召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

文字の大きさ
213 / 248

第213話

しおりを挟む
 二日目の第一試合の試合内容は大体、こんな感じだった。

 そして、次に二日目第二試合は一日目に第三試合に勝利した騎士学園と第四試合に勝利した魔法学園の対決が行なわれる。

 二日目第二試合一年生先鋒戦が始まった。

 選手は騎士学園一年生先鋒のリリ、魔法学園一年生先鋒のミントとの対戦だ。

 試合開始から最初に攻撃を当てたのはミントだった。

 闘気纏いまで行なって身体強化を施して対戦相手のミントに突っ込むリリにミントが風魔法の弾丸を直撃させたのだ。

 盾に守られながら突っ込んだリリは、自身が風魔法の弾丸を受けて、衝撃で怯んだ隙にリリの頭上から風で押し付ける。

 動きを止めたリリに対して休むこと無く、大量の風魔法の弾丸を浴びせていく。

 一切休むこと無く放たれる風の弾丸をミントは自身の魔力が無くなるまで放ち続けるのでは無いかと思うほど放っている。

 そんな猛攻にリリは耐えられなかったのか、自信が纏う闘気の鎧を削られて行き、最終的には闘気の守りを失ったリリは風の弾丸に撃たれ続けたことで審判員が止めてミントの勝利で一年生先鋒戦は終わった。

 次に行なわれる一年生副将戦も先鋒戦と同じく魔法学園が勝利した結果、第二試合一年生は魔法学園が勝利した。

 副将戦の試合内容は先鋒戦と同じく終始、魔法学園一年生副将であるコレン・ダンフォードによる魔法攻撃だった。

 試合が開始すると、騎士学園一年生副将のヨーゼフが水魔法で防御を行ない、コレン・ダンフォードが行なったことは守りに入ったヨーゼフを囲う水の球体ごと炎の柱に閉じ込めることだった。

 大きな火柱が発生してすぐ、更にコレン・ダンフォードは炎の蛇を魔法で作り出し、火柱まで向かわせた。

 火柱に炎の蛇が向かっていると、火柱からヨーゼフが慌てたように飛び出して来る。

 コレン・ダンフォードの火柱のせいで折角の水魔法の守りが役に立たなくなったからだろう。

 そんな慌てて飛び出たヨーゼフを今度は炎の蛇が襲った。

 炎の蛇に襲われたヨーゼフは、それでも焦りながらも剣と盾に水魔法で付与を行なって炎の蛇に立ち向かう。

 けれど、敵は炎の蛇だけでは無く、コレン・ダンフォードも相手にしなければ行けず、ヨーゼフは自身に向かって放たれる火魔法の対処もしなければならなかった。

 ヨーゼフはコレン・ダンフォードに近寄ることも出来ずに次々に繰り出される火魔法の数々や炎の蛇に襲われて、最後は炎の鎖に拘束され、その隙に炎の蛇に飲み込まれてしまい、ヨーゼフは副将戦を負けてしまった。

 第二試合一年生、最後の試合である大将戦はかなりの攻防を繰り広げた両選手は疲弊しながらも戦い、最終的には魔法学園のブルック・ダンフォードが勝利し、第二試合一年生は全て魔法学園の勝利で終わった。

 一年生大将戦は序盤からブルック・ダンフォードが全力で魔法を発動し、水の龍頭を作り出し、水のブレスでメリッサ・フランソワを攻撃した。

 いきなり序盤で大技を行なうとはメリッサ・フランソワも思っていなかったようで、その為、直撃は受けなかったが防御の為に張った光魔法の壁を破壊され、更にかなりの闘気を消費していたようだ。

 だが、それはブルック・ダンフォードも同じで序盤から大技の連発で疲弊し、水の龍頭も消えてしまっていた。

 それから二人の一年生大将選手たちは接戦を続ける。

 攻撃し、罠を張り、絡めてを行なって近寄らせないブルック・ダンフォード。

 防ぎ、躱し、破壊して相手選手に突き進んで行くメリッサ・フランソワ。

 そんな攻防が幾度も続いて行く。

 だが、攻防の最後は罠にメリッサ・フランソワが引っ掛かったことで終わりを告げる。

 罠に掛かり、水魔法の拘束を受けたメリッサ・フランソワにブルック・ダンフォードが水魔法で一撃を入れたからだ。

 ブルック・ダンフォードの今あるほとんどの魔力を使ったのだろう。魔法を放ってすぐにブルック・ダンフォードは座り込み、メリッサ・フランソワを確認した。

 その時のメリッサ・フランソワは水魔法を受けて倒れそうになったが、水魔法の拘束のせいで倒れることが出来ずに手に持っていた剣と盾を試合舞台に落としたことで審判員が判定を出し、ブルック・ダンフォードの勝利したのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

処理中です...