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第248話
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関節を破壊された守護ナイトゴーレムは関節から先の腕と石の大盾を地面に落とすが、すぐに地面に着地したアルを狙って攻撃をして来る。
迫り来る石の大剣に、地面に着地したばかりのアルは躱すことが出来なかった。
だが、そこにシェーレの衝撃波とサフィの作り出した大型の水龍が守護ナイトゴーレムを襲う。
シェーレの分厚いハサミから繰り出された衝撃波で守護ナイトゴーレムは体勢を崩し、そこにサフィの水龍が襲うことで守護ナイトゴーレムの攻撃を妨害する。
シェーレとサフィの攻撃のお陰でアルを狙って突き出されていた石の大剣は、突きの方向が変わってしまい、アルには当たらずに遺跡の石畳を削って行った。
(シェーレ、サフィ。助かった!)
『気にしないでください。』
『……今が、チャンス。』
石の大剣を持つ腕を伸ばして身体が前に倒れている守護ナイトゴーレム。今の守護ナイトゴーレムの上半身は地面に近い位置にある。その為、先ほどよりも簡単に直接攻撃を当てやすい状況になっている。
『私の攻撃を食らうのです!旋風角ドリル!!!』
そんな状況でユキが走り寄り守護ナイトゴーレムの背中に飛び乗って駆け上がっていく。
そして、ユキは守護ナイトゴーレムの頭部まで駆け上がると、首の位置にある兜と鎧の隙間にある守護ナイトゴーレムの本体に角を突き立てる。
闘気と風魔法の付与で強化された角ドリルの一撃が、守護ナイトゴーレムの身体を削り取り、少しずつ身体に穴が空いていく。
ユキが攻撃をしている間に、アルも伸びている守護ナイトゴーレムのもう一つの腕の肘の関節に向かって駆け寄り、跳び上がると浸透衝撃のグローブに魔力を注ぎ、関節に当たる瞬間に闘気を拳に集めて、守護ナイトゴーレムの肘の関節に拳を当てる。
アルの一撃によって守護ナイトゴーレムの腕は両腕ともに関節を破壊されて前腕を欠損した。
これにより守護ナイトゴーレムの攻撃手段のほとんどを奪えたことに、アルは安心してしまう。その安心がダメだった。
両腕を失った守護ナイトゴーレムが突如立ち上がり、石の鎧をパージする。すると、石の鎧がパージされて無くなると、守護ナイトゴーレムの本体が現れる。
因みに本体は筋骨隆々の男の石像だ。
そして、パージされた鎧の内側の胸部には一抱えするくらい大きな丸い水晶球が埋め込まれており、その水晶球に魔力が急速に溜まって行くのを感じ取れた。
守護ナイトゴーレムの全身に模様が現れ、その模様に水晶球に溜まって行った魔力が流れ出して行った。
「オォオオオオオ!!!!!!!」
模様の付いた守護ナイトゴーレムが叫び声のような音を鳴らすと、今までよりも軽やかな動きをすると、素早い動きでアルに蹴りを繰り出した。
(なっ!…………ッ!!!)
あまりの動きの速さに、アルは油断していたこともあり、蹴りを躱すことが出来なかった。
それでも咄嗟に纏う闘気を硬化させて、更に思考加速を行ない発動した水魔法の魔法装甲を纏う。
『あるじ様!!』
『……守る!』
サフィはアルが守護ナイトゴーレムから攻撃を受ける瞬間に水龍を水の球体に変えてアルを包み込む。
そして、とうとう守護ナイトゴーレムのサッカーボールを蹴るような一撃はアルに直撃した。
サフィの水の球体で衝撃を緩和したが、それでも蹴りの威力は強く、アルに蹴りが当たると、周囲にある崩壊した遺跡の一部に向かって蹴り飛ばされてしまう。
「うぐぅ……ッ!」
サフィの守りと咄嗟に使えた魔法と闘気の防御のお陰で即死することはなかったが、身体のあちらこちらの骨がヒビや折れていたりしている。
『アル!大丈夫なのです!!!』
『あるじ様!返事をしてください!』
『……怪我は……大丈夫、なの?』
身体の怪我や傷を魔法を使い調べていると、ユキたちから念話が届いた。
(俺は大丈夫だ!でも、すぐには戦えそうにないから、あとは任せても大丈夫か?)
そう、アルが意識に繋げて言うと、その後すぐにユキたちは各々が守護ナイトゴーレムは自分が倒すと念話で伝えて来た。
迫り来る石の大剣に、地面に着地したばかりのアルは躱すことが出来なかった。
だが、そこにシェーレの衝撃波とサフィの作り出した大型の水龍が守護ナイトゴーレムを襲う。
シェーレの分厚いハサミから繰り出された衝撃波で守護ナイトゴーレムは体勢を崩し、そこにサフィの水龍が襲うことで守護ナイトゴーレムの攻撃を妨害する。
シェーレとサフィの攻撃のお陰でアルを狙って突き出されていた石の大剣は、突きの方向が変わってしまい、アルには当たらずに遺跡の石畳を削って行った。
(シェーレ、サフィ。助かった!)
『気にしないでください。』
『……今が、チャンス。』
石の大剣を持つ腕を伸ばして身体が前に倒れている守護ナイトゴーレム。今の守護ナイトゴーレムの上半身は地面に近い位置にある。その為、先ほどよりも簡単に直接攻撃を当てやすい状況になっている。
『私の攻撃を食らうのです!旋風角ドリル!!!』
そんな状況でユキが走り寄り守護ナイトゴーレムの背中に飛び乗って駆け上がっていく。
そして、ユキは守護ナイトゴーレムの頭部まで駆け上がると、首の位置にある兜と鎧の隙間にある守護ナイトゴーレムの本体に角を突き立てる。
闘気と風魔法の付与で強化された角ドリルの一撃が、守護ナイトゴーレムの身体を削り取り、少しずつ身体に穴が空いていく。
ユキが攻撃をしている間に、アルも伸びている守護ナイトゴーレムのもう一つの腕の肘の関節に向かって駆け寄り、跳び上がると浸透衝撃のグローブに魔力を注ぎ、関節に当たる瞬間に闘気を拳に集めて、守護ナイトゴーレムの肘の関節に拳を当てる。
アルの一撃によって守護ナイトゴーレムの腕は両腕ともに関節を破壊されて前腕を欠損した。
これにより守護ナイトゴーレムの攻撃手段のほとんどを奪えたことに、アルは安心してしまう。その安心がダメだった。
両腕を失った守護ナイトゴーレムが突如立ち上がり、石の鎧をパージする。すると、石の鎧がパージされて無くなると、守護ナイトゴーレムの本体が現れる。
因みに本体は筋骨隆々の男の石像だ。
そして、パージされた鎧の内側の胸部には一抱えするくらい大きな丸い水晶球が埋め込まれており、その水晶球に魔力が急速に溜まって行くのを感じ取れた。
守護ナイトゴーレムの全身に模様が現れ、その模様に水晶球に溜まって行った魔力が流れ出して行った。
「オォオオオオオ!!!!!!!」
模様の付いた守護ナイトゴーレムが叫び声のような音を鳴らすと、今までよりも軽やかな動きをすると、素早い動きでアルに蹴りを繰り出した。
(なっ!…………ッ!!!)
あまりの動きの速さに、アルは油断していたこともあり、蹴りを躱すことが出来なかった。
それでも咄嗟に纏う闘気を硬化させて、更に思考加速を行ない発動した水魔法の魔法装甲を纏う。
『あるじ様!!』
『……守る!』
サフィはアルが守護ナイトゴーレムから攻撃を受ける瞬間に水龍を水の球体に変えてアルを包み込む。
そして、とうとう守護ナイトゴーレムのサッカーボールを蹴るような一撃はアルに直撃した。
サフィの水の球体で衝撃を緩和したが、それでも蹴りの威力は強く、アルに蹴りが当たると、周囲にある崩壊した遺跡の一部に向かって蹴り飛ばされてしまう。
「うぐぅ……ッ!」
サフィの守りと咄嗟に使えた魔法と闘気の防御のお陰で即死することはなかったが、身体のあちらこちらの骨がヒビや折れていたりしている。
『アル!大丈夫なのです!!!』
『あるじ様!返事をしてください!』
『……怪我は……大丈夫、なの?』
身体の怪我や傷を魔法を使い調べていると、ユキたちから念話が届いた。
(俺は大丈夫だ!でも、すぐには戦えそうにないから、あとは任せても大丈夫か?)
そう、アルが意識に繋げて言うと、その後すぐにユキたちは各々が守護ナイトゴーレムは自分が倒すと念話で伝えて来た。
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