召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第101話

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 どうやら三匹はこのドラゴン肉が気に入った様だ。俺も早速、切り分けたドラゴン肉のステーキを食べる

 ドラゴン肉のステーキは噛みごたえがあるが他の肉の旨味とは違った様な味だ。一口食べるごとにまた食べたくなる美味しさでどんどん食べていってしまう

 ドラゴン肉のステーキを止まらずに食べ終わり、水を飲もうとした時に微回復瓶を使った水を飲もうとしていたことを思い出した

 「そういえば忘れてたな」

 『?何をです?』

 「宝箱から瓶が出ただろう。あの瓶を使うのを忘れていたんだよ」

 首を傾げながらユキがアルの独り言に返してくる。それをアルは収納空間から微回復瓶を取り出して答える

 『そういえばそれを使おうと話していましたね。これから使うのですか?あるじ様』

 「そうだぞ。飲んでみたいなら教えてくれ」

 そう言ったアルにユキもシェーレもサフィも飲むと答えたので、大きめの瓶の中に水を入れて微回復瓶に魔力を込める

 そして微回復瓶の中の水に回復効果が付与されたら、それをみんなのコップや皿に入れていく

 「じゃあ、飲んでみようか」

 それぞれ色々な方法で回復効果のある水を飲んでいく

 「うーん?少しだけ、甘いかな?」

 飲んでみた水は少しだけ甘味を感じたが、回復効果はあまりにも少ない効果な為か分からなかった

 この微回復瓶の効果は少ないが少しは効果があるのならと売らずに取っておくことにすると、収納空間に仕舞い残りのコップに入った水を飲み干す

 昼食の食事を終えて少しのひと休みを終えると、ダンジョンの最後のボスを倒しに行くかを、ユキたち召喚獣に聞いていく

 「それでどうする。挑戦してみるか?」

 『挑戦してみたいのです!』

 『私はあるじ様の好きにしていいですよ』

 『……どっち……でも……いい』

 ユキは挑戦したいみたいだが、シェーレもサフィどちらでもいい様だ

 俺としても挑戦してみてもいいが、まだこの冒険者育成第三校に入学してから、一週間しか経っていない、今の俺たちで攻略できるのか分からないので攻略はやめておく事にした

 「三ヶ月経ったら攻略しようか。それまでみんな、闘気や魔力だけじゃなく色々なことを鍛えてからにしよう」

 『挑戦したかったです』

 『三ヶ月後ですね。分かりました。あるじ様』

 『……強く……なる』

 話し合いを終えて片付けをした。アルたちは張っていた結界を解いて二十一階にある転移水晶がある小部屋を目指してダンジョンを戻っていく

 戻るための道はダンジョン探索をしながらアルが魔法で作った物を使っているので、行きよりは早く帰れるからと、レッサーベビードラゴンと遭遇する階層はぐるりと回ってから戻る

 あとは帰るだけだからと使う闘気や魔力は、考えずに使って現れるモンスターたちを討伐していった

 そうして進んで行き二十一階にある転移水晶を使って、ダンジョンの一階に転移してダンジョンを出る頃には外は暗くなっていた

 アルはユキたち、召喚獣たちを送還するとダンジョンで手に入ったドロップアイテムの内、食用のドロップアイテムとレッサーベビードラゴンのドロップ以外のアイテムは売却して食堂に向かった

 時間が遅くなった事もあり食堂は、人が多くてゆっくりと食べられそうにないが、アル自身の分と召喚獣たちの分の夕食を頼むと、空いているスペースに移動して夕食が出来るのを待つ

 「結構食べたな。寮の部屋に着くまで戻すからな」

 『わかったです!』

 『分かりました』

 『……ん』

 夕食後は寮に帰ると、浴室で召喚獣たちを召喚してお湯を湯船に張ってお風呂にする

 その際にユキがお風呂の水を、あの微回復瓶の水にしたらどうかと言ったが、流石に湯船に入れる量は無理だと思いする事はなかった

 「明日は学校があるからもう寝るよ。おやすみ」

 『アル、おやすみです!』

 『あるじ様、おやすみなさい』

 『……おやすみ』

 ふかふかのベットの中に入るとすぐに眠気が来てアルは眠りについた
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