を思い出してください。
その二文字の……『頭の文字』を入れ替えてみて」
そんなこと言ったって魔法なんてどうやって唱えたらいいんだ!!
僕が困惑している間に、ひとつ目の巨大なモンスターが、棍棒を振りかぶってこちらに走ってくる。
もう振り下ろせば棍棒が僕たちに届く距離まで来ている!
僕は目を閉じて、「どうにかなれー!!」と念じた……。
すると……僕の防衛本能が実体化したのか、僕たちとモンスターの間の空間に力場が発生し、三メートルはある巨体を吹き飛ばしたのだ。
「グアアアアアア!!」
まるで紙のようにモンスターは宙を舞って地面に落ち、すぐさま立ち上がって逃げていく……
「「や……やったーー!!」」
「ライトかっこいい!!」
リードが僕に抱きついてきた。
僕は自分の手を見て、思わず言ってしまった。
「僕に……こんな力が……」
「すごいですよ! あんな大きいモンスターをやっつけたんですよ!!」
いつもよりリードの声が近くに感じるので彼女の方を見たら、めちゃめちゃ顔が近くにあった。
「「あ……」」
流石にお互いに恥ずかしくなってしまい、リードは僕から離れた。
そして顔を真っ赤にしながら、リードは僕に向き直る。
「これが、ファンタジーの世界なんです! 誰もが英雄になれる可能性があるんです!」
* * * * *
僕たちが、村から見えた大きな街に着いた頃には日が傾き始めていた。
夕日までもが、なんだか僕の知ってる夕日と少し違う気がした。
街には、大きなお城がある。村から見えていた建物は、石造のお城だったんだ。そして人が多い。
筋骨隆々の大男が、鉄製の甲冑を見に纏い、自分の背丈ほどの大剣をぶら下げて歩いている。
すれ違うのが、少し恐ろしい。
通りに目をやれば、黒いローブを身に纏っている青白い老人と、日本のニンジャのような装いをした男が会話をしている。
城の門の近くでは、騎士らしい鎖帷子の大男達が並んで立っている。さながら仮装大会だ。
もう夕方だと言うのに、人が多く集まっている建物がある。
構えてある看板の文字は……なんだか見たこともない文字で読めない。ただ……不思議な事に言葉は聞き取れた。
「レストーク村まで薬草を届けてくれ!」
「レストーク村に現れたサイクロプスの討伐! 報酬ははずむよ!」
「デムジン山に生えている薬草を取ってきておくれ! 怪鳥に気をつけるんだよ!」
「シェイクスピア喜劇の結末は!? 村に戻って探せ!」
「オーグランドの洞窟に現れるワニのせいで、隣の国にいけない! 誰かやっつけてくれ!」
ものすごい活気だ。どうやら仕事を斡旋しているように見える。
「あれはギルドですね」
リードが教えてくれた。
「みんな、より強い武器や防具を手に入れて、名を上げるためにギルドで仕事を請け負って冒険に出るんです!
生活のためじゃなくて、自身の名誉のためです! 格好よくないですか!? そうだ! ライトも受けてみませんか!?」
「僕があ?」
「だってさっき、あんなすごい魔法が使えたんですよ!?
……『宇宙船を追放された元宇宙飛行士の俺、貧乏庶民に転生して美少女と一緒に成り上がる』」
「やめてよ『元』なんて……あと追放された訳じゃないよ」
「ほら! あの人たちもミッションに挑もうとしてますよ」
リードが指刺したのは、ギルドのそばに置いてある巨大な掲示板。そこで何やら口論をしている二人組の男だ。
二人でパーティーを組んでいるのだろうか……。
「だから! このミッションを受けて名をあげないと! 宿賃が払えないだろ!」
「でもこれ、危険ですよデウの兄貴」
「危険でも名を上げるには! これを受けるしかないぞ! キヨ!!」
「デウの兄貴は文字が読めないんですかい!?
いいですかこう書いてあります。
……今日のイチオシ討伐ミッション。特Aクラス最恐モンスター、『切り裂き人面獣』が降臨。
報酬は、レアアイテム『風神の剣』『雷神の盾』『偶然に鎧』……何か最後のやつ変じゃないですか!?」
「いいんだよ! このミッションをクリアして、レアアイテムが手に入ったら俺たちはもう、この地区の英雄だぞ!」
男たちの様子を見ているリードの目の中に、星が輝いている。
僕は気になり始めてしまったが……すぐに考え直した。
「なあ、リード。……言ってなかったけど、僕には任務がある」
「え!? もうミッション受けてたんですか!?」
「違うよ。現実の話だ。そもそも僕は、人類が地球の代わりに生活できる場所を求めて宇宙にやってきたんだ。
巨大隕石が地球に衝突する話、君も知ってるだろう?」
「え?……ああ、はい」
「僕は本当は火星に行くつもりだったんだけど、手違いでこんな場所に来てしまったんだ。
僕は、隕石が落ちる前に、人類が暮らせる世界を見つけないといけない。そこでー……この世界はどうだろう? ってちょっと思ったんだ」
「『この世界』ですか?」
「ああ。地球からこの世界にやって来られるのは、僕と君が証明した。そして、見たところ地球とそんなに生活環境は変わらないと思う。人類の移住先としてはひとまず合格点だと思う」
「みんなが異世界ファンタジーの世界で生活すると言う事ですか!? いい! すごくいいです!」
リードが飛び跳ねている。
「……と僕も思ったんだが……やっぱり懸念点がある。ここにはどうやら、『力だけが全て』みたいな風潮が働いているよな。
僕等なんか、のっけから大きなモンスターと遭遇してしまった。ここには、そう言うのがたくさんいらっしゃるんだろう。
地球には色々な人がいる。体の不自由な方もいる。そう言う人たちがこの世界で暮らすのは難儀なのではないだろうか……」
「そうですかー?」
リードがしょげてしまった。
「ただ、希望は見えた。なあ、まだ確か、『他の世界』があるよな?」
「ええ。あと五個あります」
「一通り、世界を見てみたいんだ。人類が生きていくのに適した世界を見つけたい」
僕が言うと、リードは宙を仰いで考えた。そして、嬉しそうにこっちを見て……
「『冒険』って事ですね!?」
「……冒険。そうだ。その通り。
君もよければ手伝って欲しい。君は、物語の世界に詳しいようだし」
「わかりました! 私に任せてください!! じゃあ、名残惜しいですけどひとまずこの世界を出ないとですね」
「ああ。ひとまず次の世界に行こう」
僕たちは、ギルドを離れて、街からでた。
息を吸って集中し、僕は唱えた。
「『跳べ!』」
…… ……僕の声はやまびこのように周りに響く。
そして、跳べない。
「……あれ?」
僕はもう一度集中して、唱えてみた。
「『跳べ!』」
やはり何も起きない。それどころか辺りから物音が聞こえる。
……モンスターがやってくるのではないだろうか?
「マジックポイントが切れたんですかね……」
え、アレが使えるのは一度だけだったのか!?
このままじゃあ、冒険どころかこの世界から出ることができない!!
と、嫌な足音が響く。巨大な何かの気配を感じる。
……それも、一匹や二匹じゃない。
どうやら歓迎できない事態のようだ。
気がつくと僕たちの周りを、
先ほどの、棍棒を持った巨大なひとつ目モンスターが大勢で表れて僕たちを囲んでいる!!
「マズイ……どうしよう……!?」
モンスター達が、ゆっくりとこちらに近づいてくる……
「ライトさん……」
隣でリードが神妙な声を出す。
「どうやら覚悟を決めるしかないようです。敢えてこの世界で『アレ』をやりましょう」
敢えて『アレ』とはなんだ『アレ』とは!
僕は物語の世界の勝手がわからなさすぎて混乱してしまう。
そうしているうちに、もうモンスター達が目で確認できる距離までやってきた!
それぞれに殺意の高い棍棒を持って、群れで僕たちを狩ろうとしている!
僕はどうしたらいいんだ!!
* * * * *
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