236 / 248
第236話
しおりを挟む
二十階層のボス部屋の宝箱を開けると、その中には魔鉄製の大盾が入っていた。
「大盾か……まあ、使わなくても素材に変えられるか。」
『珍しくないのです?』
「珍しくないよ。素材としては使えるから売らずに取って置くけどね。」
収納空間に魔鉄の大盾を収納すると、アルたちは二十一階層へと向かって行った。
アルたちがたどり着いた二十一階層は、これまでのダンジョンとは違って、まるでダンジョンの外のような景色が広がっていた。
二十一階層は植物がほとんど生えていない岩山のような場所だった。
「中級ダンジョンからは、こう言った階層があることは知っていたけど、探索に時間が掛かりそうだ。」
『あるじ様、転移水晶の登録をさて置きましょう。あそこにあるようですから。』
「そうだな。先に登録をして置くか。」
シェーレが転移水晶のある場所を教えられた場所に向かい、地面から生えている転移水晶に触れてると、次からはこの場所に転移することが出来るように登録を済ませる。
そして、転移水晶に登録を済ませたアルは召喚獣たちと共に二十一階層のダンジョン探索を開始した。
事前に調べた限りだと、二十一階層から三十階層に出現するモンスターは四種類だ。
魔法を使うコボルトのコボルトシャーマンと剣を使うコボルトソードマン。頭と胴体を守るように石を身に着けるロックバードに石で作られた虎と狼を合わせたようなロックビーストの四種類が現れる。
そして、アルたちが探索を開始してから二十一階層の初遭遇はコボルトシャーマンとコボルトソードマンの混成パーティーの群れだった。
「数が多いな。全部で十八も居るぞ。ここからは全員で倒す。連携をして倒していくぞ!」
アルはユキ、シェーレ、サフィの三匹と意識を繋げると、コボルトシャーマンとコボルトソードマンの群れと戦闘を開始した。
戦闘序盤にアルたちが離れているコボルトシャーマンたちに一斉に遠距離攻撃を放ち、コボルトシャーマンたちの数を減らそうと攻撃をする。
コボルトシャーマンたちに遠距離攻撃が当たると言う瞬間にコボルトシャーマンたちの前に魔法障壁が現れた。
「コボルトシャーマンが魔法障壁を張ったのか!攻撃が当たって倒せたのは少ないみたいだな。」
多重に魔法障壁をコボルトシャーマンが張ったせいで、魔法障壁を全て破壊することは出来たが、コボルトシャーマンたちの内、倒せたのは三匹しかいなかった。
「このまま続けていくぞ。今度は更に威力を上げろ!」
再度、アルたちは遠距離攻撃を仕掛けたが、同じようにコボルトシャーマンたちも魔法障壁を展開して守りに入る。
重なるように展開されている魔法障壁を、アルたちは破壊して行き、コボルトシャーマンたちの群れを削って行く。
「今度は一気に数が減ったな。ここからは近接戦闘だ!いくぞ!」
『行くです!』『分かりました。あるじ様。』『……倒す。』
アルたちは数が減って傷付いているコボルトシャーマンたちに向かって走り近付いて行く。
それからの戦闘も一方的にコボルトシャーマンたちを倒して行き、反撃も許さずに全てのコボルトシャーマンたちを倒し終わった。
「ふぅ、数が多いけど強さは、そこまで強くはなかったな。」
『ですが、あの魔法障壁による防御力は厄介ですよ。あそこまでの魔法障壁を張れるのなら、魔法攻撃の威力も高いと思いますから。』
「確かに魔法の攻撃は見てないからな。魔法の威力は分からないから警戒は必要だろうな……。」
『そんな物は避ければ良いのです!』
「避けられないような範囲攻撃を使うかも知れないぞ?」
『それなら防御したり迎撃すれば良いのです!』
『それは私たちなら出来ますね。今度は遠距離攻撃は使わずに倒してみてはどうですか?あるじ様。』
「無用な危険は避けたい所だけど……やってみるか。次に現れたら遠距離攻撃は使わずに倒すぞ。」
アルたちは話をしながらコボルトシャーマンとコボルトソードマンの群れの魔石やドロップアイテムを灰の山から探して行った。
「大盾か……まあ、使わなくても素材に変えられるか。」
『珍しくないのです?』
「珍しくないよ。素材としては使えるから売らずに取って置くけどね。」
収納空間に魔鉄の大盾を収納すると、アルたちは二十一階層へと向かって行った。
アルたちがたどり着いた二十一階層は、これまでのダンジョンとは違って、まるでダンジョンの外のような景色が広がっていた。
二十一階層は植物がほとんど生えていない岩山のような場所だった。
「中級ダンジョンからは、こう言った階層があることは知っていたけど、探索に時間が掛かりそうだ。」
『あるじ様、転移水晶の登録をさて置きましょう。あそこにあるようですから。』
「そうだな。先に登録をして置くか。」
シェーレが転移水晶のある場所を教えられた場所に向かい、地面から生えている転移水晶に触れてると、次からはこの場所に転移することが出来るように登録を済ませる。
そして、転移水晶に登録を済ませたアルは召喚獣たちと共に二十一階層のダンジョン探索を開始した。
事前に調べた限りだと、二十一階層から三十階層に出現するモンスターは四種類だ。
魔法を使うコボルトのコボルトシャーマンと剣を使うコボルトソードマン。頭と胴体を守るように石を身に着けるロックバードに石で作られた虎と狼を合わせたようなロックビーストの四種類が現れる。
そして、アルたちが探索を開始してから二十一階層の初遭遇はコボルトシャーマンとコボルトソードマンの混成パーティーの群れだった。
「数が多いな。全部で十八も居るぞ。ここからは全員で倒す。連携をして倒していくぞ!」
アルはユキ、シェーレ、サフィの三匹と意識を繋げると、コボルトシャーマンとコボルトソードマンの群れと戦闘を開始した。
戦闘序盤にアルたちが離れているコボルトシャーマンたちに一斉に遠距離攻撃を放ち、コボルトシャーマンたちの数を減らそうと攻撃をする。
コボルトシャーマンたちに遠距離攻撃が当たると言う瞬間にコボルトシャーマンたちの前に魔法障壁が現れた。
「コボルトシャーマンが魔法障壁を張ったのか!攻撃が当たって倒せたのは少ないみたいだな。」
多重に魔法障壁をコボルトシャーマンが張ったせいで、魔法障壁を全て破壊することは出来たが、コボルトシャーマンたちの内、倒せたのは三匹しかいなかった。
「このまま続けていくぞ。今度は更に威力を上げろ!」
再度、アルたちは遠距離攻撃を仕掛けたが、同じようにコボルトシャーマンたちも魔法障壁を展開して守りに入る。
重なるように展開されている魔法障壁を、アルたちは破壊して行き、コボルトシャーマンたちの群れを削って行く。
「今度は一気に数が減ったな。ここからは近接戦闘だ!いくぞ!」
『行くです!』『分かりました。あるじ様。』『……倒す。』
アルたちは数が減って傷付いているコボルトシャーマンたちに向かって走り近付いて行く。
それからの戦闘も一方的にコボルトシャーマンたちを倒して行き、反撃も許さずに全てのコボルトシャーマンたちを倒し終わった。
「ふぅ、数が多いけど強さは、そこまで強くはなかったな。」
『ですが、あの魔法障壁による防御力は厄介ですよ。あそこまでの魔法障壁を張れるのなら、魔法攻撃の威力も高いと思いますから。』
「確かに魔法の攻撃は見てないからな。魔法の威力は分からないから警戒は必要だろうな……。」
『そんな物は避ければ良いのです!』
「避けられないような範囲攻撃を使うかも知れないぞ?」
『それなら防御したり迎撃すれば良いのです!』
『それは私たちなら出来ますね。今度は遠距離攻撃は使わずに倒してみてはどうですか?あるじ様。』
「無用な危険は避けたい所だけど……やってみるか。次に現れたら遠距離攻撃は使わずに倒すぞ。」
アルたちは話をしながらコボルトシャーマンとコボルトソードマンの群れの魔石やドロップアイテムを灰の山から探して行った。
53
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる