神様project・異世界もチートも欲しくない！ 欲しいのは女神様だけ！！

水曜神の自虐な愛【１９話～２８話】

神食の受身！！

   ――温もりを感じさせない彼女……。

   覚悟をした二人はお互い生まれた姿になる。
   恵麻にいたっては神様なのでどう生まれてきたのかは知らないが、それでもお互い全裸になることによって、恥ずかしさを捨てることができる。

 「恵麻の裸……きれいだよ。」

 「や……っ、そんな……。」

   大人になろうとしてるまだまだ幼く未熟な体。
   すべらかな曲線を描く体に腕を回し、強く抱きしめる。

 「ふぁあっ……んぅっ！！ 翠さんの……当たってる。」

   翠の怒張した一物は恵麻のお腹に触れて激しく脈打つのがわかり、恵麻にとってはとても暖かなものなのだろう。

 「うっ、恵麻の体が冷たくてひんやりして……ぐっ……。」

 「ふぁ……ん……んっ、翠さんの体……温かいです……。」

   恵麻はその温かさにうっとりしてしまう。

 「私は人の温もりなんて何一つ知らなかった……。」

 「教えてやるよ、俺が。」

   翠は恵麻の冷たさの象徴とも言える青い髪の毛をなでてあげる。
   恵麻は一層強く抱きしめる。

 「こんな冷たい女でも……愛してくれますか？」

   恵麻はうるうると瞳を潤わせながら上目使いで翠を見つめる。
   翠だって答えは決まったものしか出さない。

 「ちゃんと愛してやるよ。 恵麻が寂しくならないように。」

   翠も冷たい恵麻をギュッと抱きしめる。
   初めの内はぬるくて人を抱いてる感覚がしなかったが、今ではその冷たさが愛おしい。 



















   ――二人は見つめ合う……。

   翠の上に恵麻が乗っていおり、いわゆる騎乗位である。

 「恵麻、挿れるよ？」

 「お願いします……。」

   翠は恵麻から合図をもらうと腰を少し浮かせては恵麻を持ち上げ、その一物で恵麻を貫いた。

 「いやっ、痛いぃっ！！ あっ……やぁあっ、ふぁあぁぁぁんっ！！」

   処女膜を貫かれた痛みで涙ぐんでしまう恵麻だが、翠はそんな声と表情を見るとゾクゾクしてたまらなくなってくる。

 「いっ、痛いっ……う……動かさな、くぁあんっ！！」

   ストロークするたびに恵麻の破瓜の証が翠の一物を赤く染め上げてゆく。
   もちろん痛がる恵麻の声には少しだが快楽の声が聞こえてくる。

 「恵麻、好きだよ……愛してる。」

 「らっ……らめなのっ、そんな甘い声で……あ、あぁ……っ。」

   恵麻を貫いているもののこちら側に抱き寄せる。
   抱き寄せて耳元でそんな甘い声を恵麻に届かせると、反応してしまうのか膣内がキュッと締まる。
   智美とは真逆で冷たくヌルヌルする愛へと変わる。

 「う……あぁ、恵麻ぁ……気持ち良いよぉ……。 で、出そうっ！」

 「私も……っ、気持ち……良いです。 んくぅっ！？ あぁっ、ふぁあっ！ あ……熱いのが来てます……。 はぁ……はぁ。」

   あまりの気持ちよさに長くは持たず、翠は恵麻の膣内に射精してしまい、翠は恍惚とした表情。
   そして翠に抱き付きながら恵麻はとろけそうな表情で息を荒らげ、意識を手放すのにはそう時間はかからなかった。
   そんな恵麻を見て、頭をまた撫でてあげたのだった。