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魔王VS魔王?
第36話 【突発的な閑話】王都の酒場と宴会
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本当に突発的なものですので、読み飛ばしていただいても影響はないです。
_______________
「「「「「かんぱーーーい!!!」」」」」
かなり時は戻り、まだミスト達が王都に着いたばかりの話。アルカディアでも開かれたように、此処、【王都フィンブル】の冒険者ギルドでも勇者パーティーが揃った祝いの宴が行われていた。
冒険者達にとって、昼間から呑んだくれる正当な理由が欲しいのはアルカディアも王都も同じらしい・・・その結果として、休日出勤で駆り出されている酒場の職員にとってはたまったものではないのであろうが。現に、
「おい!!向こうのテーブル酒が足りてねぇぞ!誰かさっさと運んでこい!」
「無茶言うなよ!こっちだって手が足りねぇんだ!!!酒担当の奴は何やってやがる!」
「うるっせぇな!いつもの倍以上に働いてるっつーの!!勇者パーティーんとこの酒の減りが異様に速えんだよ!!!つか、そこのお前ら仕事なかったはずだろ!?暇だろ!?手伝えよ!」
・・・中々に荒れていらっしゃる。酒運びの職員は特に忙しそうだ。故に、特に仕事が割り振られていなかった職員達に増援要請を出す。が、
「暇じゃねぇよ!見ろよこいつらを!?」
「はあ!?」
そう言われて視線をやった先には・・・
「ハァ、ハァ・・・天使だ・・・。」
「お嬢ちゃん、おいちゃんと楽しい事しよう?」
「あぁぁぁ!いいわぁ~あのイケメン!アタシの筋肉が久々に疼いちゃう♡」
「「「ヒィッ!?」」」
必死のギルド職員に止められている変態共がいた。彼らの視線の先にいるのは、勿論の事ミストである。この世界では酒場に変態紳士は付きものなのだろうか・・・若干1名、違う類の者がいたが。
「・・・健闘を祈る。」
「「「ちょっと待てえぇぇぇ!!?わかったならこっちに増援寄越せよおぉぉ!!!」」」
「すまん、俺は自分の貞操が大事だ。」
「「「おいぃぃぃぃぃ!!!」」」
逆に増援を頼まれるも即座に断った酒運び担当。変態共と戦う彼らの運命やいかに。
「うん、まあ、アレの相手するよりは酒運んでる方がマシか。」
「それにしても酒の減りが早いな。もう普段の宴会の10倍は運んでるぞ?」
「勇者パーティーのテーブルに運んでる事が多いんだし、あの中に酒豪でもいるんじゃないか?」
「だったらアーシュでもいるのか?」
そう言って、自分の知る限りでは王都で1番の酒豪の名を出す酒運び担当A。しかし、
「や、アーシュはとっくに潰されて向こうで寝てるぞ。」
「「はぁ!?」」
酒運び担当Bから告げられた衝撃の事実に、一瞬だが手の止まるA、C。
「おいおいおい、王都に奴よりも酒に強いのはいない筈だろ!?って事は勇者パーティーの中にとんでもねぇのがいるって事になるぞ!?」
「いや、勇者パーティーの方々は酒を嗜まない方ばかりだったぞ?」
「だーかーらー!昨日到着したお二人がいるだろ?たぶんアガン様が酒豪だったんだよ。」
「「ああ、成る程!」」
酒運び担当Bの言葉に、声を揃えて納得するA、C。これで疑問は解決だ、とばかりに仕事に集中しなおし始めた。
「おぉーーい!!!酒がなくなった!あと10樽くらい追加で持ってきてくれ!!」
「「「かしこまりましたー!!!」」」
またしても勇者パーティーの所で酒が切れたようである。いちいち運ばせるのもどうかと思ったのであろう。今回は1度に10樽もの注文が入った。
急いで店の奥から酒樽を運び出してくる3人。ついでに酒豪の様子でも拝もうとしたのだが・・・
「あれ?アガン様ってあれだよな?」
「ああ、その筈、だ?」
「「「・・・飲んでないな。」」」
アガンは素面であった。
何故かといえば簡単だ。アルカディアの酒場以上に変態紳士が多いために常に警戒態勢をとっており、魔王のオカンとしては酔ってなどいられないのである。
「じゃあ、誰が飲んでるんだよ?」
「あ!あれ!」
と、1人がある場所を指差す。そこには
「もう、無、理・・だ・・・。」
【ドサッ】
「「「「「・・・・・・・」」」」」
「次!かかってこい!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
また1人、敗者を出しながら酒樽を空ける幼女の姿があったとか。
「俺、目か頭がおかしくなったみたいだし、明日から休むわ。」
「「奇遇だな。俺もだ。」」
_______________
「「「「「かんぱーーーい!!!」」」」」
かなり時は戻り、まだミスト達が王都に着いたばかりの話。アルカディアでも開かれたように、此処、【王都フィンブル】の冒険者ギルドでも勇者パーティーが揃った祝いの宴が行われていた。
冒険者達にとって、昼間から呑んだくれる正当な理由が欲しいのはアルカディアも王都も同じらしい・・・その結果として、休日出勤で駆り出されている酒場の職員にとってはたまったものではないのであろうが。現に、
「おい!!向こうのテーブル酒が足りてねぇぞ!誰かさっさと運んでこい!」
「無茶言うなよ!こっちだって手が足りねぇんだ!!!酒担当の奴は何やってやがる!」
「うるっせぇな!いつもの倍以上に働いてるっつーの!!勇者パーティーんとこの酒の減りが異様に速えんだよ!!!つか、そこのお前ら仕事なかったはずだろ!?暇だろ!?手伝えよ!」
・・・中々に荒れていらっしゃる。酒運びの職員は特に忙しそうだ。故に、特に仕事が割り振られていなかった職員達に増援要請を出す。が、
「暇じゃねぇよ!見ろよこいつらを!?」
「はあ!?」
そう言われて視線をやった先には・・・
「ハァ、ハァ・・・天使だ・・・。」
「お嬢ちゃん、おいちゃんと楽しい事しよう?」
「あぁぁぁ!いいわぁ~あのイケメン!アタシの筋肉が久々に疼いちゃう♡」
「「「ヒィッ!?」」」
必死のギルド職員に止められている変態共がいた。彼らの視線の先にいるのは、勿論の事ミストである。この世界では酒場に変態紳士は付きものなのだろうか・・・若干1名、違う類の者がいたが。
「・・・健闘を祈る。」
「「「ちょっと待てえぇぇぇ!!?わかったならこっちに増援寄越せよおぉぉ!!!」」」
「すまん、俺は自分の貞操が大事だ。」
「「「おいぃぃぃぃぃ!!!」」」
逆に増援を頼まれるも即座に断った酒運び担当。変態共と戦う彼らの運命やいかに。
「うん、まあ、アレの相手するよりは酒運んでる方がマシか。」
「それにしても酒の減りが早いな。もう普段の宴会の10倍は運んでるぞ?」
「勇者パーティーのテーブルに運んでる事が多いんだし、あの中に酒豪でもいるんじゃないか?」
「だったらアーシュでもいるのか?」
そう言って、自分の知る限りでは王都で1番の酒豪の名を出す酒運び担当A。しかし、
「や、アーシュはとっくに潰されて向こうで寝てるぞ。」
「「はぁ!?」」
酒運び担当Bから告げられた衝撃の事実に、一瞬だが手の止まるA、C。
「おいおいおい、王都に奴よりも酒に強いのはいない筈だろ!?って事は勇者パーティーの中にとんでもねぇのがいるって事になるぞ!?」
「いや、勇者パーティーの方々は酒を嗜まない方ばかりだったぞ?」
「だーかーらー!昨日到着したお二人がいるだろ?たぶんアガン様が酒豪だったんだよ。」
「「ああ、成る程!」」
酒運び担当Bの言葉に、声を揃えて納得するA、C。これで疑問は解決だ、とばかりに仕事に集中しなおし始めた。
「おぉーーい!!!酒がなくなった!あと10樽くらい追加で持ってきてくれ!!」
「「「かしこまりましたー!!!」」」
またしても勇者パーティーの所で酒が切れたようである。いちいち運ばせるのもどうかと思ったのであろう。今回は1度に10樽もの注文が入った。
急いで店の奥から酒樽を運び出してくる3人。ついでに酒豪の様子でも拝もうとしたのだが・・・
「あれ?アガン様ってあれだよな?」
「ああ、その筈、だ?」
「「「・・・飲んでないな。」」」
アガンは素面であった。
何故かといえば簡単だ。アルカディアの酒場以上に変態紳士が多いために常に警戒態勢をとっており、魔王のオカンとしては酔ってなどいられないのである。
「じゃあ、誰が飲んでるんだよ?」
「あ!あれ!」
と、1人がある場所を指差す。そこには
「もう、無、理・・だ・・・。」
【ドサッ】
「「「「「・・・・・・・」」」」」
「次!かかってこい!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
また1人、敗者を出しながら酒樽を空ける幼女の姿があったとか。
「俺、目か頭がおかしくなったみたいだし、明日から休むわ。」
「「奇遇だな。俺もだ。」」
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