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第二章 探索! 物語の世界!
第13話 少年とミステリー
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「『フラグ』?」
「そう! 死亡フラグを立てないこと! ソレがミステリー世界を生き残る上での鉄則です!」
「うーん、こんなに人が沢山いるんだから、僕は大丈夫なんじゃないかな……」
「ソレです!!」
リードに指を刺された。おでこを。
リードが人差し指で僕のおでこをグリグリと押してくる。
「『自分は大丈夫だろう』『自分は関係ない』とか言ってる人間からお亡くなりになるのがミステリーの世界です! 肝に銘じておいてください!?」
「痛い! わかったから! 痛い!……
仕方ないなー……どっか個室にでもこもって、時間を稼ごう……」
「僕と悪手!!」
リードがデコピンをしてきた。
「痛え!」
「何もわかってない! それが死亡フラグですライトさん!」
「これが! 死亡フラグなのか!? ……じゃあ逃げるか。ヘリにでも乗って……」
「ヘリは悪手!!」
リードがデコピンをしてきた。
「痛え! 何でだ!」
「墜落するからです! あと乗り物で逃げようとするのは基本、悪手です!」
リードが何を言っているのか、僕には何一つ理解できなかった……。
「ライトさんは私から離れないでください。危なっかしい……」
すると、洋館内にある時計が、ボーンと八回鳴った。窓がないのでわからなかったがどうやら今が午後八時のようだ。
八時……。予告状によれば、ここで第二の殺人が起きるはずだが……
などと考えているうちに、遠くから人の声が響く。
「カモン!! ハリアーップ!!」
誰かが騒いでいる。僕らを含め、その場にいる人間全員が、洋館の西側にある倉庫の前に集まった。
* * * * *
その男は、苦悶の表情を浮かべて口から泡を吐き、洋館の倉庫の壁にもたれかかっていた。
「毒殺のようです……」
刑事エカットが死体の様子を調べて言う。
メイドのローマおばさんが、オロオロと泣きながらご遺体に近づく。
「おお! ケモン!! どうして!! ケモン!!」
ご遺体の格好から、彼も使用人なのだろう。
エカット警部が手袋をして、使用人ケモンの遺体の状況を観察する。
「メイドのローマ夫人から聞いたのですが、倉庫は使用人たちの休憩所として使われていたのですな。休憩中飲んだ紅茶に、毒物が混入されていたんだ。なんと卑怯な!」
本当に午後八時に犯行が起き、館内は騒ついた。
すると……
キャーーー!!
などと先ほどまで僕たちがいた客間から悲鳴が聞こえた。
僕たちはなんとなく、悲鳴の元まで向かった。
* * * * *
第三の犯行が既に行われていた。
洋館の大きな入り口の扉、その前で、男性が吊るされていた。
既にこと切れている。
恐怖する人々をかき分け、エカット警部が遺体の元まで歩いていく。
「……彼は?」
すると、使用人ローマが震える声で答えた。
「コーナン先生が生前所属されていた……スケート・クラブの顧問の先生です……」
これで三人目の被害者だ。
「うわ……めっちゃ殺すじゃん……」
またボーンとカネが鳴る。どうやら、午後八時半になったようだ。
切り裂き人面獣の殺意の高さに、僕はだんだん、本当に生き残れるのか不安になってきた。こんなことならフラグについてもっと勉強するべきだった。
……どのみち、こんな混乱した状況では『機械』を設置して世界から出るなんて不可能だろう。
つまり、誰かが犯人を捕まえてくれるのを待つしかない。
僕が途方に暮れていると、僕の袖が誰かに引っ張られているのを感じた。
視線をやると、それは、日系の男の子だった。……小学校低学年ぐらいだろうか?
こんな子供もパーティーに呼ばれていたのか。
「なんだい?」
「ねえお兄ちゃん。『食堂じゃない場所』ってどこ?」
『食堂じゃない場所』それは、切り裂き人面獣が書き残した殺害予告に書いてあった文言だ。
そこに、切り裂き人面獣の正体に関するヒントがある。そう書いてあった。
「坊や、お巡りさんに任せたほうがいいよ」
僕が正論を説くと、日系の男の子はムッとして……
「だめだよ! あのお巡りさんじゃ無理だ!」
「やれやれ。君なら犯人が捕まえられるのかい?」
と聞くと、男の子は胸を張って、『よくぞ聞いてくれた』と言わんばかりにポーズをとった。
「僕は少年探偵、司! 日本にある松ヶ谷第二小学校の生徒です!」
「えー、ここ、ロンドンだろ? ……えらく遠いところから来たんだね……」
「少年探偵だからね! コードネームは『二小司』!!」
ださ! と、思わず口から溢れそうになってしまった。
コードネームなんて、どうして持ってるんだ。いつ使うんだそれは。
しかも本名が入っちゃっているのは、いいのかそれは!?
色々とツッコミどころのある少年探偵を目の前に僕が困惑していると、食堂の方からまた叫び声が聞こえた……。
「遅かった! 行こう!」
「わあ! ちょっと!!」
僕は少年探偵に無理やり袖を引っ張られ、食堂まで走らされた。
* * * * *
第四の犯行は食堂で起きた。
外傷はなく、口から血を流して食堂のテーブルに突っ伏していた。
洋館内の人々の恐怖と混乱のボルテージがまた上がってしまった……。
「ねえ、お兄ちゃん」
死体を前に落ち着いている少年探偵が、僕の袖を引っ張る。
「見て。この人、死ぬ前に指で何かを書いてるよ」
ええ? と僕が死体を覗き込むと、確かにテーブルに血文字が書かれている。
こう書かれてある。
『dining』
「なんのヒントだと思う!? お兄ちゃん!」
「……君は人が死んでるのを見て何も思わないのか……?」
「食堂に血文字……これが本当の『ダイニングメッセージ』だね! お兄ちゃん!」
「人の心がないのかっ!?」
「だって、もう亡くなってるんじゃあ仕方がないじゃないか。
それとも洋館中に聞いてみる?『お客様の中にドクターはいらっしゃいませんか?』って」
「絶対聞かない!」
目の前の少年探偵は、嫌な意味で場馴れしていた。
「dining……これはきっと何かの暗号だ……例えば……」
少年探偵は、僕の袖を強く引っ張る
「出てきた言葉をアナグラムで文字を入れ替えてみよう暗号解読」
少年の目は何かに取り憑かれている。怖い。
「ねえ! 何か思いついた!? お兄さん!」
僕が若干引いてると、隣からリードも話しかけてきた。
「ライトさん! 確かに事件を解決した方がいいです。
封鎖された空間で、これだけ大勢の人のストレスが溜まっていくと状況はもっと悪くなりますよ!」
「そうだよお兄ちゃん! 大人たちが怖いんだ! なんとかしてよ!」
なんとかしてって言われてもなあ……
「これだけ容疑者が多いんだよ? わかるわけないじゃないか……」
僕はため息をついた。
少年探偵は口を尖らせた。
「お兄さん、大人なのに事件を解決できないの!?」
大人でも無理なものは無理なんだよ。と言う言葉を僕は飲み込んだ。
すると、少年探偵の口元が一瞬、吊り上がったように見えた。
少年特有の、悪知恵を思いついた顔だった……。
彼は僕の袖をもう一度掴み、持ち上げる。
そして周りに聞こえるように大声を出した。
「みなさーーん! 聞いてくださーい!!」
不安そうな人々の顔が、一瞬のうちに僕に集まる。
僕は、今何が起きているのか訳が分からなかった。
「この人! 犯人が分かったようです!!」
…… ……ファ!? なんてことを言い出すんだこの子は!!
不安そうにしている人々が一斉に僕の元に集まってくる……。
「本当かね!」
「君は探偵なのか!?」
「犯人は! 一体誰なんだ!!」
殺到。僕に殺到である。
そりゃあそうだ。みんな不安で、藁にも縋りたいのだから。
問題なのは……
僕には犯人の目星が何一つ、ついていないことだ。
……とんだ少年探偵だ。なんてことをしてくれたんだ。
大勢の人々が、僕の言葉を待っている……。
「探偵さん! 教えてくれ!! 犯人は誰なんだ!!」
気絶しそうな足を踏ん張り、僕は目を閉じた……。
犯人!? 落ち着いて考えろ。
こんなに人がいるのに、怪しい行動一つ取らずにあちらこちらで、殺人なんてできるものだろうか?
そんなことができる人間がいるだろうか?
一体犯人は誰なんだ……!! 誰の仕業なんだ!!
* * * * *
すると、リードが後ろからこう言った。
「食堂が『ダイニング』だとしたら、『食堂じゃない場所』つまり『居間』は?『ワームホール』での出来事を思い出して探してください。そして該当する『言葉の後』を読んでください!」
「そう! 死亡フラグを立てないこと! ソレがミステリー世界を生き残る上での鉄則です!」
「うーん、こんなに人が沢山いるんだから、僕は大丈夫なんじゃないかな……」
「ソレです!!」
リードに指を刺された。おでこを。
リードが人差し指で僕のおでこをグリグリと押してくる。
「『自分は大丈夫だろう』『自分は関係ない』とか言ってる人間からお亡くなりになるのがミステリーの世界です! 肝に銘じておいてください!?」
「痛い! わかったから! 痛い!……
仕方ないなー……どっか個室にでもこもって、時間を稼ごう……」
「僕と悪手!!」
リードがデコピンをしてきた。
「痛え!」
「何もわかってない! それが死亡フラグですライトさん!」
「これが! 死亡フラグなのか!? ……じゃあ逃げるか。ヘリにでも乗って……」
「ヘリは悪手!!」
リードがデコピンをしてきた。
「痛え! 何でだ!」
「墜落するからです! あと乗り物で逃げようとするのは基本、悪手です!」
リードが何を言っているのか、僕には何一つ理解できなかった……。
「ライトさんは私から離れないでください。危なっかしい……」
すると、洋館内にある時計が、ボーンと八回鳴った。窓がないのでわからなかったがどうやら今が午後八時のようだ。
八時……。予告状によれば、ここで第二の殺人が起きるはずだが……
などと考えているうちに、遠くから人の声が響く。
「カモン!! ハリアーップ!!」
誰かが騒いでいる。僕らを含め、その場にいる人間全員が、洋館の西側にある倉庫の前に集まった。
* * * * *
その男は、苦悶の表情を浮かべて口から泡を吐き、洋館の倉庫の壁にもたれかかっていた。
「毒殺のようです……」
刑事エカットが死体の様子を調べて言う。
メイドのローマおばさんが、オロオロと泣きながらご遺体に近づく。
「おお! ケモン!! どうして!! ケモン!!」
ご遺体の格好から、彼も使用人なのだろう。
エカット警部が手袋をして、使用人ケモンの遺体の状況を観察する。
「メイドのローマ夫人から聞いたのですが、倉庫は使用人たちの休憩所として使われていたのですな。休憩中飲んだ紅茶に、毒物が混入されていたんだ。なんと卑怯な!」
本当に午後八時に犯行が起き、館内は騒ついた。
すると……
キャーーー!!
などと先ほどまで僕たちがいた客間から悲鳴が聞こえた。
僕たちはなんとなく、悲鳴の元まで向かった。
* * * * *
第三の犯行が既に行われていた。
洋館の大きな入り口の扉、その前で、男性が吊るされていた。
既にこと切れている。
恐怖する人々をかき分け、エカット警部が遺体の元まで歩いていく。
「……彼は?」
すると、使用人ローマが震える声で答えた。
「コーナン先生が生前所属されていた……スケート・クラブの顧問の先生です……」
これで三人目の被害者だ。
「うわ……めっちゃ殺すじゃん……」
またボーンとカネが鳴る。どうやら、午後八時半になったようだ。
切り裂き人面獣の殺意の高さに、僕はだんだん、本当に生き残れるのか不安になってきた。こんなことならフラグについてもっと勉強するべきだった。
……どのみち、こんな混乱した状況では『機械』を設置して世界から出るなんて不可能だろう。
つまり、誰かが犯人を捕まえてくれるのを待つしかない。
僕が途方に暮れていると、僕の袖が誰かに引っ張られているのを感じた。
視線をやると、それは、日系の男の子だった。……小学校低学年ぐらいだろうか?
こんな子供もパーティーに呼ばれていたのか。
「なんだい?」
「ねえお兄ちゃん。『食堂じゃない場所』ってどこ?」
『食堂じゃない場所』それは、切り裂き人面獣が書き残した殺害予告に書いてあった文言だ。
そこに、切り裂き人面獣の正体に関するヒントがある。そう書いてあった。
「坊や、お巡りさんに任せたほうがいいよ」
僕が正論を説くと、日系の男の子はムッとして……
「だめだよ! あのお巡りさんじゃ無理だ!」
「やれやれ。君なら犯人が捕まえられるのかい?」
と聞くと、男の子は胸を張って、『よくぞ聞いてくれた』と言わんばかりにポーズをとった。
「僕は少年探偵、司! 日本にある松ヶ谷第二小学校の生徒です!」
「えー、ここ、ロンドンだろ? ……えらく遠いところから来たんだね……」
「少年探偵だからね! コードネームは『二小司』!!」
ださ! と、思わず口から溢れそうになってしまった。
コードネームなんて、どうして持ってるんだ。いつ使うんだそれは。
しかも本名が入っちゃっているのは、いいのかそれは!?
色々とツッコミどころのある少年探偵を目の前に僕が困惑していると、食堂の方からまた叫び声が聞こえた……。
「遅かった! 行こう!」
「わあ! ちょっと!!」
僕は少年探偵に無理やり袖を引っ張られ、食堂まで走らされた。
* * * * *
第四の犯行は食堂で起きた。
外傷はなく、口から血を流して食堂のテーブルに突っ伏していた。
洋館内の人々の恐怖と混乱のボルテージがまた上がってしまった……。
「ねえ、お兄ちゃん」
死体を前に落ち着いている少年探偵が、僕の袖を引っ張る。
「見て。この人、死ぬ前に指で何かを書いてるよ」
ええ? と僕が死体を覗き込むと、確かにテーブルに血文字が書かれている。
こう書かれてある。
『dining』
「なんのヒントだと思う!? お兄ちゃん!」
「……君は人が死んでるのを見て何も思わないのか……?」
「食堂に血文字……これが本当の『ダイニングメッセージ』だね! お兄ちゃん!」
「人の心がないのかっ!?」
「だって、もう亡くなってるんじゃあ仕方がないじゃないか。
それとも洋館中に聞いてみる?『お客様の中にドクターはいらっしゃいませんか?』って」
「絶対聞かない!」
目の前の少年探偵は、嫌な意味で場馴れしていた。
「dining……これはきっと何かの暗号だ……例えば……」
少年探偵は、僕の袖を強く引っ張る
「出てきた言葉をアナグラムで文字を入れ替えてみよう暗号解読」
少年の目は何かに取り憑かれている。怖い。
「ねえ! 何か思いついた!? お兄さん!」
僕が若干引いてると、隣からリードも話しかけてきた。
「ライトさん! 確かに事件を解決した方がいいです。
封鎖された空間で、これだけ大勢の人のストレスが溜まっていくと状況はもっと悪くなりますよ!」
「そうだよお兄ちゃん! 大人たちが怖いんだ! なんとかしてよ!」
なんとかしてって言われてもなあ……
「これだけ容疑者が多いんだよ? わかるわけないじゃないか……」
僕はため息をついた。
少年探偵は口を尖らせた。
「お兄さん、大人なのに事件を解決できないの!?」
大人でも無理なものは無理なんだよ。と言う言葉を僕は飲み込んだ。
すると、少年探偵の口元が一瞬、吊り上がったように見えた。
少年特有の、悪知恵を思いついた顔だった……。
彼は僕の袖をもう一度掴み、持ち上げる。
そして周りに聞こえるように大声を出した。
「みなさーーん! 聞いてくださーい!!」
不安そうな人々の顔が、一瞬のうちに僕に集まる。
僕は、今何が起きているのか訳が分からなかった。
「この人! 犯人が分かったようです!!」
…… ……ファ!? なんてことを言い出すんだこの子は!!
不安そうにしている人々が一斉に僕の元に集まってくる……。
「本当かね!」
「君は探偵なのか!?」
「犯人は! 一体誰なんだ!!」
殺到。僕に殺到である。
そりゃあそうだ。みんな不安で、藁にも縋りたいのだから。
問題なのは……
僕には犯人の目星が何一つ、ついていないことだ。
……とんだ少年探偵だ。なんてことをしてくれたんだ。
大勢の人々が、僕の言葉を待っている……。
「探偵さん! 教えてくれ!! 犯人は誰なんだ!!」
気絶しそうな足を踏ん張り、僕は目を閉じた……。
犯人!? 落ち着いて考えろ。
こんなに人がいるのに、怪しい行動一つ取らずにあちらこちらで、殺人なんてできるものだろうか?
そんなことができる人間がいるだろうか?
一体犯人は誰なんだ……!! 誰の仕業なんだ!!
* * * * *
すると、リードが後ろからこう言った。
「食堂が『ダイニング』だとしたら、『食堂じゃない場所』つまり『居間』は?『ワームホール』での出来事を思い出して探してください。そして該当する『言葉の後』を読んでください!」
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