WAKAZO対ROUGAI

狂えるクルーエル

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WAKAZO対ROUGAI

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「We Are WAKAZO!」

俺たちWAKAZOは、ジジババ共の不当な搾取に抵抗する、秘密結社だ。

「いよいよ決起の時ね、最終戦争(ハルマゲドン)」
「ああ、この作戦は絶対に成功させよう、糖蜜女神(ハニーヴィーナス)」

俺たちは捕らえられても秘密がバレないよう、互いにコードネームで呼び合っている。
ハニーヴィーナスの本名も、住んでいる場所も、わからない。
俺の本名は小野寺京一。「キョウスケ」と名付けられたが、訳あって改名した。
今の俺は大学1年生。サークルには入らず、コンビニバイトで稼ぎながらWAKAZOのエージェントをやっている。
今晩、俺たちWAKAZOは宿敵の秘密結社ROUGAIの基地を攻撃する。
作戦名は「白雲作戦」だ。この作戦で俺たちは革命を起こし、この世界をROUGAIの支配から解放する。

白雲作戦は、いわばブリッツクリークだ。
ROUGAIはその老いゆえに、展開の早い短期決戦に適応することができない。その仮説から、電撃戦の展開が提唱されたのだった。

白雲作戦の肝となるのはハニーヴィーナスだ。彼女の隊は圧倒的な機動性を誇り、ROUGAIを手玉にとること間違いなしだった。
ところが、ハニーヴィーナスは作戦数時間前に自分の隊の男達に強姦されてしまい、戦意が揺らいでしまった。白雲作戦の成否は、京一の手に委ねられたのだった...!!

「ハニーヴィーナス…お前の魅力は諸刃の剣だな」
「そうね、私は無自覚に男を引き寄せてしまう…」
「でも安心なさい。ハニーヴィーナスを犯した男達は全員、処刑したから」
「すまないな、千鶴闘女(サウザンドクレイン)」

眼鏡のショートの女性、サウザンドクレインは生粋のフェミニストだ。
高校時代、ROUGAIのジジイに電車内で痴漢され、WAKAZOに参加した過去がある。
彼女は俺が通う高田大学のフェミニズム研究会に所属する、2年生だ。
ROUGAIの悪を暴く闘士として、内外から尊敬と畏怖の目で見られている。

一方、ROUGAIの基地では、WAKAZOの襲撃に備えた作戦会議が開かれていた。

「まずいな…協力組織が次々とWAKAZOの側に回っている」
「NE社、攻究騎士団は中立を表明しました」
「奴らは我々に味方するものと思っていたが、風を読んだか」
「だがWAKAZOのサウザンドクレイン…奴に主導権を握らせるのはまずい」
「ああ、そうなってしまっては、男全員が断種されかねん」
「まあいい、手は打ってある」

WAKAZO基地、格納庫ー

「時間だな…総員。出撃準備!」

京一の指示で、WAKAZOの戦闘員達はガーディアンやミーレスに乗り込む。
京一は愛機「サティスファクション」、漆黒のファランクス級の戦闘システムを起動する。
そこに、通信が入る。

「京一君、気合い十分だね」
「はは、ここではハルマゲドンだろ、十字騎士(クロスロード)」
「手筈通りに、頼むよ」
「ああ、わかった…」

WAKAZOメンバー、クロスロードと俺が交わした密約。
それは戦闘を通じてサウザンドクレイン・ハニーヴィーナスの両名を戦闘不能にし、ROUGAIに差し出す、というものだった。
リーダーに祭り上げられてしまった俺だが、正直、数で劣るWAKAZOがROUGAIに勝てるとは思えない。
それにハニーヴィーナスはともかく、サウザンドクレインの恐怖政治にはうんざりだ、というのがWAKAZO男子部の総意だった。
クロスロードとの密約を実行し、わざと作戦を失敗させてサウザンドクレインとハニーヴィーナスをROUGAIに捧げるか。
はたまたWAKAZOの理想を実現し、世界に革命を起こすか。
「最終戦争(ハルマゲドン)」の能力。
それは世界の命運を決める、重大な決断を迫られるというものだった。

結果から言うと、白雲作戦は成功した。
形成不利を悟ったROUGAIは自ら基地を爆破し、降伏。
京一たちWAKAZOは勝利を収め、革命は成功した。
だが新世界の主導権をめぐり、WAKAZO内のクロスロード派とサウザンドクレイン派は対立を深めていくのであった。

サウザンドクレインはある朝目が覚めると、自分が拘束椅子に縛り付けられていることに気づいた。

「これは、どういうこと」

クレインは昨晩、白雲作戦の達成を祝う打ち上げ女子会を開いていたことを思い出していた。

「おはよう、クレイン」
「あなたは…サイコミストレス」

WAKAZOのメンバー、超能力姫(サイコミストレス)。
クロスロードと親しい関係にあると噂される、京央大学の女子学生だ。
サイコキネシスをはじめとする、エスパー系の能力者でもある。

「貴方達急進派のやり方では、社会を崩壊させてしまう。それを防ぐための処置よ」
「くっ、ROUGAIの犬め…!」
「うふふ、なんとでも言うがいいわ」

サウザンドクレインの頭に、何本ものケーブルが接続された金属製のヘルメットが被せられる。

「それじゃ、処置を始めるわね。あなたを縛るROUGAIのおじさまに満員電車で痴漢された記憶。それを書き換えてあげる」
「嫌ッ!やめて…!」
「あら、辛い記憶が無くなることは、救済ではなくて?」
「…!」
「それとも貴方はその記憶を糧に、世界を支配したいという野心の炎を燃やしていたのではないかしら」
「それはッ…!」
「まあいいわ。十字騎士君のためなら私はなんだってする。ブレインコントロール、開始」
「きゃああーッ!」

サウザンドクレインはヘルメットからサイコミストレスの精神感応波を流し込まれ、絶叫する。
そんな苦しみの悲鳴は廊下を歩く京一の耳にも、届いてしまった。

かすかに聞こえてきたサウザンドクレインの悲鳴。だが、俺は気付かぬフリをして、その場を立ち去ろうとした。
その時だった。

「ふうん、それが貴方の生き方なのね。ハルマゲドン」
「ハニー…ヴィーナス…!」

彼女の視線はまるで、虫ケラやゴミを見るようだった。

「し、仕方ないだろ!サウザンドクレインはやりすぎなんだよ!」
「まあ、いいわ」

ハニーヴィーナスは鉄拳で扉を破壊し、部屋に突入するとサイコミストレスの脳天にドロップキックをかまし、洗脳を阻止する。

「助けに来たわよ、サウザンドクレイン」
「はあ、はあ…!ハニーヴィーナス…!」
「くっ、覚えてなさい…!」

サイコミストレスは一目散にその場から逃げ出す。
俺はただ、その様子を眺めていることしかできなかった。

「馬鹿者!失敗しただと!」
「申し訳ございません、ロナルド卿」

WAKAZOのアジトから逃れ、街に避難したサイコミストレスは電話越しに謝罪していた。

「全く、君達が戦いに勝ったとはいえ、社会のインフラは我々ROUGAIによって維持されているのだぞ」
「はい、その点については深く認識しております」
「もういい、次の反撃作戦で償うんだな」
「かしこまりました」

プツリ、と電話が切れる。

「全く、損な役回りだわ」

サイコミストレスはため息を漏らした。
おじいちゃん子でROUGAIに寄っていたとはいえ、今回の計画には内心、反対していた。

「マスターは秩序の回復を望まれている。とはいえ、汚い手を使うのは御法度ね」
「そうよね、ミストレス」
「サウザンド…クレイン!」

振り切ったはずのサウザンドクレインの声を聞き、サイコミストレスは驚愕する。

「高女の脚力を舐めないことね」

そうだった。
高田大学には、100キロハイクという伝統行事がある。
京央大学の箱入り娘とは、基礎体力がまるで違うのだ。

「明日、正々堂々ガーディアン・デュエルで決着をつけましょう」
「なっ…!それは不公平だわ!私のガーディアンは支援系。あなたのガーディアンは格闘系。応じることはできないわ」
「なら、こうしましょう。2VS2にするの。貴方は明日までにハルマゲドンかクロスロード、好きな方を勧誘なさい。私もハニーヴィーナスかハルマゲドン、どちらかを勧誘するわ」
「ハルマゲドンは腐っても男よ?あなたに味方するわけがないわ」
「あら?そんな事言っていいのかしら?」
「くっ…!」
「じゃあね、バイバイ」

怒り心頭のサイコミストレスを後に、サウザンドクレインは雑踏へと消えていくのであった。

一方その頃京一は、「経済学入門」の中間レポートの執筆に追われていた。
経済史についてまとめよ、というものだった。

「クソッ、マルクス、ケインズ、ハイエク…アダム・スミスやらジンメルやら…何を言っているのか、全然わかんねえ…」
缶コーヒーを啜り、ブーストをかける。
「ハニーヴィーナスは知識も体力も、俺より全然凄いもんな…やべ、そろそろコンビニバイトの時間だ。出ねえと」

夜勤のコンビニバイトは比較的割りが良い。
親から私大の学費は出せないと言われ、しぶしぶ続けているバイトだ。
だが、コンビニバイトだって消費者の行動を知る貴重な実践の機会だ。
そう自分に言い聞かせ、家を後にするのであった。

シフトに入ってから2時間。
京一がレジ打ちをしていると、店内に1人の若い女性が入店してきた。

「さ、サウザンドクレイン…」
「ハルマゲドン⁉︎」
「き、奇遇ねぇ」
「いやその…はい、こんばんは」
「ちょっと煙草を買いに着たのだけれど…まさかハルマゲドン君が、こんな時間にコンビニバイトをしているなんて」
「いやぁ、うち生活苦しいもんで」
「ふぅん、三本木の出身っていうから、お小遣いで贅沢に暮らしているものだと思っていたわ」

互いに動揺しながらも、会話を続けていた。

「ねぇ、ハルマゲドン君…あなたもフェミニズム研究会に、入らない?」
「いきなりなんですか…!俺はバイトで忙しくて、サークルには入らないって決めてるんですよ」
「お願い!籍だけでも置いて欲しいの!ほら京一君だって就職の事とか考えることあるでしょ!これでもうちのOGはマスコミや化粧品の業界に結構就職していて、有利になるわよ?」
「いや、でも俺は男ですし…!」

その時、ハルマゲドンの能力が発動した。

「その女の甘言に耳を貸すなッ!」
「久慈…!」
「随分と汚い手を使うじゃないか」
「あらぁ?ここに来たということは、貴方も同罪でしょ?」
「僕はハルマゲドンの友人だ。友人が危険に晒されたら助けるのが道理じゃないか」

そう、俺とクロスロード、久慈研三は入学以来の友人関係だ。

「サウザンドクレイン!ここでお前を征伐する!」
「いいわ。相手してあげる!」
「デュエル!」
「クソッ、またかよ…!」

場所は高田大学近辺のコンビニ、京一のバイト先周辺。
時刻は深夜、午前0時。
夜戦だ。

「僕は地理と歴史は得意でね。地勢も経緯も把握している!」
「相手にとって不足なし!」

京一は、あたり一面に人気が無いことに気がついた。
オーヴァードの能力、ワーディングだ。

「我が名は”十字騎士(クロスロード)”!攻究騎士団に名を連ねる者なり!我が剣を以って、貴様を成敗する!」
「私は”千鶴闘女(サウザンドクレイン)”!フェミニズム研究会会長!女の底力、見せてあげるわ!」

2人はガーディアンカードを翳し、ロボットを召喚する。
クロスロードは純白の小型機、サウザンドクレインはピンクの中型機だ。

「さあ京一君、君のサティスファクションを召喚して、僕に味方してくれ!」
「あら、あなたのような汚い男に、京一君が味方するものかしら」
「お前に僕の何がわかるっていうんだ!」
「あんたこそ、こっちの事情、何も知らない癖に!」

京一は、サティスファクションを召喚すべきかどうか、迷った。
心情的には親友、クロスロードに味方したかった。だが彼を慕うサイコミストレスがサウザンドクレインを洗脳しようとしていたところを目撃してしまったため、躊躇したのだ。
京一は様子見を選択する。

「殿下の初陣ぞ!我ら親衛隊、武を以って仇敵を討たん!」
「ROUGAIのクソジジイが群れてるわ!やってしまいましょう!」

クロスロードとサウザンドクレインに、援軍が駆けつける。

「フェミ研はカバリエ・ミーレスが3個小隊か」
「騎士団はライトニング・ミーレスが3個小隊。戦力は拮抗しているわね」
「やれやれ…ハルマゲドン。君の能力が羨ましいよ」

京一は戦場が見通せるよう、近くの雑居ビルの屋上へと駆け上った。
そして手持ちの双眼鏡で、戦場を視察する。

「あれは…ザクだ」

フェミ研のイメージカラー、ピンク色に塗られたザクが戦場に展開している。

「対する騎士団…あれは、パンツァーフンメル⁉︎」

パンツァーフンメル。
「コードギアス 亡国のアキト」に登場する、ユーロピアのやられメカだ。

「始まってしまったわね」
「ハニーヴィーナス…!」

京一の隣に、ハニーヴィーナスが佇む。

「ここは私の能力で安全が保たれているわ。2人の決戦を見届けましょう」

クロスロードは緊張していた。
機動性の高いアレキサンダで撹乱し、パンツァーフンメルの砲撃で仕留める。
それが彼の作戦だった。
将が捨て身で先陣を切る。
あまりに無謀、常人には考えられない作戦だ。

「くそっ、加護があるとはいえ、身が震える…これが、サウザンドクレインの気迫!」

一方のサウザンドクレインも動揺していた。
クロスロードはたまに、途方もない策に出る。
彼の智謀が、白雲作戦でのWAKAZOの勝利を導いたと言っても過言では無いのだ。
負けを覚悟しながらも、正々堂々と戦う。
それが弱小アカデミックサークル、フェミニズム研究会の会長にできる事だった。

「やれやれ、大将、ビビっちまってるな」

左翼に位置する攻究騎士団の兵士、ソンネンのパンツァーフンメルが敵のいそうな場所に制圧射撃をかける。

「位置が…バレた⁉︎」
至近距離への着弾を受け、フェミ研のザク乗り、ゆたかが動揺する。

「ROUGAIのベテランの勘を舐めるなよ?」

クロスロード搭乗機、アレクサンダの機内にてー

「サイコミストレス…やっぱり僕嫌だ、直接戦闘したくない」
「そうですか…この決戦に勝てばマスターの理想は達成されると思ったのですが」
「どうしよう…」
「かまいません。いつも通り私がパイロットを務めますので、マスターは酔い止めの服用を」
「はぁ~…」

クロスロード搭乗機は、ガウェインのごとき複座型なのであった。

攻究騎士団の中央後衛に陣取ったブーランジェは、悩みに悩んだ末、撤退を決意した。

「いくら一生懸命パンを焼き続けてきたとはいえ、ワシは敗軍の将じゃ。パンを焼く仕事に戻るかの…」

戦友の初陣を見届け、戦場を去ろうとした。
その時だった。

「ブーランジェ将軍…!」

クロスロードが、涙声で通信する。

「君との哲学談義は、楽しかったよ」
「僕を置いて逃げるなんて酷いです!貴方こそ、ここで死ぬべき人だ!」
「む、そうか…」
「私が支援します、ロナルド・ブーランジェ将軍。ROUGAIの元総長…!」

右翼に陣取るジャンヌが支援砲撃をかける。

「うおお…!」
「パンツァーフンメルが突っ込んでくる!?」

先陣を切っていたサウザンドクレインは動揺する。

「まさか、自爆する気!?」

サウザンドクレイン機は防御態勢を取る。
ブーランジェのパンツァーフンメルがサウザンドクレインに体当たり攻撃をかます。

「貴様ッ!」

フェミ研のザクが、集中砲火を浴びせる。

「貴様らWAKAZOもいずれ老いる定め。我らROUGAIの戦いぶり、しかと目に焼き付けろ…!」
「ブーランジェ将軍ー!」

ブーランジェのパンツァーフンメルが、盛大に爆発する。

「マスター…」

悲嘆にくれ、涙を流すクロスロードの頬を、サイコミストレスがハンカチで拭く。

「負けることもあります、マスター。潔く、降伏しましょう…」
「うん…」

京一が様子見を選んだことにより、戦闘はフェミ研の勝利に終わった。
クロスロードは敗北を嘆くが、自らの役割は熟知していた。
両軍の壮絶な戦いぶりは、京一の胸の内に刻まれたのであった。
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