召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第148話

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 今日は、八月の召喚魔法の授業を受ける日だ。それでクラスメイトのミーナと共に授業を行なう教室に向かった。

 「今日の授業は何だろうね?生徒会の関係で知らない?」

 「さあ?生徒会では聞いていないからな。四月、五月は召喚玉作りや召喚獣の扱いとかの授業だったし、六月、七月は召喚獣を持っていない生徒たちが召喚獣と契約するのがメインの授業と召喚獣との五感を共有する授業だったからな。八月はまた違う授業だろうってことしか分からないな。」

 「やっぱり分からないかぁ。召喚魔法の授業を受けてる先輩に聞けば分かるかな?」

 「先輩たちの方が知ってるだろうな。教室な着いたら、ルノア先輩にでも聞いてみればいいんじゃなか?」

 「そうしてみるよ。」

 ミーナと話しながら召喚魔法の教室に着いた。そして、この授業を受けている先輩であるルノアを見つけると、ルノアの居る席に向かった。

 「こんにちは、ルノア。今、いいか?」

 「アル!こんにちは。何かあるのかな?それとユキちゃんは何処にいるの!」

 ルノアに話しかけると、すぐにユキが居ないか、アルの周りをキョロキョロして見回してくる。

 そして、ユキが見当たらないと分かると、ルノアはがっかりし始めた。

 「まだ、召喚していないよ。それで聞きたいんだけど、八月に行なう召喚魔法の授業って知ってる?」

 「知ってるよ。八月は召喚獣たちに指示を出す練習をする授業だよ。五感を召喚獣と共有しての指示出しもあるからね。慣れないとキツかったりするから、気を付けないとダメだよ!あっ、それと召喚玉を作る授業もあるからね!」

 「召喚獣に指示を出す授業か。ありがとう、教えてくれて。」

 八月の召喚魔法の授業の内容を教えて貰ったお礼をルノアに言う。

 「じゃあ!お礼にユキちゃんにモフらせてくれるか、聞いていい!」

 「モフらせるかは、ユキ次第だからな」

 「うん!それでいいよ!」

 ユキを召喚する為に魔法陣が現れる。そして、魔法陣の中央から召喚されたユキが現れた。

 「おお!!ユキちゃん!」

 『うっ!コイツが居るです!アル!何で呼び出すのです!!』

 「ごめんごめん。ルノアに聞きたいことを教えて貰ったからさ。それでユキ、ルノアはユキをモフモフしたいんだとさ。それでモフらせるかは、ユキ次第だって言ったから、どうする?」

 召喚したばかりのユキは、正面から自身を見つめて興奮しているルノアに嫌そうに顔を顰めると、召喚したアルに念話で文句を言ってくる。

 そして、ユキがルノアにモフモフさせるのかを聞くと、やはり嫌そうな顔をしながら悩み、その後すぐにため息を吐いた。

 『仕方ないから撫でてもいいです。でも、撫でるだけです!!それに嫌になったらやめるように、アルがちゃんと言うのです!』

 「分かった。ルノア、ユキが撫でるだけならいいってさ。でも、途中でユキが嫌だと言ったらやめてくれよ」

 「うん!分かってる!それじゃあ、ユキちゃん。モフモフするねぇー!」

 ルノアがユキをモフモフし始めている間にアルはミーナに今月行なわれる授業の内容を説明していった。

 「そんな授業なのね。聞いてくれて、ありがとう。」

 「いや、気にしなくていいよ。俺も気になってたから。」

 『アル~、コイツにやめるように言って欲しいのです!』

 ミーナに今月の授業の説明を終えた頃に、ユキの助けを求める念話が届いた。
 

 「ルノア、ユキがやめて欲しいって言ってるぞ。」

 「そうなの?」

 やめるようにルノアに言うと、ルノアはユキを撫でていた手を止めて、アルの方を向いて聞いてくる。

 「ああ。念話でそう言ってた。」

 「それなら仕方ないね。ユキちゃん!今度もモフモフさせてね!」

 『コイツには当分、撫でさせてやらないです!』
 
 ユキはルノアの膝の上から跳び退くと、アルの方へと移動した。

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