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第235話
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十七階層から出現するモンスターとの戦闘も順調に進み、アルたちは二十階層のボス部屋の前までたどり着くと、今日は十七階層からダンジョン攻略を始めたこともあってか、並ばずに門を通ってボス部屋へと向かった。
「今回のボスはアイアンゴーレムだったみたいだな。」
二十階層のボスは他にもアシッドマイマイやローリングエスカルゴという見た目がカタツムリのモンスターが現れるが、今回のボスはアイアンゴーレムだった。
「纏っている魔力はレッサーキッズドラゴンと同じくらいだな。サフィ、一人でも倒せるか?」
『……問題、ない。』
「なら任せたぞ。ユキ、シェーレ。俺たちは取り巻きのゴーレムだ。数は多いけど、問題ないな!」
『無いです!』
『私もありません。』
「アイアンゴーレムたちも動き出したな。みんな、戦闘開始だ!」
『行くです!』『倒します!』『……倒す。』
向かって来るボスのアイアンゴーレムと取り巻きのゴーレム四体が、アルたちに向かって来る。
ボスを狙うのはサフィだ。
『……お前を……倒す。』
サフィは接近して来るアイアンゴーレムに水弾を一発放った。
『……転んだ……チャンス。』
放たれた水弾はアイアンゴーレムの纏う魔力を突破して、アイアンゴーレムの頭部に直撃するが、アイアンゴーレムの硬い鉄の身体を破壊することは出来なかったが、アイアンゴーレムを仰向けに転倒させることには成功した。
転倒したアイアンゴーレムが立ち上がろうとした時、そうはさせまいと、サフィは連続で同じ箇所に水弾を放ち続ける。
水弾をアイアンゴーレムの頭部な命中させ続けると、一発、二発と当て続けて行くと、発生したヒビは大きくなって行く。
『……これで……終わり。』
そして、とうとうアイアンゴーレムの頭部を破壊した。
アイアンゴーレムは頭部を失ったことで地面に転がりながらジタバタと暴れ始める。
ジタバタしているアイアンゴーレムの近くには誰も居ない為、暴れている影響は土煙りが立っているくらいだ。
『……む、当たらない。』
だが、サフィが何度か放つが、不規則に動くアイアンゴーレムに水弾は同じ箇所には命中はしなかった。
『……なら、これで……倒す。』
サフィから魔力が迸ると、細長い水龍が水魔法により作り出された。
サフィは水龍の中には入らずに操ると、ジタバタと暴れるアイアンゴーレムに巻き付いた。
暴れるアイアンゴーレムとサフィの水龍との攻防は、サフィの水龍が勝ち、水龍はミシミシと音を立てるアイアンゴーレムをそのまま破壊していく。
アイアンゴーレムの手足の関節を破壊して暴れられないようにすると、サフィは水龍をアイアンゴーレムの頭上に移動させて大きな水の塊に変えた。
そして、水の塊は少しずつゆっくりと圧縮されて大きさが小さく変わっていく。
『……これで……おしまい。』
バスケットボールより大きなサイズに変わった水の塊は、アイアンゴーレムの胴体に放たれた。
圧縮に時間を掛けた水弾の威力は高く、アイアンゴーレムの胴体は破壊されて灰の山に変わって行った。
『……倒した……でも、魔力……多く、使っちゃった。』
「おつかれ、サフィ。」
『……少し、疲れた……魔力の魔法薬、ちょうだい。』
「分かった。」
魔法の空間から魔力を回復させる魔法薬を取り出すと、サフィは器用に瓶の魔法薬を取り出して飲み干した。
『……回復、した。』
「ユキとシェーレもいるか?」
『ゴーレムを倒したくらいでいらないのです!』
『私もそこまで消耗はしていません。あるじ様、大丈夫ですよ。』
「そっか。なら、宝箱を開けて次の階層に向かおう。」
二十階層ボスのアイアンゴーレムと取り巻きのゴーレムから魔石とドロップアイテムを回収したアルたちは、ボス部屋の中央に出現した宝箱の元に向かった。
「今回のボスはアイアンゴーレムだったみたいだな。」
二十階層のボスは他にもアシッドマイマイやローリングエスカルゴという見た目がカタツムリのモンスターが現れるが、今回のボスはアイアンゴーレムだった。
「纏っている魔力はレッサーキッズドラゴンと同じくらいだな。サフィ、一人でも倒せるか?」
『……問題、ない。』
「なら任せたぞ。ユキ、シェーレ。俺たちは取り巻きのゴーレムだ。数は多いけど、問題ないな!」
『無いです!』
『私もありません。』
「アイアンゴーレムたちも動き出したな。みんな、戦闘開始だ!」
『行くです!』『倒します!』『……倒す。』
向かって来るボスのアイアンゴーレムと取り巻きのゴーレム四体が、アルたちに向かって来る。
ボスを狙うのはサフィだ。
『……お前を……倒す。』
サフィは接近して来るアイアンゴーレムに水弾を一発放った。
『……転んだ……チャンス。』
放たれた水弾はアイアンゴーレムの纏う魔力を突破して、アイアンゴーレムの頭部に直撃するが、アイアンゴーレムの硬い鉄の身体を破壊することは出来なかったが、アイアンゴーレムを仰向けに転倒させることには成功した。
転倒したアイアンゴーレムが立ち上がろうとした時、そうはさせまいと、サフィは連続で同じ箇所に水弾を放ち続ける。
水弾をアイアンゴーレムの頭部な命中させ続けると、一発、二発と当て続けて行くと、発生したヒビは大きくなって行く。
『……これで……終わり。』
そして、とうとうアイアンゴーレムの頭部を破壊した。
アイアンゴーレムは頭部を失ったことで地面に転がりながらジタバタと暴れ始める。
ジタバタしているアイアンゴーレムの近くには誰も居ない為、暴れている影響は土煙りが立っているくらいだ。
『……む、当たらない。』
だが、サフィが何度か放つが、不規則に動くアイアンゴーレムに水弾は同じ箇所には命中はしなかった。
『……なら、これで……倒す。』
サフィから魔力が迸ると、細長い水龍が水魔法により作り出された。
サフィは水龍の中には入らずに操ると、ジタバタと暴れるアイアンゴーレムに巻き付いた。
暴れるアイアンゴーレムとサフィの水龍との攻防は、サフィの水龍が勝ち、水龍はミシミシと音を立てるアイアンゴーレムをそのまま破壊していく。
アイアンゴーレムの手足の関節を破壊して暴れられないようにすると、サフィは水龍をアイアンゴーレムの頭上に移動させて大きな水の塊に変えた。
そして、水の塊は少しずつゆっくりと圧縮されて大きさが小さく変わっていく。
『……これで……おしまい。』
バスケットボールより大きなサイズに変わった水の塊は、アイアンゴーレムの胴体に放たれた。
圧縮に時間を掛けた水弾の威力は高く、アイアンゴーレムの胴体は破壊されて灰の山に変わって行った。
『……倒した……でも、魔力……多く、使っちゃった。』
「おつかれ、サフィ。」
『……少し、疲れた……魔力の魔法薬、ちょうだい。』
「分かった。」
魔法の空間から魔力を回復させる魔法薬を取り出すと、サフィは器用に瓶の魔法薬を取り出して飲み干した。
『……回復、した。』
「ユキとシェーレもいるか?」
『ゴーレムを倒したくらいでいらないのです!』
『私もそこまで消耗はしていません。あるじ様、大丈夫ですよ。』
「そっか。なら、宝箱を開けて次の階層に向かおう。」
二十階層ボスのアイアンゴーレムと取り巻きのゴーレムから魔石とドロップアイテムを回収したアルたちは、ボス部屋の中央に出現した宝箱の元に向かった。
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