召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

文字の大きさ
77 / 248

第77話

しおりを挟む
 食堂で朝食を食べ終わり三匹を召喚玉に戻すとアルは昨日と同じく図書室に向かった。今日の午前中は図書室の第二区画で本を探す為だ

 図書室に着くと中に入り第二区画の扉に向かいそこに居る司書に生徒書を見せて扉を開けてもらうと第二区画の中に入る

 第二区画の中は第一区画よりも狭く本棚の数も少ないその中から一つ一つどんな本があるのかを確認していく

 人が司書しか居ない空間で図書室の独特な雰囲気がある中でひと通り回ると読もうと思った本を取りに戻り集めるとテーブルに置いて椅子に座り読んでいった

 第一区画に置かれていた本よりも闘気、魔力、魔法の事が詳しく書かれていて色々な応用や鍛える為の練習方法が書かれていた

 けれど魔闘気の事が書かれている本は無く闘気や魔力の事が書かれている本の一部に記述されているだけで取得方法は書かれていなかった

 「んーはぁ……やっぱり第三区画にあるのかな?」

 伸びをしながらそう呟くと本を元の場所に戻して時間を確認するとまだまだ時間があるのでモンスター図鑑や知らない薬草の事が書かれている可能性があるので植物図鑑などの本を読む事にすると第一区画と第二区画の間にある扉が開く音がしてそちらを振り向くと人が入って来た

 読もうと思う本が先に取られないようにまずは読む本から選んでいると後ろから凛とした声で話かけられた

 「少しいいだろうか」

 「なんですか?」

 「君が持っている本の中に魔法の事が書かれている本を持っていないだろうか?」

 「ありますよ」

 「出来れば先に読んでもいいだろうか?」

 この女子生徒は先ほど読んでいた本を読みたいらしい

 「この本ですか?俺は読み終わっているのでいいですよ」

 「この本だ。この本は私が返して置くよ」

 「分かりました」

 女子生徒に魔法の事が書かれている本三冊を渡すとテーブルに女子生徒が向かう。アルはまた本を選ぶと読み終わった本を返して読んでいた席に戻り読み始める

 植物図鑑には今まで知らない薬効がある植物の事が知れたが生えている場所はクリスタル王国内にはないみたいだ

 モンスター図鑑の方も第一区画に書かれていた図鑑はクリスタル王国内やそのダンジョン内のモンスターが書かれていたが第二区画ではクリスタル王国外の国のモンスターの情報が多かった

 借りた本を読み終わると第二区画にある時計が十二時前になっていた。本を元の場所に返して食堂に向かう

 食堂に着いたのは正午過ぎでもうすでに食堂には生徒や教員と思われる大人がいた。昨日と同じ様に昼食を召喚獣と一緒に頼むと召喚獣と食べるスペースに向かいユキ、シェーレ、サフィを召喚して一緒に昼食を食べる

 昼食後は図書室の第三区画に向かい本を探していく。第三区画があるのは第二区画の先にある。その第三区画の扉を潜るとさっそく探し始める

 やはり第三区画に魔闘気の事が書かれている本があった。それと他の区画の時と同じ様に闘気、魔力、魔法の事が書かれている本を借りるとさっそく読んでいく

 第二区画で書かれていたのは闘気や魔力を使用しての強化と闘気弾などの応用の技が書かれていた。闘気や魔力を身体の中に満たす方法、闘気や魔力を放出する方法、闘気や魔力を纏う方法の三つだ。それぞれ満たす事により内部強化、放出する事により外部強化、纏う事により放出した闘気または魔力の霧散を防ぎ更に攻撃力と防御力を上げる武装化である

 それぞれ満たす、放出、纏うの順番に行なう必要があるが強化しない場合と比べると雲泥の差がある

 そんな強化を更に強化する方法と闘気と魔力の効率的な鍛え方が載っていた。強化する方法も鍛える方法もどちらも同じで闘気や魔力を圧縮する必要がある様だ

 常に体内で闘気と魔力を圧縮して密度を上げて維持し続けるみたいでかなり難しい様だ

 そして魔闘気の本を読み取得方法を見ると先ほどの鍛える方法を闘気、魔力を同時に行ない維持し続けると少しずつ闘気と魔力が混ざり合い闘気でも魔力でもない魔闘気に変わる様だ

 この混ざり合うのは最初は自身で行なう事は出来ないらしいが魔闘気に慣れてくると闘気と魔力を合成して魔闘気に変える事ができると本には書かれていた

 気になる本を読み終えると今日は他の本が何があるのかを確認して自身の寮に帰り三匹の召喚獣たちに学んだ事を教えながら練習する事にした
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

処理中です...