白狐隊

風鈴の鈴。

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第2話~出会い~

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「おやおや、ここにも逃げ遅れた子がいるようだ。」

そんな重みのある言葉と共に銃声が響いた。

バンバンバンバン

―敵は…?たお、れた?

「ホラ、さっさと行くよ」

「えっと、誰ですか?」

「アタシは橘 詩伊。ホラ、そっちの子も行くよ」

「えっあっはい!」

覚束無い感じで私と音斗は詩伊に着いていった。

橘 詩伊って何か聞いたことあるんだけどなぁ…


「着いた。ここなら今のところ大丈夫だろう。」

そこはちょうど歩いていても死角になる所であった。

「あっあの、助けてくくださってありがとうございます!」

「シッ。大きい声を出したらバレちまうよ。」

「あっすいません…」

「全く、海颯さんはおっちょこちょいだね」

さっきまで命の危険にさらされていたのによくこんなに落ち着いていられるんだろう。

「マァ、大丈夫だよ。アタシ達はなんかだからね。」

「仲間…」


その時だった。

「ひっひいい!助けてくださいいいいい!」
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