召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

文字の大きさ
217 / 248

第217話

しおりを挟む
 クリスタル王国国立図書館受け付けから移動したアルは本が置かれているエリアに移動してすぐにある案内板を確認する。

 案内板には武術や魔法、生産関係やモンスター、植物や鉱石、国の歴史や宗教、小説や絵本まで様々な本が置かれている本棚があるようだ。

 (第三育成校の方でもかなりの本があったし、第三育成校の図書室に置かれていない本を探してみるか。)

 案内板で大体の本棚の位置を覚えたアルは早速国立図書館の中を散策していく。

 本棚に移動する度に読んだことの無い本を魔法で探し出していく。

 (やっぱり、第三育成校の図書室にある本も多いな。ん、これは読んで無い本だな。)

 その場で読んだことの無い本を手に取ると、ある魔法を発動する。

 それは本の内容を記録する魔法で一枚一枚ページを捲る度に魔法に記録され、他の魔法を使うことで一度に記録する本の数を更に増やしていく。

 (この本棚の本はこれで終わりだな。同時に五つが最高か、もっと一度に記録する数を増やせるようにならないとな。さてと、次に行くか。)

 大体一つの大きな本棚で使う時間は最高で十分くらいの時間を使い、どんどん本の内容を魔法に記録して行った。

 ジェム大陸やビジュー諸島などの別の大陸や諸島の植物や鉱石が書かれていた本もあった。

 第三育成校の図書室には、ここまで多くの別の大陸や諸島の本はなかった為、知ることが出来て良かった。

 他にも難しい魔法薬の調合やマジックアイテムの作成方法など、まだ読んだことの無い本や詳しくは書かれていないが魔道馬車や魔導船のことが書かれている本もあった。

 生産関係やモンスター関係、植物や鉱石関係の本棚の本を記録が三時間くらいで終わった。

 (武術や魔法関係の本棚で終わりかな。次に国立図書館を利用することが出来るのは、下手したら来年になりそうだ。)

 急ぎ、早足で移動を始めて、次の本棚の本を魔法で記録して行った。

 (魔闘気のことが書かれている本はやっぱり無いな。ここに無いのなら別のところにあるのか?でも、それを調べる時間はもう無いな。今回はここまでにするか。)

 ようやく武術と魔法関係の本棚の最後の本の記録が終わると、クリスタル王国国立図書館を後にした。

 「急がないとな。宿に六時までにたどり着けるか、ギリギリになりそうだ。」

 早足で暗くなって来ている大通りを通り、宿屋にアルは急いで進む。

 そして、宿屋の夕食が始まる六時前にアルはギリギリで帰って来れた。

 部屋の鍵を受け付けで渡して貰うと、部屋へと向かう。

 『おかえりです!』

 『おかえりなさい。あるじ様。』

 「ただいま。夕食の用意をするから少し待っててくれ。」

 アルの召喚獣であるユキとシェーレが出迎えてくれた。

 サフィは何をしているのかと思い部屋の中を見回してみると、ベットの上でゴロゴロと転がっていた。

 『……おかえり』

 「ただいま。サフィ。」

 夕食の料理の準備を手早く終わらせると、昼食に使った皿を魔法で綺麗にしてから収納する。

 「じゃあ、俺も夕食を食べに向かうから、ゆっくりと食べていていいぞ。」

 『わかったです!でも行く前に足して欲しいです!』

 『あるじ様、私もお願いします。』

 『……ぼくも……もっと、食べたい』

 ユキたちのお皿におかわりを足してから、アルは一階の食堂に移動した。

 第三育成校の面々が夕食を食べる時間は六時半なので五分前に向かい食堂にたどり着くと既に食堂には集まっていた。

 そこにはアランやジェイドの二人も居り、夕食になるまでの間、闘技場で行なわれたクリスタル王国トーナメント大会本選の話を二人に聞きながら過ごした。

 夕食が始まるまでに話は終わらず、夕食を食べている間も二人から話を聞きながら食べていく。

 そして、夕食を食べ終わった後には部屋でゆっくりと過ごしていった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...