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第23話
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聖なる腕輪オルゴーが使えると分かってから翌日、俺は寝室からリビングに向かった。
「あれ、まだ起きてたのか?寝たのか?」
『アタシは幽霊なのよ?睡眠なんて必要はないわ。』
確かに言われれば幽霊が眠っているなんて聞いたことがないな。
「それもそうか。それでそんなに夜中まで見て、テレビは面白いのか?」
『映像に映る物全てが目新しいもの!それに何故なのかは分からないけど、こっちの文字も読めるようになったわよ。』
「本当か?」
なんでいきなり日本語が読めるようになったのか分からない。不思議なことだがエリーゼにも原因は分からないのなら本当に何が起こったのだろうか。
もしかしたら救世社が何かしたのか?でもそんなピンポイントでエリーゼが文字を理解できるようにする必要が分からないし、本当になんでエリーゼが日本語が読めるようになったのかは分からずじまいだ。
『理屈は分からないけど文字が分かるようになったのは好都合ね。アカメ、何かこの世界の本が読みたいわ。何かないの?』
「あ~そうだな。こっちに俺が昔使っていた教科書とか持って来てたと思う。少し探してみるよ。」
『ならお願いね!』
新しい知識が得られるのが嬉しいのか、エリーゼ本人は気付いていないと思うがさっきから笑顔で鼻歌を歌っている。
電子レンジに入れた冷凍食品の解凍が終わるまでの間に仕舞って置いた教科書を探しに向かった。
探す時間は5分も掛けずに発見したダンボール箱ごと一緒にリビングに持って行く。
「この中に入っているから好きに呼んで良いけど散らかすなよ。でも読めるのか1人で。」
『問題ないわ。ほら!』
そう言うと教科書がダンボール箱の中から独りでに浮いてエリーゼの前に移動していく。
1人で幽霊のエリーゼが本を読めるのか気になったが、どうやらポルターガイストのようなことを起こして教科書を動かすことが出来るようだ。
これを使って攻撃とかも出来るのかと聞けば重たい物は持てないようで、教科書くらいの重さでも大変なのだとか。
「それなら1人で読めるな。俺はご飯を食べたら畑仕事があるから、それが終わるまで1人で大丈夫か?」
『大人しく教科書を呼んでるわ。何かあったら、オルゴーに念じればアタシに届くはずよ。』
「へぇ、そんなことも出来るんだな。分かった。何もないだろうけど、もし何かあったら伝えるよ。」
エリーゼと話している間に解凍が終わった冷凍食品を食べた俺は畑仕事に向かうが、この時期は既に田植えや野菜の苗を植えているので、俺としてはそこまで忙しくはない。
そうして戻ってきた俺はリビングに向かうと、そこには教科書を横になりながら読んでいるエリーゼの姿があった。
『おかえり。畑仕事は終わったの?』
「この時期はそこまで忙しくはないからな。今は色んな機械があるし。」
『機械!!それはどんな物なのかしら!』
ソファに横になっていた起き上がってエリーゼはこちらに来る。その勢いはすごい勢いだ。
「明日の畑に行くからその時に教えるよ。それよりもエリーゼの世界にこれから行くから準備してくれ。」
『そう、分かったわ。栞はないかしら?読んだページを覚えてられる自信がないの。』
栞の代わりになる物でも良いのではないかと言うことで適当な物をエリーゼに渡してそれを栞の代わりに使ってもらう。
そうしてエリーゼが準備をしている間に俺の方もトイレや水分補給を済ませて、アンデットオブアナザーワールドの世界に向かう為の準備を行なっていく。
『アタシはオルゴーの中に戻るわね。』
そう言うとエリーゼは聖なる腕輪オルゴーに触れた。すると、エリーゼはスーッと姿がオルゴーの中に消えて行った。
それを見てから俺は頭にヘルメットのような機械を被ってセイヴァーオンラインを起動した。
「あれ、まだ起きてたのか?寝たのか?」
『アタシは幽霊なのよ?睡眠なんて必要はないわ。』
確かに言われれば幽霊が眠っているなんて聞いたことがないな。
「それもそうか。それでそんなに夜中まで見て、テレビは面白いのか?」
『映像に映る物全てが目新しいもの!それに何故なのかは分からないけど、こっちの文字も読めるようになったわよ。』
「本当か?」
なんでいきなり日本語が読めるようになったのか分からない。不思議なことだがエリーゼにも原因は分からないのなら本当に何が起こったのだろうか。
もしかしたら救世社が何かしたのか?でもそんなピンポイントでエリーゼが文字を理解できるようにする必要が分からないし、本当になんでエリーゼが日本語が読めるようになったのかは分からずじまいだ。
『理屈は分からないけど文字が分かるようになったのは好都合ね。アカメ、何かこの世界の本が読みたいわ。何かないの?』
「あ~そうだな。こっちに俺が昔使っていた教科書とか持って来てたと思う。少し探してみるよ。」
『ならお願いね!』
新しい知識が得られるのが嬉しいのか、エリーゼ本人は気付いていないと思うがさっきから笑顔で鼻歌を歌っている。
電子レンジに入れた冷凍食品の解凍が終わるまでの間に仕舞って置いた教科書を探しに向かった。
探す時間は5分も掛けずに発見したダンボール箱ごと一緒にリビングに持って行く。
「この中に入っているから好きに呼んで良いけど散らかすなよ。でも読めるのか1人で。」
『問題ないわ。ほら!』
そう言うと教科書がダンボール箱の中から独りでに浮いてエリーゼの前に移動していく。
1人で幽霊のエリーゼが本を読めるのか気になったが、どうやらポルターガイストのようなことを起こして教科書を動かすことが出来るようだ。
これを使って攻撃とかも出来るのかと聞けば重たい物は持てないようで、教科書くらいの重さでも大変なのだとか。
「それなら1人で読めるな。俺はご飯を食べたら畑仕事があるから、それが終わるまで1人で大丈夫か?」
『大人しく教科書を呼んでるわ。何かあったら、オルゴーに念じればアタシに届くはずよ。』
「へぇ、そんなことも出来るんだな。分かった。何もないだろうけど、もし何かあったら伝えるよ。」
エリーゼと話している間に解凍が終わった冷凍食品を食べた俺は畑仕事に向かうが、この時期は既に田植えや野菜の苗を植えているので、俺としてはそこまで忙しくはない。
そうして戻ってきた俺はリビングに向かうと、そこには教科書を横になりながら読んでいるエリーゼの姿があった。
『おかえり。畑仕事は終わったの?』
「この時期はそこまで忙しくはないからな。今は色んな機械があるし。」
『機械!!それはどんな物なのかしら!』
ソファに横になっていた起き上がってエリーゼはこちらに来る。その勢いはすごい勢いだ。
「明日の畑に行くからその時に教えるよ。それよりもエリーゼの世界にこれから行くから準備してくれ。」
『そう、分かったわ。栞はないかしら?読んだページを覚えてられる自信がないの。』
栞の代わりになる物でも良いのではないかと言うことで適当な物をエリーゼに渡してそれを栞の代わりに使ってもらう。
そうしてエリーゼが準備をしている間に俺の方もトイレや水分補給を済ませて、アンデットオブアナザーワールドの世界に向かう為の準備を行なっていく。
『アタシはオルゴーの中に戻るわね。』
そう言うとエリーゼは聖なる腕輪オルゴーに触れた。すると、エリーゼはスーッと姿がオルゴーの中に消えて行った。
それを見てから俺は頭にヘルメットのような機械を被ってセイヴァーオンラインを起動した。
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