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2章 魔法学園編
開戦の狼煙
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「いいかお前ら。明朝、いよいよ魔法学園に攻撃を仕掛ける。学生、講師、皆殺しにするんだ。全ては、真の平等の為に」
「「「「平等の名の元に!!!!」」」」
・・・・・
・・・
朝、学園長から連絡が来ていた。内容は今日、灰色の騎士隊が攻めて来るというものだ。
俺は急いで支度をし、シャロットと共に学園へと向かった。
「ちょ、ちょっと!それってどういう意味!?なんで灰色の騎士隊が攻めて来るの!?」
「ごめん、今は説明する時間がないんだ。終わったらちゃんと説明する」
「・・・分かった。絶対だよ?」
「あぁ」
学園に到着し、クラス3rd へ向かう。
どうやら、生徒たちには灰色の騎士隊が攻めて来たという情報は知らされていないらしい。
特に慌てていない生徒の様子からそれはすぐに分かった。
「みんな!聞いてくれ!今、灰色の騎士隊がここに攻めてきているんだ!」
クラスに入るなり、俺はなりふり構わず現状を話した。
「・・・はぁ?お前、馬鹿じゃねぇのか?そんな訳ねぇだろ!」
クラスのヤンキーであるヒーロは真っ先に俺に突っかかってきた。
「陽気のせいですわね」
「違う!学園長が言ったんだ!本当なんだ!」
さすがに信じてもらえないのか。
「仮にそれが本当だとしても、あいつらがこの学園に入って来るのは不可能だ。なにせ、学園長が不可侵領域の魔法を常に展開しているからな」
不可侵領域の魔法?入って来るのが不可能?じゃあなんで学園長は俺に生徒を守るように言ったんだ?
「・・・・・どうなってんだ?」
ドォォォン!
突如、遠くの方で爆発音が聞こえた。
「な、なんだ!?」
「おいおい、まじかよ!図書館が燃えてるぞ!」
クラスの大半が廊下から見える図書館に釘付けになっている。
「まさか!学園の中に騎士隊と繋がっている奴がいるのか!」
これはまずい。もう少し早くに理解するべきだった。あっさりと侵入されるなんて。
黒煙から出てきた黒ずくめの武装集団。灰色の騎士隊と呼ばれるその集団は確かな殺意を持ってここに来た事は図書館の爆発から容易に想像できる。
「いざ、開戦の狼煙を揚げん」
「「「「平等の名の元に!!!!」」」」
・・・・・
・・・
朝、学園長から連絡が来ていた。内容は今日、灰色の騎士隊が攻めて来るというものだ。
俺は急いで支度をし、シャロットと共に学園へと向かった。
「ちょ、ちょっと!それってどういう意味!?なんで灰色の騎士隊が攻めて来るの!?」
「ごめん、今は説明する時間がないんだ。終わったらちゃんと説明する」
「・・・分かった。絶対だよ?」
「あぁ」
学園に到着し、クラス3rd へ向かう。
どうやら、生徒たちには灰色の騎士隊が攻めて来たという情報は知らされていないらしい。
特に慌てていない生徒の様子からそれはすぐに分かった。
「みんな!聞いてくれ!今、灰色の騎士隊がここに攻めてきているんだ!」
クラスに入るなり、俺はなりふり構わず現状を話した。
「・・・はぁ?お前、馬鹿じゃねぇのか?そんな訳ねぇだろ!」
クラスのヤンキーであるヒーロは真っ先に俺に突っかかってきた。
「陽気のせいですわね」
「違う!学園長が言ったんだ!本当なんだ!」
さすがに信じてもらえないのか。
「仮にそれが本当だとしても、あいつらがこの学園に入って来るのは不可能だ。なにせ、学園長が不可侵領域の魔法を常に展開しているからな」
不可侵領域の魔法?入って来るのが不可能?じゃあなんで学園長は俺に生徒を守るように言ったんだ?
「・・・・・どうなってんだ?」
ドォォォン!
突如、遠くの方で爆発音が聞こえた。
「な、なんだ!?」
「おいおい、まじかよ!図書館が燃えてるぞ!」
クラスの大半が廊下から見える図書館に釘付けになっている。
「まさか!学園の中に騎士隊と繋がっている奴がいるのか!」
これはまずい。もう少し早くに理解するべきだった。あっさりと侵入されるなんて。
黒煙から出てきた黒ずくめの武装集団。灰色の騎士隊と呼ばれるその集団は確かな殺意を持ってここに来た事は図書館の爆発から容易に想像できる。
「いざ、開戦の狼煙を揚げん」
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