召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第103話

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 冒険者育成第三校での勉強生活も一ヶ月経つ頃には慣れてきたアルは、今日も昼食を食堂で食べようと向かっていると、生徒会副会長のエミリーがアルに会いに来た

 「アルさん。今いいか?」

 「それってすぐに終わる事ですか?」

 「ふむ、なら昼食を食べながら話そう。構わないか?」

 すぐに終わる様な話ではなく長くなる様な話なのか

 「分かりました。けど人が多い場所で話してもいい様な話なんですか?」

 「アルさんが目立ちたくないなら、話をすることは辞めておいた方がいいだろうな」

 目立つような話をするのか。それでなくても一年一組の序列一位な事もあってか、自身のクラス分けに納得がいかない生徒たちから何度か決闘を仕掛けられている、こちらとしてはあまり目立つことはしたくない

 「目立ちたくはないですね。エミリー先輩は昼食はどうするのですか?」

 「私か?食堂で食べるぞ」

 「昼食が遅くなっても構わないのなら今、話を聞いてもいいですか?」

 「構わない。では話すぞ。毎年、一年一組の中から序列一位の生徒を生徒会に勧誘しているんだ」

 そうして聞いたエミリーの話はアルに生徒会に入らないかの誘いだった。どうやら毎年の恒例だったみたいだ

 「そうなんですか。生徒会に入ると何かメリットがあるんですか?」

 「メリットか?勿論あるぞ。一つ目は人脈だな。このクリスタル王国内でなら役に立つだろう。二つ目は生徒会に入らなければ閲覧が出来ない書物もある。図書室にも置かれていないような貴重な書物だ。それに生徒会に入れば冒険者育成校の生徒でも銀級に推薦して貰える。銀級になれば学生でもこの迷宮都市にある上級ダンジョンに入れるぞ」

 結構良さそうなメリットだな。人脈っていうのは実感できないが、貴重な本や銀級の冒険者になれるのはかなり良いな

 でもデメリットもあるんだろうから、きちんと聞いておかないといけないな

 「かなり良いことずくめですね。それで、デメリットはどんなことがあるんですか?」

 「生徒会事態の仕事があって、行事があるごとに時間を取られることだな。それとこの冒険者育成第三校の治安維持も行なう事もある」

 生徒会の時間で取られる時間が多いと、上級ダンジョンに入れても意味がないんじゃないか

 「生徒会の仕事やその行事ってどれくらい時間を使うんですか?」

 「仕事事態が少ないから毎日ある訳でもない。あっても最低でも三十分くらいだな。行事事態もそこまで多くはないぞ」

 毎日時間を取られる訳でもないみたいだしそれなら入ってもいいかな

 「それなら入ろうかと思います」

 「そうか。なら午後の授業が終わったら生徒会室に来てくれ」

 「分かりました」

 それからエミリーと昼食を食べ、午後の授業を受けに向かい午後の授業が終わり生徒会室にアルは向かった

 「一年一組、アルです。入ってもいいですか」

 「入って来てくれ」

 生徒会室の扉を開けて中に入ると、既に生徒会室には生徒会のメンバーだと思われる生徒が集まっていた

 「俺が生徒会長のアスランだ。クラスは三年一組だ。これからよろしくな」

 髪色が金色で長身のこの人が生徒会長のアスランのようだ。入学式の時に見た人だな

 「次は私ですね。知っているでしょうが生徒会副会長のエミリーです」

 「じゃ、次は私だね。私は書記のフィリス二年一組よ。よろしくね」

 書記のフィリスもアスランと同じく金色の髪をしている小柄な女性だ

 「僕は会計のヘクター。二年一組、よろしく」

 会計のヘクターはかなり身体が大きな男子生徒だ。髪は暗い茶髪をしている

 「俺は一年一組のアルです。これからよろしくお願いします」

 「アル、君には生徒会の庶務をやってもらうよ」

 「はい、分かりました」

 「今から仕事を教えるよ。こっちにきて」

 どうやら生徒会での役職は庶務の様だ。そして自己紹介が終わると、早速仕事のようだ。仕事を教えてもらうのは書記のフィリスから教えて貰い、アルは生徒会に所属してすぐに自身の仕事を始めた
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