召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

文字の大きさ
214 / 248

第214話

しおりを挟む
 次に第二試合二年生の試合が行なわれた。

 第二試合二年生先鋒戦の勝者は魔法学園のギップル・エルドラだった。対戦相手の騎士学園先鋒のディアナとの試合は攻めるギップル・エルドラと防ぐディアナといった戦いだった。

 ギップル・エルドラが放つ爆発する火の玉を装備に水魔法の付与をし、更に水魔法の魔法装甲を纏うことで爆発の影響をディアナは抑えていた。

 それでも何度も何度も何度も何度もギップル・エルドラは爆発する火の玉を放ち続けた。

 それは、ディアナが爆発の影響で行動することが出来ないくらいの威力で行なわれ、絶え間なく爆発が続き、ディアナの体力と魔力を削っていく。

 そして、そのままディアナは攻勢に出ることは叶わずにギップル・エルドラの火魔法に負けてしまった。

 爆発を防ぐのでは無く回避を主体に置けばまだまだ戦えていたのでは無いか、そんな話が観客席では聞こえていた。

 二年生副将戦は騎士学園ナターリア・ハイム、魔法学園イルク・フェルメールの二人が試合が始まった。

 この副将二人の試合は接近戦が行なわれた。

 ナターリア・ハイムとイルク・フェルメールは、お互いに纏いまで行なう身体強化と魔法装甲を纏い、準備を済ませると相手選手に向かって行った。

 そして、お互いに纏わせて強化を施した剣と杖をぶつけ合いを行ない、更に魔法の応酬が繰り広げられる。

 盾を持つナターリア・ハイムの方が、この状況では有利かと思いきや魔法を操る練度はイルク・フェルメールの方が高く、ナターリアの方が苦戦している。

 やはり、イルク・フェルメールの方が搦手も巧みに使い、ナターリア・ハイムを翻弄して攻めていく。

 それでもナターリア・ハイムが負けないのはイルク・フェルメールよりも接近戦を得意としているからなのだろう。

 こうして幾らかの攻防をナターリア・ハイムとイルク・フェルメールは繰り広げていると、イルク・フェルメールは一つのミスを犯してしまった。

 その一つのミスを犯してしまったせいで、イルク・フェルメールはシールドバッシュを顔面に受けてしまう。

 そして、仰け反ったイルク・フェルメールの杖を持つ腕をナターリア・ハイムは切り落とし、首筋に剣を構えられてしまい、イルク・フェルメールは負けを認めて降参することになった。

 副将戦はこうして騎士学園のナターリア・ハイムの勝利で終わった。

 騎士学園二年生大将のライアン・リゲル、魔法学園二年生大将のルチーナ。

 この大将戦は序盤は魔法で二人とも戦闘を行なっていた。

 闇魔法を扱うルチーナの闇魔法の攻撃に対してライアン・リゲルは水魔法と火魔法を駆使して防ぎ、攻撃して戦っていた。

 自在に動かす闇魔法は強力でライアン・リゲルも直撃は受けていないが金属鎧のパーツが破壊されている。

 ライアン・リゲルは試合舞台全体を覆うような高温のスチームを水魔法と火魔法を使用して起こした。

 スチームのせいで試合舞台を視覚で見ることは出来ない。だが、他の感知能力を使って試合を観戦する。

 試合舞台の二人もお互いに相手が何処に居るのかを確認は出来ているのかと最初は思っていた。

 けれど、段々とルチーナはライアン・リゲルが居ない場所にも攻撃を始めた。

 スチームに幻覚などの効果は無いことは分かるし、何故なんだと思っていたら、集中力が一瞬考えていたせいで途切れ、その時に分かった。

 どうやらライアン・リゲルはスチームの魔力と自身の魔力を同化させて居るようだ。

 これが戦闘中で無かったら、ルチーナも気が付いただろうが戦闘中だったから気付けなかったのでは無いかと思う。

 ライアン・リゲルはこれを利用してルチーナに手痛い一撃を与えた。

 この一撃が元で試合はライアン・リゲルの方に傾いた。

 そして、第二試合二年生大将戦は騎士学園ライアン・リゲルが勝利する。

 第二試合二年生の試合は騎士学園が二勝したことにより次の三年生の試合で勝った方が決勝戦に進む学校が決まる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜

幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。 転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。 - 週間最高ランキング:総合297位 - ゲス要素があります。 - この話はフィクションです。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

処理中です...