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第20話
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3階層までにたどり着いた俺とシルクは相変わらず変わらない草原のフィールドを移動していく。
「やっぱりこれを使うと早いね。」
「階段を探すのに時間が掛かってましたからね。」
階段探しのコンパスのお陰で、3階層にたどり着いた時間は1時間は掛かっていない。これなら今後の階段を探すのもそれほど時間は掛からないだろう。
実際にこれまでの探索で掛かった時間と比べて階段を見つけ出す時間の短縮がかなり出来ていた。
「2匹いるな。」
「右のラビットは私が……。」
「なら、俺は左のラビットだな。」
3階層からは出現するモンスターの数が変わるのか、俺とシルクは2匹のラビットと遭遇する。
いつでも皮の盾で防御することが出来るように警戒しながら、俺は自分が担当する左のラビットを誘導しようとする。
だが誘導に失敗して俺の方にラビットが2匹とも来てしまった。
「ごめん、シルク。」
「いえ、それよりも回避を優先してください。ご主人様の技量ではラビット2匹からの攻撃に対処するのは難しいはずです。」
「そうだな。分かった。」
俺の盾の技量はシルクの言う通りそこまでない。今もしっかり構えてラビットが体当たりしてくる場所に盾を置いて構えるだけだからだ。
今回の2匹同時の攻撃に俺が晒されると片方だけしかラビットの攻撃を防ぐことが出来ないだろう。
ここはシルクが言っていた通りにラビットたちからの攻撃を回避することを優先する。
そうして俺はタイミングを見計らって2匹同時にして来たラビットの体当たりを横に飛び退いて回避した。
「1匹貰います!」
そして俺がラビットたちの攻撃を回避したのと同時にシルクが動き出した。
シルクはラビットの1匹に対して短剣を投げ付けたのだ。そして投擲した短剣はラビットの頭に命中すると深々と突き刺さりピクピクと動いていた身体が段々と動かなくなっていく。
そうして残りのラビットが1匹になる。仲間が殺されてもラビットは逃げ出さないようだ。
「シルク、コイツは任せてくれ。」
「お願いします、ご主人様。流石に武器が無くなってしまいましたから。」
俺はラビットの前に出ると、ラビットの動きを警戒しながら皮の盾を構えた。
「来た……ッ!」
体当たりを仕掛けて来たラビットをしっかりと皮の盾で受け止める。頭から突撃した体当たりを行ない脳震盪を起こしているラビットを倒し為に俺は木剣を振るって攻撃してラビットを倒した。
「倒したな。それにしても次に2匹で現れた時はどうしようか。」
「誘導は私が行ないます。投擲には自信がありますから。」
シルクが投擲してラビットの注意を引いて誘導し、その間にもう1匹のラビットを俺が注意を引けば良いのではと言うことになった。
4階層に続く階段を目指して進んで行けば、再び俺とシルクは2匹のラビットと遭遇する。
「では、先ほどの通りにやります。」
「うん、任せた。」
シルクは俺から距離を取ると、草原に転がっている石ころを拾ってラビットの1匹に投擲して命中する。
ラビットのお腹に石ころが命中すると、ラビットは身体を痙攣させてシルクを睨み付けていた。
そして投擲で石ころが命中しなかったラビットは攻撃して来たのがシルクだと気が付いたらのか、シルクに向かって走り出していく。
「このラビットは私が倒します。」
「なら俺はあっちを倒すよ。」
俺はシルクの投擲で痙攣しているがまだ生きているラビットの元へと向かった。
「瀕死だな、このラビット。」
俺がすぐ近くまで接近しているのにラビットは俺を睨み付けるだけで何もして来ない。
それでも立ち上がろうとしている姿にこのまま放置しても死ぬのだろうが、俺は可哀想に思えてトドメを刺すことにした。
トドメを刺してシルクの方を見れば、シルクは既に自身に向かって来ていたラビットを倒し終えており、カードを拾ってこちらに向かって来ている。
俺もすぐにカードを拾ってシルクと合流すると、俺とシルクは3階層の探索に戻った。
「やっぱりこれを使うと早いね。」
「階段を探すのに時間が掛かってましたからね。」
階段探しのコンパスのお陰で、3階層にたどり着いた時間は1時間は掛かっていない。これなら今後の階段を探すのもそれほど時間は掛からないだろう。
実際にこれまでの探索で掛かった時間と比べて階段を見つけ出す時間の短縮がかなり出来ていた。
「2匹いるな。」
「右のラビットは私が……。」
「なら、俺は左のラビットだな。」
3階層からは出現するモンスターの数が変わるのか、俺とシルクは2匹のラビットと遭遇する。
いつでも皮の盾で防御することが出来るように警戒しながら、俺は自分が担当する左のラビットを誘導しようとする。
だが誘導に失敗して俺の方にラビットが2匹とも来てしまった。
「ごめん、シルク。」
「いえ、それよりも回避を優先してください。ご主人様の技量ではラビット2匹からの攻撃に対処するのは難しいはずです。」
「そうだな。分かった。」
俺の盾の技量はシルクの言う通りそこまでない。今もしっかり構えてラビットが体当たりしてくる場所に盾を置いて構えるだけだからだ。
今回の2匹同時の攻撃に俺が晒されると片方だけしかラビットの攻撃を防ぐことが出来ないだろう。
ここはシルクが言っていた通りにラビットたちからの攻撃を回避することを優先する。
そうして俺はタイミングを見計らって2匹同時にして来たラビットの体当たりを横に飛び退いて回避した。
「1匹貰います!」
そして俺がラビットたちの攻撃を回避したのと同時にシルクが動き出した。
シルクはラビットの1匹に対して短剣を投げ付けたのだ。そして投擲した短剣はラビットの頭に命中すると深々と突き刺さりピクピクと動いていた身体が段々と動かなくなっていく。
そうして残りのラビットが1匹になる。仲間が殺されてもラビットは逃げ出さないようだ。
「シルク、コイツは任せてくれ。」
「お願いします、ご主人様。流石に武器が無くなってしまいましたから。」
俺はラビットの前に出ると、ラビットの動きを警戒しながら皮の盾を構えた。
「来た……ッ!」
体当たりを仕掛けて来たラビットをしっかりと皮の盾で受け止める。頭から突撃した体当たりを行ない脳震盪を起こしているラビットを倒し為に俺は木剣を振るって攻撃してラビットを倒した。
「倒したな。それにしても次に2匹で現れた時はどうしようか。」
「誘導は私が行ないます。投擲には自信がありますから。」
シルクが投擲してラビットの注意を引いて誘導し、その間にもう1匹のラビットを俺が注意を引けば良いのではと言うことになった。
4階層に続く階段を目指して進んで行けば、再び俺とシルクは2匹のラビットと遭遇する。
「では、先ほどの通りにやります。」
「うん、任せた。」
シルクは俺から距離を取ると、草原に転がっている石ころを拾ってラビットの1匹に投擲して命中する。
ラビットのお腹に石ころが命中すると、ラビットは身体を痙攣させてシルクを睨み付けていた。
そして投擲で石ころが命中しなかったラビットは攻撃して来たのがシルクだと気が付いたらのか、シルクに向かって走り出していく。
「このラビットは私が倒します。」
「なら俺はあっちを倒すよ。」
俺はシルクの投擲で痙攣しているがまだ生きているラビットの元へと向かった。
「瀕死だな、このラビット。」
俺がすぐ近くまで接近しているのにラビットは俺を睨み付けるだけで何もして来ない。
それでも立ち上がろうとしている姿にこのまま放置しても死ぬのだろうが、俺は可哀想に思えてトドメを刺すことにした。
トドメを刺してシルクの方を見れば、シルクは既に自身に向かって来ていたラビットを倒し終えており、カードを拾ってこちらに向かって来ている。
俺もすぐにカードを拾ってシルクと合流すると、俺とシルクは3階層の探索に戻った。
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