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後半
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オクトダール王国国王、フィルナンデス3世は頭を抱えていた。
オクトダール王国は、およそ100年前に成立した立憲君主制国家である。
定数240人の国民議会を有しており、5つの主要政党が併存している。
選挙制度は比例代表制である。
第一党は国民党、議席87。
第二党は立憲党、議席57。
第三党は人類第一党。議席42。
第四党は社会民主党。議席26。
第五党は共栄党。議席15。
諸派・無所属が議席23。
現在は国民党と人類第一党の連立により、保守政権が樹立されている状態である。
ちなみに現在の総理大臣、ルキウス・バルケンは国民党の党首である。
国王の悩みの種は共栄党の存在であった。共栄党とビーストライツは、協力関係にあると言われている。
内務大臣の指示により、治安警察はビーストライツ撲滅に向けて動いている。
だがテロリストの炙り出しに難航しており、強圧的な手段を取らなければならないのであった。
そして、超おっぱい牧場襲撃事件を理由に、国民党と人類第一党は共栄党の活動を禁止する、特別治安維持法を議会に提出。
賛成多数により、可決されたのであった。
「この国がかつて滅んだスターラ王国と、同じ末路を辿らなければ良いのだが…」
議会で可決された特別治安維持法は、国王によって承認される決まりである。
震える右手を押さえながら、フィルナンデス3世は御璽を捺印したのであった。
馬娘、エンペラーテイオーは王都フィルナンデスで人力車を引く奴隷である。
王都交通の備品として、衣食住を提供され、労働に従事している。
ある日、彼女が乗り手を探して街を歩いていると、一人の少年が手を挙げていた。外見は15歳くらいだが、どこか神秘的な雰囲気を漂わせている。
「お客さん、どちらまで?」
「王立第五銀行まで」
「はいよー!」
エンペラーテイオーは客を人力車に乗せると、自慢の脚力を活かし、快速で銀行までの道を駆けていく。
彼女はトレーニングセンターで鍛えられたが、花形の競走馬になることは敵わず、王都交通へと売却されたのであった。
「この小道を通ると、近道なんですよ」
「なるほど、王都の地理は把握しているわけだ」
少年はリラックスした様子で、人力車からの眺めを楽しんでいる様子だった。
「つきました!第五銀行です!料金は1500クレジットです!」
「ありがとう。チップを弾むよ」
「そんな、申し訳ないです!」
「ああ、君達奴隷には、財産の所有が認められていないんだったね」
「え、ええ…」
「君は今の自分が置かれている状況に満足しているのかい?」
「すみません、政治の話はちょっと…」
「そうか。もし自分が置かれている状況を変えたくなったら、ここを訪れるといい」
少年は一枚の紙切れを、エンペラーテイオーに渡す。
「あは、は…考えておきます」
エンペラーテイオーは、緊張を感じながらも、ポケットの中に紙切れを忍ばせたのだった。
「この国、オクトダール。この街、フィルナンデス。腐っている。何もかもが腐っている」
夜の街を見下ろす少年。彼の名はロープル・ベネディクト。ビーストライツの総長である。
「ああああ!痛い!申し訳ございません!ご主人様!」
「この使えん馬娘め!またどこかで遊んでいたな!」
エンペラーテイオーはノルマを達成できなかった罪により、厳しい折檻を受けていた。
全裸に剥かれ、代わる代わる社員から鞭で打たれる。
このハードなSMプレイが、王都交通社員の秘密の楽しみであった。
殺してやる。
こんな国、滅ぼしてやる。
紙切れは捨てたが、ビーストライツのアジトの位置は暗記した。
エンペラーテイオーは心の中で復讐を誓い、痛みに耐えるのであった。
「ようこそ、ビーストライツのアジトへ」
翌日、エンペラーテイオーはロープルの元を訪ねていた。
「君に力を授けよう。思う存分暴れて、この街を壊し尽くすんだ」
ロープルはエンペラーテイオーに一枚のカードを手渡した。
描かれているのは、人馬型の機獣。
アビスガーディアン「ダークペガサス」が封印された、カードであった。
1時間後…
「早く逃げろ!砲撃に巻き込まれる!」
「家が!俺の家が!」
王都フィルナンデスは、大混乱に陥っていた。
全高100mにのぼる、巨大な馬型のアビスガーディアン、ダークペガサス。
エンペラーテイオーはそのコックピットに座り、高笑いしていた。
王都交通の本社ビルに到達したダークペガサスは、口部荷電粒子砲の射撃でビルを破壊。
彼女を弄んだ社員達は、塵と化したのであった。
「アハハハハ!全部壊れちゃえ!」
ダークペガサスは戯れに建造物を多数破壊。
一帯は炎に包まれ、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
さらに、ロープルが召喚した多数の奈落獣によっても、被害は拡大。
フィルナンデス3世が住まう宮殿を目指して、進軍を続けていた。
この惨状を遠目で見て、社会民主党党首、ゼルビノフ・オーマンは慟哭した。
「ロープルめ…何ということをしてくれた…私はヒューマンと獣人の融和のため…必死で活動してきた…次の選挙で勝って、国内で暮らす全ての獣人奴隷に三等国民の地位を付与するつもりだった…それなのに、それなのに…!ロープル・ベネディクト!お前という奴は!」
「オーマン様…私は軍司令部に向かいます。暴動鎮圧は、お任せください」
「頼んだ。私は指令通り、サクハノンに避難する」
異世界からこの世界に持ち込まれた秘密兵器、ガーディアン。その威力が、実戦で証明されようとしていた。
「クソッ、なんでこうなるんだよ!」
京一は怒りを露わにした。
屠龍騎士団員に下された新たな任務。
それは、獣人奴隷反乱の鎮圧であった。
京一、超兆、シキミの3人は、郊外の高い丘から、暴れ回る巨大なダークペガサスと奈落獣を眺めていた。
「ロープル・ベネディクト。騎士団情報部によれば、彼は龍の眷属であるようです」
「既に無関係な市民が多数、犠牲になっているわ。この世界を龍の眷属に明け渡すわけにはいかない。戦いましょう、京一」
「嫌だッ…!奴隷制に味方するなんて、俺にはできない」
「なら、そこでおとなしく待っていることね」
超兆とシキミはガーディアンを召喚し、戦場に向かっていった。
「近衛砲兵連隊、これより砲撃を開始する」
「オール・ハイル・オクトダール!」
王国が誇る精鋭砲兵達が、ダークペガサスに対し、カノン砲による斉射を仕掛ける。
だが、かすり傷一つつけることはできなかった。
「邪魔よ…」
ダークペガサスの口から放たれた光線により、砲兵達が吹き飛ばされる。
「うう…国王陛下…万歳…」
圧倒的な力の前に、忠勇なる砲兵達の命は次々と散らされるのであった。
エンペラーテイオー。
彼女は今まさに、この世界最強の、皇帝であった。
「虚しいもんだね、京一君」
「ジンセイさん…」
煙草を咥えながら、ジンセイが京一の側に歩み寄る。
「ここは君が住んでいた世界とは違う。未熟で、野蛮な、剥き出しの暴力が支配する世界だ」
「ああ…」
「今君が戦わなければ、この世界は龍の眷属の手に落ちる。龍の眷属の戦闘員を養成する、格好の場になるだろうね」
「だけど…俺…」
「君はまだ若い。僕が出る」
「すまねえ…」
ジンセイが指揮する、高機動戦艦シルドビスが召喚される。
「行くよ、ユノ君」
「はいはーい」
「この世界が滅んだら、兆蝶君が失業しちゃうね」
「それは勘弁です、支部長~」
「兆蝶は悪い事はしない奴だから、乳牛娘の件はデマだとわかっていたけど…厄介な敵が出てきたわね」
「弊牧場は人道的に乳牛娘を飼育していますよ!ただ、この夢の牧場、なかなか許可が降りなくて…仕方なく辺境の未発達な世界に建設したら、龍の眷属が…」
「やれやれ。仕方ないね」
一方、ダークペガサスは、宮殿に迫りつつあった。その頭上には、ロープルの姿があった。
「アハハハハ!王都が燃える様は壮観だあ!」
ロープルの高笑いが、空に響きわたる。
「嫌だ、もう復讐は果たした。止めないと…でも、どうやって…?」
「抵抗しても無駄だよ、エンペラーテイオーちゃん!そのアビスガーディアンは君の憎しみを際限なく増幅させる!さあ、あの無駄にデカい宮殿にとどめの一撃を!」
「あ、ああ…」
ダークペガサスの荷電粒子砲が、フィルナンデス3世の宮殿に放たれようとする。
その時だった。
「もう止めるんだぁ!」
ダークペガサスに、1機のガーディアンが蹴りを喰らわせる。
「あな…たは…?」
「俺は小野寺京一、このサティスファクションのリンケージだ!」
「あ、ああ…!」
「邪魔をするなよ、クソ猿野郎!」
ロープルの命令で、ダークペガサスが荷電粒子砲の一撃を放つ。
だが、京一はそれをかわす。
「すまねえ、シキミ、兆蝶さん!俺は…龍の眷属を倒すために、戦う!」
「ハハハ!お前もここでディスコンストラクション・ハルマゲドン・ドラゴン様の生贄になるがいい!」
この世界は、第81黒歴史次元と呼ばれている。
その支配権をめぐる戦いが、始まるのであった。
<<ここでクライマックス戦闘。敗北の場合>>
京一・シキミ・兆蝶は奮戦したが、撃破され、撤退した。
王権の象徴、フィルナンデス宮殿はダークペガサスの荷電粒子砲によって破壊された。
第81黒歴史次元は、龍の眷属の手に落ちた。
革命の成功によりロープル首班の共栄党政府が成立し、王制の廃止や獣人奴隷の解放など、数々の改革が断行された。
超おっぱい牧場も獣人奴隷を解放するが、乳牛娘達のほとんどは残留の道を選んだ。
超おっぱい牧場は乳牛娘に快適な住居と良質な食事を提供しており、信頼が厚かったのである。
数日後。兆蝶は、屠龍騎士団を脱退した。兆蝶の願いはあくまで、乳牛美女の美味しいおっぱいを飲むことだったのである。
次に会う時は、敵同士かもしれない。そう予感しながら、兆蝶と京一・シキミ・ジンセイは別れの挨拶をするのであった。
オクトダール王国は、およそ100年前に成立した立憲君主制国家である。
定数240人の国民議会を有しており、5つの主要政党が併存している。
選挙制度は比例代表制である。
第一党は国民党、議席87。
第二党は立憲党、議席57。
第三党は人類第一党。議席42。
第四党は社会民主党。議席26。
第五党は共栄党。議席15。
諸派・無所属が議席23。
現在は国民党と人類第一党の連立により、保守政権が樹立されている状態である。
ちなみに現在の総理大臣、ルキウス・バルケンは国民党の党首である。
国王の悩みの種は共栄党の存在であった。共栄党とビーストライツは、協力関係にあると言われている。
内務大臣の指示により、治安警察はビーストライツ撲滅に向けて動いている。
だがテロリストの炙り出しに難航しており、強圧的な手段を取らなければならないのであった。
そして、超おっぱい牧場襲撃事件を理由に、国民党と人類第一党は共栄党の活動を禁止する、特別治安維持法を議会に提出。
賛成多数により、可決されたのであった。
「この国がかつて滅んだスターラ王国と、同じ末路を辿らなければ良いのだが…」
議会で可決された特別治安維持法は、国王によって承認される決まりである。
震える右手を押さえながら、フィルナンデス3世は御璽を捺印したのであった。
馬娘、エンペラーテイオーは王都フィルナンデスで人力車を引く奴隷である。
王都交通の備品として、衣食住を提供され、労働に従事している。
ある日、彼女が乗り手を探して街を歩いていると、一人の少年が手を挙げていた。外見は15歳くらいだが、どこか神秘的な雰囲気を漂わせている。
「お客さん、どちらまで?」
「王立第五銀行まで」
「はいよー!」
エンペラーテイオーは客を人力車に乗せると、自慢の脚力を活かし、快速で銀行までの道を駆けていく。
彼女はトレーニングセンターで鍛えられたが、花形の競走馬になることは敵わず、王都交通へと売却されたのであった。
「この小道を通ると、近道なんですよ」
「なるほど、王都の地理は把握しているわけだ」
少年はリラックスした様子で、人力車からの眺めを楽しんでいる様子だった。
「つきました!第五銀行です!料金は1500クレジットです!」
「ありがとう。チップを弾むよ」
「そんな、申し訳ないです!」
「ああ、君達奴隷には、財産の所有が認められていないんだったね」
「え、ええ…」
「君は今の自分が置かれている状況に満足しているのかい?」
「すみません、政治の話はちょっと…」
「そうか。もし自分が置かれている状況を変えたくなったら、ここを訪れるといい」
少年は一枚の紙切れを、エンペラーテイオーに渡す。
「あは、は…考えておきます」
エンペラーテイオーは、緊張を感じながらも、ポケットの中に紙切れを忍ばせたのだった。
「この国、オクトダール。この街、フィルナンデス。腐っている。何もかもが腐っている」
夜の街を見下ろす少年。彼の名はロープル・ベネディクト。ビーストライツの総長である。
「ああああ!痛い!申し訳ございません!ご主人様!」
「この使えん馬娘め!またどこかで遊んでいたな!」
エンペラーテイオーはノルマを達成できなかった罪により、厳しい折檻を受けていた。
全裸に剥かれ、代わる代わる社員から鞭で打たれる。
このハードなSMプレイが、王都交通社員の秘密の楽しみであった。
殺してやる。
こんな国、滅ぼしてやる。
紙切れは捨てたが、ビーストライツのアジトの位置は暗記した。
エンペラーテイオーは心の中で復讐を誓い、痛みに耐えるのであった。
「ようこそ、ビーストライツのアジトへ」
翌日、エンペラーテイオーはロープルの元を訪ねていた。
「君に力を授けよう。思う存分暴れて、この街を壊し尽くすんだ」
ロープルはエンペラーテイオーに一枚のカードを手渡した。
描かれているのは、人馬型の機獣。
アビスガーディアン「ダークペガサス」が封印された、カードであった。
1時間後…
「早く逃げろ!砲撃に巻き込まれる!」
「家が!俺の家が!」
王都フィルナンデスは、大混乱に陥っていた。
全高100mにのぼる、巨大な馬型のアビスガーディアン、ダークペガサス。
エンペラーテイオーはそのコックピットに座り、高笑いしていた。
王都交通の本社ビルに到達したダークペガサスは、口部荷電粒子砲の射撃でビルを破壊。
彼女を弄んだ社員達は、塵と化したのであった。
「アハハハハ!全部壊れちゃえ!」
ダークペガサスは戯れに建造物を多数破壊。
一帯は炎に包まれ、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
さらに、ロープルが召喚した多数の奈落獣によっても、被害は拡大。
フィルナンデス3世が住まう宮殿を目指して、進軍を続けていた。
この惨状を遠目で見て、社会民主党党首、ゼルビノフ・オーマンは慟哭した。
「ロープルめ…何ということをしてくれた…私はヒューマンと獣人の融和のため…必死で活動してきた…次の選挙で勝って、国内で暮らす全ての獣人奴隷に三等国民の地位を付与するつもりだった…それなのに、それなのに…!ロープル・ベネディクト!お前という奴は!」
「オーマン様…私は軍司令部に向かいます。暴動鎮圧は、お任せください」
「頼んだ。私は指令通り、サクハノンに避難する」
異世界からこの世界に持ち込まれた秘密兵器、ガーディアン。その威力が、実戦で証明されようとしていた。
「クソッ、なんでこうなるんだよ!」
京一は怒りを露わにした。
屠龍騎士団員に下された新たな任務。
それは、獣人奴隷反乱の鎮圧であった。
京一、超兆、シキミの3人は、郊外の高い丘から、暴れ回る巨大なダークペガサスと奈落獣を眺めていた。
「ロープル・ベネディクト。騎士団情報部によれば、彼は龍の眷属であるようです」
「既に無関係な市民が多数、犠牲になっているわ。この世界を龍の眷属に明け渡すわけにはいかない。戦いましょう、京一」
「嫌だッ…!奴隷制に味方するなんて、俺にはできない」
「なら、そこでおとなしく待っていることね」
超兆とシキミはガーディアンを召喚し、戦場に向かっていった。
「近衛砲兵連隊、これより砲撃を開始する」
「オール・ハイル・オクトダール!」
王国が誇る精鋭砲兵達が、ダークペガサスに対し、カノン砲による斉射を仕掛ける。
だが、かすり傷一つつけることはできなかった。
「邪魔よ…」
ダークペガサスの口から放たれた光線により、砲兵達が吹き飛ばされる。
「うう…国王陛下…万歳…」
圧倒的な力の前に、忠勇なる砲兵達の命は次々と散らされるのであった。
エンペラーテイオー。
彼女は今まさに、この世界最強の、皇帝であった。
「虚しいもんだね、京一君」
「ジンセイさん…」
煙草を咥えながら、ジンセイが京一の側に歩み寄る。
「ここは君が住んでいた世界とは違う。未熟で、野蛮な、剥き出しの暴力が支配する世界だ」
「ああ…」
「今君が戦わなければ、この世界は龍の眷属の手に落ちる。龍の眷属の戦闘員を養成する、格好の場になるだろうね」
「だけど…俺…」
「君はまだ若い。僕が出る」
「すまねえ…」
ジンセイが指揮する、高機動戦艦シルドビスが召喚される。
「行くよ、ユノ君」
「はいはーい」
「この世界が滅んだら、兆蝶君が失業しちゃうね」
「それは勘弁です、支部長~」
「兆蝶は悪い事はしない奴だから、乳牛娘の件はデマだとわかっていたけど…厄介な敵が出てきたわね」
「弊牧場は人道的に乳牛娘を飼育していますよ!ただ、この夢の牧場、なかなか許可が降りなくて…仕方なく辺境の未発達な世界に建設したら、龍の眷属が…」
「やれやれ。仕方ないね」
一方、ダークペガサスは、宮殿に迫りつつあった。その頭上には、ロープルの姿があった。
「アハハハハ!王都が燃える様は壮観だあ!」
ロープルの高笑いが、空に響きわたる。
「嫌だ、もう復讐は果たした。止めないと…でも、どうやって…?」
「抵抗しても無駄だよ、エンペラーテイオーちゃん!そのアビスガーディアンは君の憎しみを際限なく増幅させる!さあ、あの無駄にデカい宮殿にとどめの一撃を!」
「あ、ああ…」
ダークペガサスの荷電粒子砲が、フィルナンデス3世の宮殿に放たれようとする。
その時だった。
「もう止めるんだぁ!」
ダークペガサスに、1機のガーディアンが蹴りを喰らわせる。
「あな…たは…?」
「俺は小野寺京一、このサティスファクションのリンケージだ!」
「あ、ああ…!」
「邪魔をするなよ、クソ猿野郎!」
ロープルの命令で、ダークペガサスが荷電粒子砲の一撃を放つ。
だが、京一はそれをかわす。
「すまねえ、シキミ、兆蝶さん!俺は…龍の眷属を倒すために、戦う!」
「ハハハ!お前もここでディスコンストラクション・ハルマゲドン・ドラゴン様の生贄になるがいい!」
この世界は、第81黒歴史次元と呼ばれている。
その支配権をめぐる戦いが、始まるのであった。
<<ここでクライマックス戦闘。敗北の場合>>
京一・シキミ・兆蝶は奮戦したが、撃破され、撤退した。
王権の象徴、フィルナンデス宮殿はダークペガサスの荷電粒子砲によって破壊された。
第81黒歴史次元は、龍の眷属の手に落ちた。
革命の成功によりロープル首班の共栄党政府が成立し、王制の廃止や獣人奴隷の解放など、数々の改革が断行された。
超おっぱい牧場も獣人奴隷を解放するが、乳牛娘達のほとんどは残留の道を選んだ。
超おっぱい牧場は乳牛娘に快適な住居と良質な食事を提供しており、信頼が厚かったのである。
数日後。兆蝶は、屠龍騎士団を脱退した。兆蝶の願いはあくまで、乳牛美女の美味しいおっぱいを飲むことだったのである。
次に会う時は、敵同士かもしれない。そう予感しながら、兆蝶と京一・シキミ・ジンセイは別れの挨拶をするのであった。
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