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第234話
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それから取り巻きの岩トカゲを倒したことで出現した宝箱の前にアルたちは移動した。
『早く開けるのです!』
「急かすなって。サフィ、開けて良いぞ。」
『……うん。』
器用にサフィは宝箱の蓋を開けると、宝箱の中には一本の短剣が入っていた。
『短剣です?』
「そうみたいだな。鑑定してみるから触るなよ。」
宝箱の短剣に向かって鑑定魔法を発動して鑑定してみた。すると、この短剣は取り寄せの短剣と言うようだ。
取り寄せの短剣は魔力を込めて投擲すると、取り寄せの短剣が何かに刺さるか、手元に戻すと意識すれば、手の中に取り寄せの短剣が転移してくると言う特殊な武器だった。
取り寄せの短剣の説明をユキたちに説明すると、シェーレ以外はよく分かっていないような返答が返って来た。
そして、ボス部屋から次の階層に向かったアルたちは、それからも進んで行って十七階層にたどり着くと、そこで結界を張って一夜を探すことになった。
「十六階層の時に帰ればよかったかな?」
『私は気にしないです!』
『……ぼく……どこでも、寝れるよ。』
『私も気にしませんけど、あるじ様は寝にくいのではないですか?』
「あのふかふかのベットと比べるとな。まあ、でもユキたちが気にしないなら、いいか。夕食の準備をして食べよう。」
それからアルたちは、十七階層の入り口の広間で一夜を明かして、朝食後に十七階層の探索を再開した。
十七階層からはまた新しいモンスターが現れる。それは酸なめくじ、ゴーレムという二種類のモンスターだ。
探索を始めて初遭遇したのが酸吐きなめくじだった。
「ユキ、手伝ったりするか?」
『私だけで大丈夫なのです!行くのです!』
ユキはそう言うと、酸吐きなめくじの群れに向かって行く。
遭遇した十四匹も居る、酸吐きなめくじは迫り来るユキに向かって一斉に酸を球状にして吐き出した。
幾つもの酸球がユキに飛ぶが、ユキは酸球を掻い潜って酸吐きなめくじたちに接近すると、ユキは跳び回り酸吐きなめくじを蹴り始めた。
蹴られた酸吐きなめくじは、壁や同じ酸吐きなめくじに叩き付けられると、そのまま酸吐きなめくじは死んでいく。
「これはユキが強いのか、酸吐きなめくじが弱いのか?分からないな。」
『ユキ先輩が強くて、酸吐きなめくじが弱いだけですよ。あるじ様。』
「そうなるか。俺たちでも一撃で、まだ倒せるもんな。」
それから間も無く、ユキは酸吐きなめくじの群れを倒し終わると、灰の山から魔石とドロップアイテムを回収して先に進む。
酸吐きなめくじを倒してから少し進み、アルたちはゴーレムと遭遇した。
ゴーレムはゴツゴツした岩が人型になったモンスター、それがゴーレムだ。
ゴーレムは三メートルもあるほど大きいモンスターで魔力を纏って、アルたちに向かって来る。
「一体だけなら楽勝だろう。シェーレ、行けるな。」
『はい、あるじ様!』
シェーレがゴーレムに向かいながら、分厚いハサミをゴーレムに向けて、ハサミを閉じて衝撃波を放った。
衝撃波はゴーレムに直撃するが、ゴーレムの全身にひび割れを起こさせるだけで済んだ。
だが、ゴーレムは歩きシェーレに向かって行く度に、ボロボロと身体から砕けた石が落ちていく。
『威力はもう少し上げた方が良いみたいですね。なら、次は闘気の量を増やしましょう。今回はこれで終わりにします。』
もう一度、先ほどのハサミを開いてゴーレムに向けると、ハサミを閉じて衝撃波をボロボロになっているゴーレムに放った。
今回の一撃でゴーレムは完全に破壊されて、灰の山に変わって行った。
『終わりましたよ!あるじ様!』
「シェーレ!良くやったぞ!」
離れているシェーレに聞こえるように褒めると、灰の山から魔石とドロップアイテムを探しているシェーレの元に向かう。
そして、シェーレから魔石と魔像の心臓を受け取るとアルたちは先を進んで行った。
『早く開けるのです!』
「急かすなって。サフィ、開けて良いぞ。」
『……うん。』
器用にサフィは宝箱の蓋を開けると、宝箱の中には一本の短剣が入っていた。
『短剣です?』
「そうみたいだな。鑑定してみるから触るなよ。」
宝箱の短剣に向かって鑑定魔法を発動して鑑定してみた。すると、この短剣は取り寄せの短剣と言うようだ。
取り寄せの短剣は魔力を込めて投擲すると、取り寄せの短剣が何かに刺さるか、手元に戻すと意識すれば、手の中に取り寄せの短剣が転移してくると言う特殊な武器だった。
取り寄せの短剣の説明をユキたちに説明すると、シェーレ以外はよく分かっていないような返答が返って来た。
そして、ボス部屋から次の階層に向かったアルたちは、それからも進んで行って十七階層にたどり着くと、そこで結界を張って一夜を探すことになった。
「十六階層の時に帰ればよかったかな?」
『私は気にしないです!』
『……ぼく……どこでも、寝れるよ。』
『私も気にしませんけど、あるじ様は寝にくいのではないですか?』
「あのふかふかのベットと比べるとな。まあ、でもユキたちが気にしないなら、いいか。夕食の準備をして食べよう。」
それからアルたちは、十七階層の入り口の広間で一夜を明かして、朝食後に十七階層の探索を再開した。
十七階層からはまた新しいモンスターが現れる。それは酸なめくじ、ゴーレムという二種類のモンスターだ。
探索を始めて初遭遇したのが酸吐きなめくじだった。
「ユキ、手伝ったりするか?」
『私だけで大丈夫なのです!行くのです!』
ユキはそう言うと、酸吐きなめくじの群れに向かって行く。
遭遇した十四匹も居る、酸吐きなめくじは迫り来るユキに向かって一斉に酸を球状にして吐き出した。
幾つもの酸球がユキに飛ぶが、ユキは酸球を掻い潜って酸吐きなめくじたちに接近すると、ユキは跳び回り酸吐きなめくじを蹴り始めた。
蹴られた酸吐きなめくじは、壁や同じ酸吐きなめくじに叩き付けられると、そのまま酸吐きなめくじは死んでいく。
「これはユキが強いのか、酸吐きなめくじが弱いのか?分からないな。」
『ユキ先輩が強くて、酸吐きなめくじが弱いだけですよ。あるじ様。』
「そうなるか。俺たちでも一撃で、まだ倒せるもんな。」
それから間も無く、ユキは酸吐きなめくじの群れを倒し終わると、灰の山から魔石とドロップアイテムを回収して先に進む。
酸吐きなめくじを倒してから少し進み、アルたちはゴーレムと遭遇した。
ゴーレムはゴツゴツした岩が人型になったモンスター、それがゴーレムだ。
ゴーレムは三メートルもあるほど大きいモンスターで魔力を纏って、アルたちに向かって来る。
「一体だけなら楽勝だろう。シェーレ、行けるな。」
『はい、あるじ様!』
シェーレがゴーレムに向かいながら、分厚いハサミをゴーレムに向けて、ハサミを閉じて衝撃波を放った。
衝撃波はゴーレムに直撃するが、ゴーレムの全身にひび割れを起こさせるだけで済んだ。
だが、ゴーレムは歩きシェーレに向かって行く度に、ボロボロと身体から砕けた石が落ちていく。
『威力はもう少し上げた方が良いみたいですね。なら、次は闘気の量を増やしましょう。今回はこれで終わりにします。』
もう一度、先ほどのハサミを開いてゴーレムに向けると、ハサミを閉じて衝撃波をボロボロになっているゴーレムに放った。
今回の一撃でゴーレムは完全に破壊されて、灰の山に変わって行った。
『終わりましたよ!あるじ様!』
「シェーレ!良くやったぞ!」
離れているシェーレに聞こえるように褒めると、灰の山から魔石とドロップアイテムを探しているシェーレの元に向かう。
そして、シェーレから魔石と魔像の心臓を受け取るとアルたちは先を進んで行った。
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