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第169話
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ゾンビの酷い臭いがダンジョンの階層全体を漂っているせいで魔法を使い、悪臭の対策をしなければいけなくなり、魔力量の消費が多くなる中でハルトたちはダンジョンを進んでいく
今のところ現れるモンスターのスケルトンやゾンビは、プルンの光属性魔法と聖属性魔法の合わせ技で放つ聖光の光で簡単に倒せる。だからハルトたちは罠に気を付けながら散歩をするようにダンジョンを進む
ナビィの案内でダンジョンを進んで七階層にたどり着く。そこでもまた新たなモンスターが現れた
「ナビィ、あのモンスターは何だ?」
「スピリットですね。あれに触れられると精神にダメージを受けるので気を付けてください」
「分かった。プルン、倒していいぞ」
『プルン!』
七階層の通路で遭遇したスピリットを倒すようにプルンに指示を出す。プルンは指示を聞いたらすぐに聖光弾をスピリットに放った
スピリットはプルンが放つ聖光弾を避けることなく当たり、スピリットはそのまま消え去った
聖光弾がスピリットにぶつかりスピリットが消えるとスピリットが居た空間から魔石がダンジョンの床に落ちる
「スピリットもスケルトンやゾンビと同じでプルンの魔法で一撃だな」
『弱点の属性で攻撃してますからね。これが弱点じゃない攻撃だったのなら少し時間が掛かりますよ。それに先ほどのスピリットは物理攻撃が効きません。ですからスピリットのことを知らなかった場合は、スピリットに殺されても可笑しくないモンスターです』
「物理攻撃が効かないモンスターか。資料にも載っていたけど、そんな風には見えないけどな」
ダンジョンの床に落ちたスピリットの魔石を拾いアイテムボックスに仕舞う
そして十階層まで進んだハルトとプルンは十階層のボスが居る門の前までたどり着いた。そこで結界を張るとボス戦の前にプルンの魔力の回復や少しの休憩をしていく
「案外早く十階層までたどり着いたな。それにしても本当に冒険者の数が少ないな。すれ違った人数が八人も居なかったぞ」
『それほど人気のないダンジョンと言うことです。それでもスタンピードを起こさないようにモンスターを間引かれていますよ』
スタンピードを起こしたダンジョンの様子を知っているハルトからすれば、確かにモンスターの数はあの時ほど少ないが、それでも王都のダンジョンよりもモンスターとの遭遇回数や同時に現れるモンスターの数も多い
「ヒスイもこれから召喚していいかな?」
『ボス戦の時にはいいですけど、まだ少し様子を見てからの方がいいかと思います』
「そうか?まぁ、ナビィがそう言うんならそうするよ。プルン、もう行けるか?」
『プルン!』
「なら行くか」
辺りを確認して冒険者が居ないことを確認すると、ヒスイを召喚してから十階層のボス戦に挑戦する
そしてボス部屋の中に入ると魔法陣から現れたのは錆び付いた鉄の剣と鉄の盾を持ち、錆びた鉄の兜を被って、同じく錆びた鎧を着込んだスケルトンと普通のスケルトンが五体魔法陣から現れた
『十階層ボスはスケルトンナイトですか。弱点は同じですが鎧や盾で人魂を庇うモンスターです』
「分かった。プルンはスケルトンナイトを倒してくれ。ヒスイ、俺と一緒に取り巻きのスケルトンを倒していくぞ」
『わかった!』
『プルル!』
ナビィからボスの情報を聞いたハルトはヒスイとプルンに指示を出して戦闘を開始した
聖光弾をプルンと同じく放てるハルトだったが、ハルトはスケルトンに向かい通常の魔力弾を放って攻撃する
弱点属性ではない通常の魔力でもスケルトンは弱く胸部の骨を一撃で破壊して胸部の人魂を露出させる。二撃目の魔力弾を即座に放ち、胸部にあった人魂を破壊してしまう
(思ったよりも弱いな。弱点属性の攻撃だった訳じゃないんだけど)
思いの外スケルトンが弱く少し唖然としたハルトだったが、もう一体のスケルトンにも同様に魔力弾を二発放ち、胸部の骨と人魂を破壊してスケルトンを倒した
今のところ現れるモンスターのスケルトンやゾンビは、プルンの光属性魔法と聖属性魔法の合わせ技で放つ聖光の光で簡単に倒せる。だからハルトたちは罠に気を付けながら散歩をするようにダンジョンを進む
ナビィの案内でダンジョンを進んで七階層にたどり着く。そこでもまた新たなモンスターが現れた
「ナビィ、あのモンスターは何だ?」
「スピリットですね。あれに触れられると精神にダメージを受けるので気を付けてください」
「分かった。プルン、倒していいぞ」
『プルン!』
七階層の通路で遭遇したスピリットを倒すようにプルンに指示を出す。プルンは指示を聞いたらすぐに聖光弾をスピリットに放った
スピリットはプルンが放つ聖光弾を避けることなく当たり、スピリットはそのまま消え去った
聖光弾がスピリットにぶつかりスピリットが消えるとスピリットが居た空間から魔石がダンジョンの床に落ちる
「スピリットもスケルトンやゾンビと同じでプルンの魔法で一撃だな」
『弱点の属性で攻撃してますからね。これが弱点じゃない攻撃だったのなら少し時間が掛かりますよ。それに先ほどのスピリットは物理攻撃が効きません。ですからスピリットのことを知らなかった場合は、スピリットに殺されても可笑しくないモンスターです』
「物理攻撃が効かないモンスターか。資料にも載っていたけど、そんな風には見えないけどな」
ダンジョンの床に落ちたスピリットの魔石を拾いアイテムボックスに仕舞う
そして十階層まで進んだハルトとプルンは十階層のボスが居る門の前までたどり着いた。そこで結界を張るとボス戦の前にプルンの魔力の回復や少しの休憩をしていく
「案外早く十階層までたどり着いたな。それにしても本当に冒険者の数が少ないな。すれ違った人数が八人も居なかったぞ」
『それほど人気のないダンジョンと言うことです。それでもスタンピードを起こさないようにモンスターを間引かれていますよ』
スタンピードを起こしたダンジョンの様子を知っているハルトからすれば、確かにモンスターの数はあの時ほど少ないが、それでも王都のダンジョンよりもモンスターとの遭遇回数や同時に現れるモンスターの数も多い
「ヒスイもこれから召喚していいかな?」
『ボス戦の時にはいいですけど、まだ少し様子を見てからの方がいいかと思います』
「そうか?まぁ、ナビィがそう言うんならそうするよ。プルン、もう行けるか?」
『プルン!』
「なら行くか」
辺りを確認して冒険者が居ないことを確認すると、ヒスイを召喚してから十階層のボス戦に挑戦する
そしてボス部屋の中に入ると魔法陣から現れたのは錆び付いた鉄の剣と鉄の盾を持ち、錆びた鉄の兜を被って、同じく錆びた鎧を着込んだスケルトンと普通のスケルトンが五体魔法陣から現れた
『十階層ボスはスケルトンナイトですか。弱点は同じですが鎧や盾で人魂を庇うモンスターです』
「分かった。プルンはスケルトンナイトを倒してくれ。ヒスイ、俺と一緒に取り巻きのスケルトンを倒していくぞ」
『わかった!』
『プルル!』
ナビィからボスの情報を聞いたハルトはヒスイとプルンに指示を出して戦闘を開始した
聖光弾をプルンと同じく放てるハルトだったが、ハルトはスケルトンに向かい通常の魔力弾を放って攻撃する
弱点属性ではない通常の魔力でもスケルトンは弱く胸部の骨を一撃で破壊して胸部の人魂を露出させる。二撃目の魔力弾を即座に放ち、胸部にあった人魂を破壊してしまう
(思ったよりも弱いな。弱点属性の攻撃だった訳じゃないんだけど)
思いの外スケルトンが弱く少し唖然としたハルトだったが、もう一体のスケルトンにも同様に魔力弾を二発放ち、胸部の骨と人魂を破壊してスケルトンを倒した
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