やめて!お仕置きしないで!本命の身代わりなのに嫉妬するの?〜国から逃亡中の王子は変態悪魔に脅される!?〜

ゆきぶた

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二章

95、ローブの中は☆

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微エロ注意!

ー  ー  ー  ー  ー





















何とか普通に話せるようになった俺は、まだ少し疼く体で息をハァハァ言わせながらウルに確認していた。

「そのオークションに、俺が出品されるわけじゃないんだよな?」
「うん、俺たちが参加するのはオークションのおまけみたいなやつだから、俺も一緒に出るし安心して?」
「……わかった。ウルが一緒にいてくれるなら、俺は大丈夫だ」

こんな格好で行く事に少し不安ではあるが、コレでガリアが釣れるというなら少しは我慢しないといけない。

「えっと、もしかして確認したい事はそれだけだったのかな?」
「ああ、とういより俺はウルがずっと側にいてくれるなら、何があっても大丈夫だ……」
「デオ……!絶対に俺が必ず守るから安心して」
「ああ、信じてるからな……」

ギュッと強く抱きしめてくれたウルに俺は安心していたのに、気がつけばウルの手には紐が握り締められていた。

「ウル、なんで紐持って……」
「デオが安心してくれたから、続きしてもいいかなと思って」
「ふぇっ……?」
「じゃあディルドを動かしながら試しに引っ張って見るよ?」
「やぁっ!?いきなり動かすなぁぁ!!」

再びディルドが動き始めるのと同時に、ウルは俺の紐を引っ張った。

「ぁぁ!!ひっぱるなぁっ、乳首とれるからぁ!」
「とれないから、大丈夫。だから立ち上がってそのまま少し歩いてみようか?」
「そ、そんなの無理だぁ!!」

無理だと言うのに、ウルはさらに紐を引っ張った。
俺はどうにか立ち上がると、足を一歩前へと踏み出してみた。

「んんっ、ぁっ……な、中がぁっ!!」
「歩くたびに良いところに擦れてこれ以上無理?」
「む、無理……こんなんじゃぁっ、ま、まともに歩く事も出来ないからぁっ!!」
「そっかぁ、じゃあ振動も紐もやめたらどう?歩ける??」

言った通りディルドの振動を止めてくれたウルは、紐からも手を離した。
俺は足を一歩ずつ前に出して歩いていく。
中がたまにいいところに触れるが、さっきよりは普通に歩けそうだ。

「これなら、多分大丈夫……」
「ならオーディション会場まではこれで行くしかないね」
「え、この格好でどうやっていくんだ?」
「会場に着くまではローブを着せてあげるから安心して」
「……前みたいに捲れたりとかしないよな??」

冒険者ギルドでの恥ずかしかった記憶を思い出した俺は、ウルを睨みつける。

「前とは違うやつだから大丈夫だよ?それにそろそろいい時間だし、待ち合わせ場所に向かおうか?」
「正直この格好で向かうのは不本意だけど、仕方ない」

流石に向こうに着いてからこんな格好に着替えるわけにはいかないからな……。
そう思いながら俺は宿を出たのだった。

今の時間は日が暮れ始めて、人通りはだいぶ少ない。
だからだろうか、先ほどからウルが俺にちょっかいを出してくるのだ。

「ねぇ、デオ……尻尾触ってもいい?」
「だ、だめに決まってるだろ……っていいながら触るなよ……んっ……」

人が少ないとはいえ、歩いてる人はいるのだ。
だから俺はその人達にバレないだろうかとハラハラしながら口を押さえる。

「ふふ、ローブの中がこんな恥ずかしい格好になってるなんて、周りの人達は知らないのにね……バレるかもしれないスリルでもしかして興奮してる?」
「し、してない。ウルが尻尾触るのが原因だから……」

そう言いながら俺は必死に首を振る。
だって俺は流石にそこまで変態じゃない。

「なんだ、そこまで変態にはなってないか。でもデオがそこまで変態なっちゃったら、毎日夜に徘徊しないといけなくなっちゃうからねぇ~」
「そ、そんなの絶対にしない……!」
「でも、今日だけは折角だから楽しませてね?」
「んんっ……」

再び尻尾を触り始めたウルに、俺は流石に我慢の限界だった。
だから俺はウルの腕を掴んで言ってやった。

「ウルは今からガリアと戦うかも知れないってわかってるのか??」
「勿論わかってるよ」
「なら……!」
「だからって肩肘張ってもしょうがないでしょ。今は気持ちをリラックスさせる事が大事だよ?」
「だからって、こんな方法……」

俯いてしまった俺に、ウルは頭を撫でながら優しい声で言う。

「大丈夫、ガリアが出てきたら今度こそ絶対に殺してあげるからね?だからデオは安心して俺に体を委ねてくれればいいからさ」
「……ウル」

する事は無茶苦茶だけど、ちゃんと俺の事を考えてくれているのだと思うと少し嬉しくなり、俺はウルを見る。そしてウルも俺を見つめていた。

「えーっと、見つめ合ってるところ悪いんだが。ここは待ち合わせ場所だぜ?」
「!?」
「なんだ、もう着いちゃったのかー」

突然現れた男に俺は驚きのあまり、ウルから飛び退いていた。
そこにいたのは、前に俺とウルがしている最中に突然現れた男で、確かダンと呼ばれていたはずだ。

「それにしても相変わらずウルは趣味が悪いなー」

ダンは、俺のローブ姿を上から下までじっくり観察していた。まるで中まで見えてるのかと思ってしまう程に……。

「はぁ、そんなのダンだけには言われたくないんだけど?」
「そんなことねぇと思うけどな?まあ、とりあえずさっさと侵入するから早く行くぜ。それに見ろよ、ゼントなんかもう準備万端でやる気充分だからな」
「はーい、いつでも行けまーす!」

ダンの後ろから現れたゼントに、俺は驚いてしまう。

「え、なんでゼントが……??」
「そういえば、デオはあのとき寝ていたから知らなかったよね。ゼントは何故か進化してた上位種だったんだよ?」
「……進化!?」

あのゼントが?って言えるほど詳しくないけど。
だけどこんなにも進化してる人たちが集まってくるのは、やっぱり上位種同士は惹かれ合うから、ということなのだろうか……?

「それにしても、ゼントのやる気が前よりも凄く出ててるような気がするのは何故なのかな?」
「やっぱそこ気になっちゃいますよね?なら行く前に俺の話を聞いてくださいよー。実はですね、俺ってば運命の相手に出会ったんですよ!」
「「運命の相手??」」

何を言ってるのかよくわからなくて、俺とウルは声を揃えて聞き返してしまった。

「そうなんですよー、潔癖症で人に触れると蕁麻疹が出るはずの俺が、その人に触れても蕁麻疹が出なかったんですよ!信じられたますかー?だからこれは絶対に運命の相手に違いない!と、思ったのにそれ以降その人に会えなくなっちゃって……」
「それで、訓練所で頑張ってればまた会えるかも知れねぇって事で、ゼントは真面目に特訓を続けていたわけなんだぜ?」

動機が不純だけど、それでやる気がでたならいいのではないだろうか?

「それ以降確かに会えなかったけど、この特殊な手袋を作ってもらったからいいんですよ。これをつけていれば全身謎のバリアが守ってくれるので、俺の体には誰も触れられないはずなんです。だから俺も少しは役に立つと思いますよー?」
「と言うわけで、なんとかゼントは5日間で戦力にはなった。これでガリアってやつを倒せないなんて事にはならねぇはずだ」

親指を立てるダンに本当にそうだろうかと思いながら、一応礼は言っておく。

「苦労かけたみたいで悪かったね、それと一応君の事は頼りにはしてるからね?」
「全く捻くれたやつだな、一応はいらねぇだろうが。とにかくここからは本当戦いが待ってるから、気をぬくんじゃねぇぞ!」

俺達が頷くのを確認すると、ダンは手を伸ばし俺達をいっぺんに転移させたのだ。
そして気づけば俺達は、薄暗い部屋の中にいたのだった。
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