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木曜神の急勝な愛【29話~39話】
無邪気な台風!!
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――街から徒歩で二十五分と神社にわりと近い公園にて……。
平日であろうが休日であろうが皆は街の中心部で遊ぶため、こんな郊外な場所で遊ぶ人などほぼ居ないし森や林などで覆われている場所でもあるため、人も寄り付かぬ寂れた公園になっている。
けど、今の二人には最適なデートスポットであるに違いない。
「うわ、ここの公園……寂しいな。」
翠は公園に到着するも辺りをキョロキョロ見渡してはベンチに腰かけ一息つく。
「私は毎週木曜はここで遊ぶけど、百回来て一人に会うかどうかの確率だったよ? カメラを設置したけど、この前なんて土曜日にオジサンが三分ほど立ち寄って缶コーヒー飲んでただけだしっ!」
あまり広くもない公園で菊花の明るい声は響き、森や林の枝が勢いよくざわめき強めの風が吹き付ける。
木々や風を操れる力は本物のようで、独りでにクルクル回りながら喜んで踊っている菊花のリズムに合わせてザワザワヒューヒューと、木々や風は鳴り出す。
「ここからだと街は森や林の木々で視界が悪いな……。」
翠も辺り確認すると菊花に近寄ってはそっと抱きしめる。
心の底に煮えたぎる何かが抑えきれなかった。
――朝から預けされた欲望がついに爆発したのだ。
「き……菊花っ!!」
「ふぇあぁっ!? なっ、なぁにっ!?」
とても驚き大きな声が出てしまうもそんなことは気にしない。
公園から住宅地まではとても離れており、菊花の今の声でも聞こえるわけがない。
「はぁ……はぁ……。」
翠は菊花の首筋辺りに顔を埋めては匂いを嗅ぐ。
しかし、当たり前の反応から菊花は拒んで体を揺さぶっては脱出を試みようも、抵抗すること自体が翠の心に火をつけてしまう逆効果なのだ。
「やっ、やだぁっ!! 私汗くさいんだよっ……ダメだよぉっ……。」
先程激しく踊っていたからか、翠の鼻腔には菊花のほんのりとした汗の香りと女性特有の甘い香りが混じりあって、思考を痺れさせる香りが翠の脳を蕩けさせる。
理性を失わせるのには充分すぎるほどに。
「ひゃっ!? な……舐めちゃ……っ、ダメなのに……。 っ……ぁんっ!」
汗がにじむ菊花の首筋に舌を這わせ舐めとる。
心が高まるようなしょっぱさと、気が残る少女の香りが。
「美味しいよ……とっても。」
「ふぁあっ! そ……そんなぁっ!」
菊花は瞳を閉じてあまりの恥ずかしさに頬を紅潮させながら、首を舐め続けられるくすぐったさと恥ずかしさにプルプル震えるしか対抗策はない。
そんな菊花を見て翠はニヤリと笑って、いっそう強く抱きしめた。
平日であろうが休日であろうが皆は街の中心部で遊ぶため、こんな郊外な場所で遊ぶ人などほぼ居ないし森や林などで覆われている場所でもあるため、人も寄り付かぬ寂れた公園になっている。
けど、今の二人には最適なデートスポットであるに違いない。
「うわ、ここの公園……寂しいな。」
翠は公園に到着するも辺りをキョロキョロ見渡してはベンチに腰かけ一息つく。
「私は毎週木曜はここで遊ぶけど、百回来て一人に会うかどうかの確率だったよ? カメラを設置したけど、この前なんて土曜日にオジサンが三分ほど立ち寄って缶コーヒー飲んでただけだしっ!」
あまり広くもない公園で菊花の明るい声は響き、森や林の枝が勢いよくざわめき強めの風が吹き付ける。
木々や風を操れる力は本物のようで、独りでにクルクル回りながら喜んで踊っている菊花のリズムに合わせてザワザワヒューヒューと、木々や風は鳴り出す。
「ここからだと街は森や林の木々で視界が悪いな……。」
翠も辺り確認すると菊花に近寄ってはそっと抱きしめる。
心の底に煮えたぎる何かが抑えきれなかった。
――朝から預けされた欲望がついに爆発したのだ。
「き……菊花っ!!」
「ふぇあぁっ!? なっ、なぁにっ!?」
とても驚き大きな声が出てしまうもそんなことは気にしない。
公園から住宅地まではとても離れており、菊花の今の声でも聞こえるわけがない。
「はぁ……はぁ……。」
翠は菊花の首筋辺りに顔を埋めては匂いを嗅ぐ。
しかし、当たり前の反応から菊花は拒んで体を揺さぶっては脱出を試みようも、抵抗すること自体が翠の心に火をつけてしまう逆効果なのだ。
「やっ、やだぁっ!! 私汗くさいんだよっ……ダメだよぉっ……。」
先程激しく踊っていたからか、翠の鼻腔には菊花のほんのりとした汗の香りと女性特有の甘い香りが混じりあって、思考を痺れさせる香りが翠の脳を蕩けさせる。
理性を失わせるのには充分すぎるほどに。
「ひゃっ!? な……舐めちゃ……っ、ダメなのに……。 っ……ぁんっ!」
汗がにじむ菊花の首筋に舌を這わせ舐めとる。
心が高まるようなしょっぱさと、気が残る少女の香りが。
「美味しいよ……とっても。」
「ふぁあっ! そ……そんなぁっ!」
菊花は瞳を閉じてあまりの恥ずかしさに頬を紅潮させながら、首を舐め続けられるくすぐったさと恥ずかしさにプルプル震えるしか対抗策はない。
そんな菊花を見て翠はニヤリと笑って、いっそう強く抱きしめた。
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