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第202話
しおりを挟むこれで二年生は魔法学園が二勝したことで学年別に一年生は第三育成校、二年生は魔法学園となり、次の三年生で第四試合は決着する。
だが、その前に第四試合二年生大将戦がこの後に行なわれる。
「試合舞台の修復が終えるので次に出場するフィリス選手は私に付いて来てください。」
試合舞台の修復が終わり、次に行なわれる二年生大将戦に出場するフィリスを闘技場スタッフは呼びに来た。
「分かりました。…………勝ちに行って来ます。」
闘技場スタッフに付いて行くことを了承したフィリスは控え室の入り口まで行くと振り返って一言告げると控え室を出て行った。
そして試合舞台に魔法学園二年生大将と第三育成校二年生大将が並んだ。
そこから大将同士が話している間に実況が二人の大将の紹介を始めた。
紹介でしつたのは二年生大将のフィリスが戦うことになる対戦相手の選手はルチーナという闇魔法を使う魔法使いのようだ。
実況の選手紹介が終わる頃に審判員が試合を開始して良いのかの確認をしてから、第四試合二年生大将戦を始める試合開始の合図を審判員が出した。
試合はルチーナが発動した闇魔法から始まった。
ルチーナの周囲に現れた黒い闇属性魔力の玉が複数の数が出現すると、その黒い球体から放たれる一筋の黒い線がフィリスに向かって行ったのだ。
フィリスは迫る黒い光線を掻い潜って避けながら闘気を纏い身体強化を行ないルチーナに向かって進む。
だが、ルチーナの攻撃はそれだけでは無かった。
フィリスに躱された黒い光線は一点でぶつかり合い、光線がぶつかり合ったことで闇が集まる。
黒い光線が放たれる前の黒い球体が全て集まったからか、黒い光線により集まった闇属性魔力の球体は大きい。
そんな球体は再度黒い光線を放ち、放たれた黒い光線はルチーナの頭上に集まった。
その間にもルチーナに迫るフィリスは全身に光魔法の魔法装甲を纏い、細剣の先をルチーナに向けて光の弾を放つ。
光の弾はルチーナの前に展開された闇魔法の障壁により軽々と防がれる。
更にルチーナの頭上で集まった大きな闇の球体から拡散されるように闇の光線が放たれた。
シャワーのように広がっていく闇魔法の拡散光線にルチーナに真っ直ぐ接近していたフィリスはもろに食らう。
拡散したことで威力が落ちた闇魔法の光線を受けてフィリスの闘気と光魔法の魔法装甲の守りが剥がされる。
けれど、守りを剥がされたくらいではフィリスは止まらずに細剣の先端に光魔法を収束させた突きを繰り出す。
ルチーナはそんなフィリスの攻撃に対して動かずに魔法で防御することに決めたのか、杖に魔力が集まるのを感じた。
突き出された細剣が迫る中でルチーナは闇魔法の障壁を展開した。
今回の魔法障壁は先ほど光の弾を防ぐのに使用していた魔法障壁よりも使用魔力が多く使われていた。
その為、先端に光が集まった細剣の突きと接触した時に拮抗が起こった。だが、それも魔法障壁が突き破られたことで終わる。
突き破られた魔法障壁が消えたことにルチーナは驚くことなく更に数枚の魔法障壁を作り出す。
フィリスの突きが魔法障壁を一枚、二枚、三枚、四枚と破り、五枚目の魔法障壁に細剣の先端が当たって破り、消えていく魔法障壁からルチーナが見えたその時、複数の太い黒い腕が魔法障壁を回り込んでフィリスを拘束する。
「あ、ぐぅうううう!!!!」
かなり強く握り締められているのか、フィリスの苦痛を受けた声が控え室にまで聞こえてくる。
「降参したら離してあげるよ?」
ルチーナの降参を促す言葉が聞こえる中、そんな中でも諦めないフィリスは全身から光魔法を発動した。
フィリスを中心に光魔法の爆発が起こり、拘束していた闇魔法の腕たちとルチーナを吹き飛ばす。
油断もあったのだろう。防御もせずに吹き飛ばされたルチーナは受け身はギリギリ取ったようだが、すぐにフィリスが細剣を振るい闘気の斬撃を飛ばした。
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