召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第215話

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 騎士学園、魔法学園、どちらの学校が決勝戦に進めるのか。それを決める三年生の試合がこれから行なわれる。

 騎士学園三年生先鋒、ルーカス・カタン。

 魔法学園三年生先鋒、エニル。

 両選手が試合舞台に上がると二日目第二試合三年生先鋒戦が始まった。

 試合序盤、先に先手を取ったのはエニルだった。

 ルーカス・カタンに向けた杖の先から炎の渦を横向きに放って攻撃したからだ。

 風魔法も加わった炎の渦の威力はかなり高い威力の魔法のようで、この魔法のせいで第三育成校の先鋒だったクランが試合に敗れた一因だろう。

 ルーカス・カタンは炎の渦に巻き込まれたままなのか、そう思っていると、魔闘気と風魔法を感じる斬撃により炎の渦は切り裂かれた。

 油断はしていなかっただろうがエニルは、その一撃により杖を失い、杖を持っていた腕に斬撃を受けたようで腕が切り落とされていた。

 それほど速いスピードで進む斬撃を飛ばした一撃が先鋒戦の勝敗を決める一撃になった。

 それからの試合はエニルが放つ火魔法や風魔法に対処しながらルーカス・カタンが更に一撃を入れて、先鋒戦はルーカス・カタンの勝利で終わった。

 次に行なわれた第二試合三年生副将戦を勝利したのは、騎士学園のレオナルド・ブッシュだった。

 試合開始と同時に魔闘気を纏い身体強化を施したレオナルド・ブッシュに対して放ったオルバ・ブラットマンの魔法は魔闘気混じりの五つの黒い炎弾だ。

 黒い炎弾をレオナルド・ブッシュは回避しようとしていたが黒い炎弾はレオナルド・ブッシュの後を追い追尾していた。

 土魔法の壁を作り出すことでレオナルド・ブッシュは黒い炎弾を防いだ。

 けれど、その間にもオルバ・ブラットマンは次の魔法を放つ準備をしていた魔法がレオナルド・ブッシュに向かう。

 三つの黒い炎槍は炎弾よりも速く、レオナルド・ブッシュに向かい、回避は間に合いそうになかった。

 魔闘気と盾のみに土魔法の魔法装甲を纏い盾を犠牲にしてレオナルド・ブッシュは防ぐと、風魔法を使って移動スピードを上昇させてオルバ・ブラットマンに急接近した。

 盾を犠牲にするとは思わなかったのか、オルバ・ブラットマンの動きが一瞬だけ悪くなる。

 その一瞬の隙を突いたレオナルド・ブッシュが距離を詰めたことで、オルバ・ブラットマンは大技を使えば自身も巻き込まれるからか、試合はレオナルド・ブッシュの優勢になった。

 盾を失った為、攻撃を避けるしか無いレオナルド・ブッシュと大技を放てないことで勝利を決める一撃を放てないオルバ・ブラットマン。

 必死で逃げてながら魔法を放っていたオルバ・ブラットマンがレオナルド・ブッシュが作った片足だけが落ちる、土魔法の落とし罠に引っ掛かったことで転び、試合の勝敗は決まった。

 転んで剣を突き付けられたオルバ・ブラットマンが降参したことでレオナルド・ブッシュが勝利した。

 そして、最後にクリスタル王国トーナメント大会学生部門二日目の最後の試合が行なわれる。
 
 マローネ・ガードが試合開始と同時に魔闘気を纏い身体強化をし、カリス・リリアントは三つの属性の魔法の生き物を魔法で作り出した。

 カリス・リリアントの指示で三匹の魔法の生き物がマローネ・ガードに襲い掛かる。

 だが、マローネ・ガードはそんな三匹の魔法の生き物たちを無視してカリス・リリアントに突っ込んで行く。

 魔法の生き物の攻撃を躱され、いきなりの接近戦にカリス・リリアントは慌てて攻撃を防ぐことが出来なかった。

 一気に突っ込んだマローネ・ガードは盾でカリス・リリアントを殴り、杖を持つ腕を切り落とし、蹴りを腹部に当てた。

 三連続の攻撃に集中力が切れたのか、操作していた三匹の魔法生物は霧散して魔力になり消えてしまう。

 剣を突き付けられたことでカリス・リリアントは降参を審判員に言い、最後の試合である大将戦は短期で終わり、騎士学園三年生大将のマローネ・ガードが勝利した。

 騎士学園が三つの試合全てに勝利して決勝戦に進出を決めた。
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