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第147話
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二十一階層に着いくと、これからどうするのか、ユキたちにアルは聞き始める。
「これからどうする?このまま進むのか、それとも帰るのか……ここから先に進んでも二、三階層くらいしか、時間的に進めないだろうし。」
『アルは帰ってどうするです?』
「さっき、手に入れたビックプラントの根っこを使って、魔法薬を作りだな。その後は今日はほとんど使っていない魔力と闘気の鍛練をするよ。」
この後、どうするのかを聞いてきたユキにアルは答えた。
『私は帰ってもいいと思いますよ。あるじ様。』
『……ぼくも……身体、動かして……疲れたから……帰りたい』
『シェーレもサフィも帰りたいのです?まだ、身体を動かしたりないですけど、仕方ないから帰るです。』
「なら、今日はもう帰ろう。」
帰るに決まると、アルたちは二十一階層にある転移水晶のある部屋に向かった。そして、転移水晶を使って、ダンジョンの一階層に転移した。
ダンジョンから出たアルは、ダンジョンで倒したモンスターたちの中で売却する物を売りに向かい、冒険者ギルドの派出所の中に入る。
売却するドロップアイテムを売って寮に向かおうと、ユキたちの元に向かった。ユキたちを囲むように人集りが出来ていた。
囲んでいた生徒たちの一人に話を聞いた。すると、どうやらユキのモフモフを触りたさに接近していた人と珍しいモンスターの観察をしていた人たちが集まっていたようだ。
少し時間が掛かったが、ここからユキたちを連れて離れることが出来た。
モフモフしたかった生徒たちは、ユキが触られたく無いことを伝えると残念そうにして離れ、観察をしていた生徒たちは、召喚獣たちがどんな種族や個体なのか、進化前の個体は何だったのかの話をすれば済んだ。
その際にアルの方もユキたち、召喚獣を観察していた生徒たちから様々なモンスターの情報を得られた。
まあ、それでも得られた情報は知っている物もあったりしたが、ユキたちの戦闘方法などは話していないので納得する。
そして、生徒たちと別れるとユキたちを連れて寮に帰った。
寮の自室の中に入ると、広いリビングで魔法薬の調合の準備を始める。
調合の器具を取り出して、ビックプラントの根っこの他にレッサーベビードラゴンの血や薬草を数種類も調合器具と一緒に取り出した。
この素材で作る魔法薬は、欠損や傷の再生を促す薬が作れる。それでも、そこまで強力な再生効果は無く、欠損した部位をくっ付けて使えば、欠損を治すことが出来るくらいの効果だ。
それでも高値で売り買いされる代物だそうで、貴重なアイテムだ。
けれど、創造神から与えられた魔法の知識にも欠損回復魔法があるから実際に使うかは分からないところだ。
まぁ、それでも、その欠損を回復魔法が出来る魔法が使えない状況では、今から作る魔法薬は重要になるだろう。
欠損回復魔法自体が、かなり希少な魔法なのでこの魔法を使うのを見せるのは、信用の出来る者くらいだろうから、案外この魔法薬を使う可能性はそれなりにあるのだろう。
そんな風に思いながら再生効果のある魔法薬の製作をし続けていった。
「あとは、この二つを合わせて完成だ。」
ビックプラントの根っこをレッサーベビードラゴンの血を使って煮込んだ紅色の液体と数種類の薬草を使った液体を混ぜ合わせていく。
二つの冷ました液体が入った瓶を左右の手に持ち、同時に瓶を傾けて、漏斗を使って空の瓶の中に注いでいく。
そうすると、紅色の液体と濃い緑色の液体が混ざり、何故か淡い光を放ち透き通るエメラルド色の液体に変わった。
「うん。完成しているな。」
魔法を使い、魔法薬が完成したのかを確認すると、確かに魔法薬は完成していた。
完成したのが確認できた再生薬が入った瓶の蓋を閉めて収納空間に収納した。
「みんな、魔法薬が完成したから鍛練に向かうよ」
魔法薬の完成に伴い、ユキたちを連れて武術訓練所に向かった。
「これからどうする?このまま進むのか、それとも帰るのか……ここから先に進んでも二、三階層くらいしか、時間的に進めないだろうし。」
『アルは帰ってどうするです?』
「さっき、手に入れたビックプラントの根っこを使って、魔法薬を作りだな。その後は今日はほとんど使っていない魔力と闘気の鍛練をするよ。」
この後、どうするのかを聞いてきたユキにアルは答えた。
『私は帰ってもいいと思いますよ。あるじ様。』
『……ぼくも……身体、動かして……疲れたから……帰りたい』
『シェーレもサフィも帰りたいのです?まだ、身体を動かしたりないですけど、仕方ないから帰るです。』
「なら、今日はもう帰ろう。」
帰るに決まると、アルたちは二十一階層にある転移水晶のある部屋に向かった。そして、転移水晶を使って、ダンジョンの一階層に転移した。
ダンジョンから出たアルは、ダンジョンで倒したモンスターたちの中で売却する物を売りに向かい、冒険者ギルドの派出所の中に入る。
売却するドロップアイテムを売って寮に向かおうと、ユキたちの元に向かった。ユキたちを囲むように人集りが出来ていた。
囲んでいた生徒たちの一人に話を聞いた。すると、どうやらユキのモフモフを触りたさに接近していた人と珍しいモンスターの観察をしていた人たちが集まっていたようだ。
少し時間が掛かったが、ここからユキたちを連れて離れることが出来た。
モフモフしたかった生徒たちは、ユキが触られたく無いことを伝えると残念そうにして離れ、観察をしていた生徒たちは、召喚獣たちがどんな種族や個体なのか、進化前の個体は何だったのかの話をすれば済んだ。
その際にアルの方もユキたち、召喚獣を観察していた生徒たちから様々なモンスターの情報を得られた。
まあ、それでも得られた情報は知っている物もあったりしたが、ユキたちの戦闘方法などは話していないので納得する。
そして、生徒たちと別れるとユキたちを連れて寮に帰った。
寮の自室の中に入ると、広いリビングで魔法薬の調合の準備を始める。
調合の器具を取り出して、ビックプラントの根っこの他にレッサーベビードラゴンの血や薬草を数種類も調合器具と一緒に取り出した。
この素材で作る魔法薬は、欠損や傷の再生を促す薬が作れる。それでも、そこまで強力な再生効果は無く、欠損した部位をくっ付けて使えば、欠損を治すことが出来るくらいの効果だ。
それでも高値で売り買いされる代物だそうで、貴重なアイテムだ。
けれど、創造神から与えられた魔法の知識にも欠損回復魔法があるから実際に使うかは分からないところだ。
まぁ、それでも、その欠損を回復魔法が出来る魔法が使えない状況では、今から作る魔法薬は重要になるだろう。
欠損回復魔法自体が、かなり希少な魔法なのでこの魔法を使うのを見せるのは、信用の出来る者くらいだろうから、案外この魔法薬を使う可能性はそれなりにあるのだろう。
そんな風に思いながら再生効果のある魔法薬の製作をし続けていった。
「あとは、この二つを合わせて完成だ。」
ビックプラントの根っこをレッサーベビードラゴンの血を使って煮込んだ紅色の液体と数種類の薬草を使った液体を混ぜ合わせていく。
二つの冷ました液体が入った瓶を左右の手に持ち、同時に瓶を傾けて、漏斗を使って空の瓶の中に注いでいく。
そうすると、紅色の液体と濃い緑色の液体が混ざり、何故か淡い光を放ち透き通るエメラルド色の液体に変わった。
「うん。完成しているな。」
魔法を使い、魔法薬が完成したのかを確認すると、確かに魔法薬は完成していた。
完成したのが確認できた再生薬が入った瓶の蓋を閉めて収納空間に収納した。
「みんな、魔法薬が完成したから鍛練に向かうよ」
魔法薬の完成に伴い、ユキたちを連れて武術訓練所に向かった。
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