聖迷宮~相姦AIラプソディ~

中井春一郎

文字の大きさ
32 / 187
聖迷宮・外伝

聖良に懸想する勲一等老人

しおりを挟む
 
 「君、還暦を迎えて奥様を可愛すぎるのも体に毒だよ」

 かつて赤坂の夜の帝王と言われた某財界団体代表が建太郎の肩をポンと叩く。

 もう片手は、さり気なく聖良のお尻を撫で、撫で。

 「あっ・・・こ、今後とも主人を宜しくお願いいたします」

 口をつけていないスコッチの水割りを両手でそっと挟んでいた聖良が、

 お尻をタッチされ顔を赤らめ、貞女の鏡のように深々とお辞儀をする。

 建太郎は財務検査をしている企業の新社長就任式や、

 講演した経済セミナー後の宴には必ず妻を伴っていた。

 すると夫婦の周りに参加者が寄り集まってくる。

 黒髪を束ねた後れ毛が色気をいや増しにした首筋の匂いを、

 そっと嗅ぐ社長や経済官僚も少なくない。

 某経済団体代表は、そうした聖良ファンの代表格。

 この日は、その財界有力者の勲一等叙勲の祝賀会であった。

 聖良は黒紋付の正装で夫に寄り添い、末席にいたが、

 主賓の叙勲者は目敏く聖良を見つけると傍を離れようとしないのだ。

 「聖良ちゃん、昨夜は亭主に寝かせてもらえなかったようだね」

 「いえ、そんなことは・・・・」

 「隠しても吾輩の眼は節穴ではない。念入りに化粧したようだが、ほら」

 聖良の下瞼を指さす。

 「少し、隈があるぞ」

 「君!少し手加減したまえ」

 堅物で知られる建太郎の肩を、またポン、ポンと叩く。

 聖良の顔がますます赤くなる。

 建太郎の頬はピクピク震える。

 勲一等が黒紋付の前に手のひらを合せた聖良のカラダをねっとり舐め回す。

 皺だらけの米寿の手が聖良の手のひらに伸びていく。

 聖良は黒紋付の下はノーパンティ。

 恥毛の逆巻く数ミリ上を勲一等に押さえられた訳だ。

 「君、還暦を迎えて奥様を可愛がり過ぎるのも体に毒だよ」

 最初のセリフをまた繰り返す。

 夫ではなく妻を、目ヤニだらけの眼で見詰めながら・・・・。


        ★     ★     ★     ★


 帰りのハイヤーの中で聖良の脳裏に『喪服の麗人』が蘇っていた。

 黒帯こそ締めていないが、同じ黒紋付姿であったためか?

 冴子が演じたのは亡夫の霊前で義父と義兄から凌辱される未亡人。

 聖良は勲一等叙勲祝賀会という晴れの場に招かれる公認会計士の令夫人。

 多淫という一点を除けば剛の生母と養母の生涯はまるで正反対なのだが。

 聖良の肉の壺へと迫っていた勲一等の指は、妖魔の指であったのか?


           💀     💀     💀


 「弟が地獄に落ちるのか、それとも極楽浄土へ行けるのか、今日はそれが決まる、

四十九日の大切な法要。股潜りで成仏を祈らせるというのはどうでしょう?」

 「ん?なんじゃ、それは?

 「ほら、ほら。日本三景のひとつ、天橋立を股から覗いて楽しむやつですよ」

 「ん?・・・判ったぞ。彼奴の霊もまだこの辺りをさ迷っているだろう。閻魔様の

お裁きで地獄送りになったら可哀そうじゃわい」

 「まったく。やっと手に入れたとはいえ、使用期間はわずか三年。精をだしても、

五百回ぐらいしか嵌め込んでいはないでしょうね。成仏は困難と思われます。何とか

極楽浄土に行けるよう股潜りで拝ませましょうよ」

 「・・・・ア、アア・・・・・貴方ア~!!」


          💀      💀      💀


 黒紋付の正装で膝も内股もピッチリ合わせ、後部座席に端座している聖良の脳裏に

黒紋付から尻を丸出しにされ、天橋立の股潜りの恰好で夫の位牌を必死で拝み続ける

喪服の麗人の無残な姿がありありと浮かんでいた。

 義父と義兄に至近距離から視姦までされ続ける喪服の麗人。

 大巨漢の義兄に腰の括れをグイ、グイと持ち上げられ、藻掻いても、藻掻いても、

畳に届かず宙に舞い続けるだけの白い足袋。

 北条冴子の女陰のアップ映像までが聖良の脳裏に渦巻いていた。

 そのころ剛が、それが実母のものとは知らず、北条冴子の女陰のデータを解析し、

実母の女陰を『AI緑子』と『AI麗華』に取り付けてみては外しているのを養母の

聖良は知る由も無かったが・・・・。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...