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終章
女殺し油煙の地獄 ~冴子は凍りついた~
しおりを挟む明けの明星が西の空の下辺でキラキラ輝いている。
しかし新月の闇夜も近い。
鋭利な鎌のような月が山の陰へ消えていった。
露天の湯の向こうの木立から空が白み始める。
やがて長く伸びた帯のように、湯けむりの彼方の空が赤みを増していった。
血のような東雲の朝である。
覗き続ける壺中庵淫斎の眼に次第にくっきりと、母と子の妖しい姿が見えてくる。
志保とレナ、二代のおもてなし女将も、何度も交代しながら覗き込む。
剛のチンボが冴子のオメコを激しく攻め立てているのが目に飛び込む。
覗き見る志保とレナのオメコも疼いているのか?
着物の裾の奥に手を挿し込んで覗き続ける。
隙間の向こうで繰り広げられているのが母と子のオメコとは二人は知らないが。
淫斎が二人を押しのけ、血走った眼で再び覗き込む。
凄まじい母子相姦の有様を。
「ふふ、姿見鏡に映っている。恥ずかしいわね・・・あ、駄目よ、タケシ、片付け
ないで・・・もっと近づけて・・・あ、そこ。そこがいいわ。ストップして」
白足袋だけの冴子の姿が姿見鏡に映った。
オメコからは銀色の雫が細長く延び、ユラユラ揺れている。
冴子が、四十八手の中でも最も難易度の高い、秘技中の秘技『砧』の体位をとる。
牡犬と牝犬が尻を合せて交尾するのも同然の恰好になろうとしているのだ。
二枚重ねの、ダブルの、ピンクの、絹の布団に冴子が仰向けで横たわった。
両方の膝裏を手のひらで強く引き付ける。
太腿が折れ、白足袋の先が天井を向いた。
「さあ、タケシ。後ろ向きでお尻を、冴子のお尻に乗っけてね」
「・・・・・・これで、いいかい?」
「ええ、そう。少しお尻を浮かせて・・・そう、そう・・・じゃあ、ハメて」
「・・・・・・う~ん、難しいな。巧く入らないぞ」
「挿入角度に『砧』の場合は無理があるからね。特にタケシはビンビンだし」
「よし。チンボを押し下げて玄関口に当てれば、何とかなるかもな・・・・」
「ええ、そうして、そううして・・・・・あ、あ・・・嗚呼!入るう~!!」
・・・ヌチュ、ヌチュ・・・・ヌチュウ~・・・グチュ、グチュ・・・・
「ああ、覗き込むと嵌っているのが丸見えだ!」
蚯蚓千匹、数の子天井の女。冴子の膣の吸い付きは凄まじい。
捲れ出た膣内粘膜が剛の陰茎い吸い付いては締め上げている。
それが我が生まれ出た肉穴だとは、タケシは全く知らないが。
「嗚呼!嗚呼!鏡の中でもサエがタケシに犯られているわ!」
「ああ、俺の方から鏡は見えないけど、鏡の中のサエも、ズコズコにしてやる!」
しかし、今ごろはバルセロナにるはずの、美久の姿がタケシの頭をよぎる。
淫乱女優の北条冴子と淫らな行為に耽っている罪悪感・・・・
「・・・・何度も言いかけたら邪魔がはいったけど、妻の美久はお前が思っている
ような、お嬢様ではないよ・・・」
「え?そうなの・・・・あ、タケシ止めないで、もっとズコズコして・・・・」
「今の両親には大切にされているけど・・・・捨て子だ」
「・・・そう・・・苦労したのね・・・・」
・・・・・ズコッ・・ズコ、ズコ・・・ズッコン、ズボオ~!!
「アア~ン!・・・・モット、モット!シッテエ~!!」
「俺も美久と同じ養護院で育った捨て子だ」
「・・・・・・・」
「母親と俺との繋がりは、二歳の俺の首にぶら下げた『タケシ』の名札だけだ」
ポルノ女帝が凍りついた。
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