召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第139話

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 レッサーキッズドラゴンが時々使用する火炎の息吹に気を付けながら二回目のレッサーキッズドラゴンの討伐にアルたちは成功した。

 「みんな、お疲れ。ドロップアイテム探すから少し休んでて。」

 ダンジョンの床に倒れ動かなくなったレッサーキッズドラゴンに近寄っていく。

 灰の山に変わったレッサーキッズドラゴンの側まで来ると近寄って来たユキたち召喚獣をアルは労う。

 そして、灰の山にあるだろうドロップアイテムを灰のような物を退かしながら一本の牙を見つけ出した。他には無いかと探してみたが魔石以外のアイテムはドロップしていなかった。

 「宝箱、開けるけど、誰か開けたいか?」

 ドロップアイテムを収納空間に仕舞い、宝箱に罠が無いかの確認を済ませ、集まって休憩しているユキたちの方を振り向き聞く。

 『開けたいです!』

 『私は開けなくてもいいです。』

 『……ぼくも……いい』

 「それならユキだけか?それならユキが開けていいぞ。罠も無いからな。」

 『わかったです!』

 ユキ以外は宝箱を開けるのは自分でなくても構わないそうだ。宝箱に罠が無いことをユキに教えて宝箱を開けてもらう。

 宝箱の前にユキが移動すると二本足で立ち上がり器用に宝箱を開けた。

 「どれどれ、何が入っていたかな?」

 『青い石が沢山入ってるです!』

 開けられた宝箱を覗いて見ると、その中には握り拳よりも大きなサイズの青色をした鉱石が入っていた

 それを一つ手に取って魔法を使い調べていく。調べ終わると、それは属性鉱石の一つである青鉱石という物だった。

 この青鉱石は水属性の鉱石で、これを使い作った物は、武器や防具などの装備なら水属性の攻撃や耐性が付き、魔道具でも水属性に関係がある物を作る際に使うことがあると生産魔法の授業で教えられたことだ。

 宝箱に入っている、そんな複数の青鉱石を収納魔法で収納していく。

 「全部で十個あったな。それでみんな。これから帰るか、もう一度戦うか、どっちがいい?」

 最低でも、あと三回か四回は、あの強さのレッサーキッズドラゴンと戦闘をしても大丈夫だろう。そう思い三匹の召喚獣たちに聞いてみる。

 『まだ、戦いたいです!』

 『私も戦えますよ、あるじ様。』

 『……やれる』

 「よし、なら一回ボス部屋から出よう。」

 すると、ユキたちもまだ戦えると言うので一度ボス部屋を入り口から出て、ボス部屋の外に移動する。

 先ほど入った入り口からボス部屋の外に出たアルたちは、そこで体力や魔力の回復を済ませると再度、ボス部屋の中に門を潜り入っていく。

 それからアルたちは、戦い終われば休憩を入れて、何度もレッサーキッズドラゴンと戦闘を行なった。

 流石に何度も戦えばレッサーキッズドラゴンの動きにも慣れて、最後とその前の戦闘では魔力と闘気のどちらかだけと縛りを付けての戦闘も行なった。

 どちらも一方だけでの戦闘だったからか、レッサーキッズドラゴンからの攻撃を受ける場面もあった。

 レッサーキッズドラゴンからの攻撃を受けたのを確認すると、その都度回復魔法を掛けて回復をすることになった。

 今日のレッサーキッズドラゴンとの戦闘で手に入れたドロップアイテムは、翼、牙、鱗、皮、肉が手に入った。

 そして宝箱から手に入れた物は、蓄魔の腕輪、青鉱石、魔鉄のインゴット、魔力と傷を回復出来る魔法薬、魔鉄の長剣が手に入った。

 (これは冒険者ギルドに売らないで取って置くかな。レッサーキッズドラゴンの素材や鉱石何かの素材は、生産魔法で色々作れるだろうし。)

 そんなことを思いながらボス部屋の奥にある転移水晶の部屋に向かう。

 「それにしても腹減ったな。」

 『ご飯の時間です!アル!早く帰ってご飯に行くのです!』

 つい、独り言を言ってしまうと、隣を歩くユキもお腹が空いているのかアルの方を見て言ってくる。
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